「サマータイムレンダ」(2022年春作品)第19話 感想 | 深層昭和帯

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原作:田中靖規、監督:渡辺歩、シリーズ構成:瀬古浩司、制作:OLM TEAM KOJIMA。



#19 メイドインブラック

潮を失った慎平たち。絶望的状況のなか、雁切とハイネが新たな動きを見せる。慎平からの連絡により潮の死を知った澪とひづるは慎平が指定する合流地点へとそれぞれ向う。窓とともに“慎平”の元へ向かった澪を待ち構えていたのは雁切だった。一方、ひづるが向かった先には“慎平”が待っていた。

ハイネは慎平をすでにコピーしており、それをこの機に使ってきたのだ。雁切は手を汚していないもう一人の雁切。ひづるを後ろから攻撃してきたのは潮を殺した雁切だった。しかしひづるの中の竜之介は危機を察して雁切の攻撃を躱し、彼の頭を砕いた。それでも「影」たちの鎧をまとった雁切ことシデはすぐに再生してしまう。

そこでひづるは髪をほどいて自分が表に出た。シデは「影」の鎧をまとっているが、中は人間である雁切。彼は殺せるのだ。ひづるは竜之介に作戦を授けた。

そのころ本物の慎平は、子供たちをレストラン・コフネに避難させ、そこで動けなくなっていた澪の「影」を助け、二手に分かれてしまった仲間たちの救出するにはどうしたらいいか頭を巡らせていた。

<雑感>

慎平の「影」になると、慎平の俯瞰する能力を使え、なおかつ身体能力は飛躍的に高まる。さらにコピー能力も使える。厄介極まりない。時間ももうなくなってしまっていて、ここで決着をつけないと勝ち目はない。だが同じ能力が慎平にもある以上、チームを二手に別れさせたことは察しているはず。

時間が戻ったときに、ハイネは慎平を殺せなかった。それは慎平のポケットの中に潮のペンダントがあったからだ。潮は元々慎平とは違ったループをしているので、彼女は単独でループする可能性が残っているということなのか。それか、ハイネと接触するとハイネの力を使って元に戻るとか。そういうことがあるのかもしれない。ただ設定はちゃんと把握していない。