「ロバと王女」(1970年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジャック・ドゥミ監督によるフランスのミュージカル映画。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、ジャック・ペラン。

 



<あらすじ>

遠い昔、銀色の城に王様と美しい王妃、素敵な王女がいた。ある冬の日、王妃は「再婚するならば自分よりも美しい女性を選ぶように」と残して亡くなった。世継ぎを望む王は、実の娘である王女に求婚する。困った王女は、王にさまざまな難問を出す。

それでも王がめげないことから王女は妖精にもらった杖や月や太陽のドレスと宝石を持って隣の国の田舎の下女になった。すると今度は隣国の王子に一目惚れされてしまった。恋の病に犯された王子は、食事に入っていた指輪がぴったり合う女性と結婚すると宣言した。だがこの指輪は、王女が入れたものだった。

王女は隣国の王子と結婚した。そこに父王もやってきた。彼は、妖精と結婚していた。

<雑感>

この作品は確か2回目の視聴なのだが、実はあまり好きではない。というのも、寓話的な世界で、セットも衣装も寓話風のものになっているのに、ヘリが出てきたり、いろいろぶち壊しのシーンが多々あるからだ。ジャック・ドゥミ監督がどういう意図をもってこんな演出をやったのか理解できない。

☆3.0。オレは世界観が統一されているものが好きだ。「蒲田行進曲」のラストシーンも嫌いなタイプだ。