「ザ・ビースト」(2019年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ニコラス・パウエル監督によるアメリカのアクション映画。出演はニコラス・ケイジ/ファムケ・ヤンセン、ケビン・デュランド、マイケル・インペリオリ。

 

 

<あらすじ>

 

フランクは、凄腕の猛獣ハンター。ブラジルのジャングルで稀少な“ホワイト・ジャガー”の捕獲に成功したフランクは、貨物船ミマー号でプエルトリコに向け出港する。

 

ミマー号船倉の独房には、アメリカ情報部が逮捕したテロリストのラフラーも収監されていた。ラフラーは元米特殊部隊の暗殺者で、究極の戦闘スキルを持つ異常殺人鬼だ。ミマー号がカリブ海を航行中、ラフラーが監視員を殺害して逃亡。ホワイト・ジャガーやアナコンダの檻も破壊され、船内は恐怖の猟場と化した。

 

護送部隊の兵士たちは次々とラフラーに倒され、あるいはジャガーに襲われて殺されてゆく。神出鬼没の殺し屋と、獰猛な野獣に支配されたミマー号。フランクは2匹の“獣”を倒すため、女医のエレンと共に危険な戦いを挑むフランク。

 

フランクは吹き矢を使い、動物たちを仕留めては檻に入れていく。だがラフラーは海図を片手にどこかへ逃げようと機関室に乗り込んでしまう。しかもフリード検事の行動もおかしい。政府の要人である彼は、なぜかラフラーが有利になることばかりするのだ。実はラフラーは、NSAの依頼で麻薬カルテル撲滅のために動いていたのだ。NSAは彼の情報を欲しがっていた。

 

だが、フリード検事もまたラフラーに殺されてしまった。見境がない彼を何とか吹き矢で仕留めたフランクは、エレンとともにホワイトタイガー保護のために働くことになった。

 

<雑感>

 

狭い船内で暑苦しい男たちが動物たちと格闘するストレスの溜まる内容。そこそこの予算でニコラス・ケイジを使い、そこそこの作品にまとめてある印象。だが取り立てて面白いところがない。笑えないし、サスペンスも弱い。

 

動物に襲われるシーンがとにかく弱い。ラフラーは不気味に描けていただけにもったいなかったな。

 

☆3.0。これなら劇場で見てもギリ許せるくらいの作品。