「機甲猟兵メロウリンク」(1988年作品)第2~4話 感想 | 深層昭和帯

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「装甲騎兵ボトムズ」の外伝「機甲猟兵メロウリンク」を視聴。



第2話・コロシアム

あらすじ

町へやってきたメロウリンクはロボットの賭けバトルをやっている男の中に復讐相手を見つけ、合法的に復讐するために彼の乗るATに生身で挑むという試合を組んだ。銀狐ことフォックス中尉はメロウリンク伍長たちを貶めた一味。倍率135対1.5の戦いが始まった。生身のメロウリンクは対AT用地雷などを駆使してフォックスを追い詰める。しかしフォックスは彼を捕まえ握りつぶそうとした。それを携帯ジャッキで防いだ彼はコクピットにパイルバンカーを撃ち込んでフォックスを殺した。

感想

メロウリンクがいた部隊は何らかの陰謀に巻き込まれて全滅したようだ。メロウリンクが唯一の生き残りで、彼らを死に追いやった連中に復讐している。機甲猟兵はATハンターみたいなものか。フォックスの愛機は銀色のスコープドッグでアームシールドが追加装備されていた。パイルバンカーは対AT用ライフルの中身らしい。どうやって取り出したのか描写なし。

第3話・ジャングル

あらすじ

クメン地方に偽名で隠れ潜んでいたスヌーク少佐は広大な荘園からの利益で優雅な生活を送っていた。元プランバンドール機甲大隊であった彼をついにメロウリンクは見つけた。しかしスヌークの敵は彼ばかりではなかった。彼は地元のゲリラに狙われていたのだ。スヌークはゲリラと戦うのを趣味にしておりそれを狩りと称していた。メロウリンクに挑発され激怒していつもの沼地へ彼を追いこんだスヌークだったが、それを逆利用されてパイルバンカーを撃ち込まれて死亡した。

感想

対AT用ライフルといっても装甲を貫通するわけではないようで、ゼロ距離からパイルバンカーを撃ち込むのが機甲猟兵のATの倒し方のようだ。スタンディングトータスがたくさん出てきて嬉しくなる。ボトムズに登場する機体はどれも傑作だわね。クメン地方って出てきたときはボトムズを思い出した。プランバンドール機甲大隊というのが何かやらかした部隊だそうだ。

第4話・リーニングタワー

あらすじ

メロウリンクは何者かに命を狙われ朽ちた軍の輸送艦の中に追い込まれた。姿なき敵は艦内に様々なトラップを仕掛けていた。艦内にはザキ基地司令官ドックマンとカードに興じていた男がいた。彼は暗殺者の名をゴルフィだと言った。ゴルフィはメロウリンクにゲリラ戦を教えた教官だった。彼らは足場の悪い斜めに傾いた艦内で死闘を繰り広げ、最後はメロウリンクがパイルバンカーを撃ち込んでゴルフィを仕留めた。

感想

斜めに傾いた輸送艦の中で戦うという発想が面白い。今回のゴルフィはATに搭乗しないが、輸送機の中にはスコープドッグが大量に積載されており、余ってるならくれよとつい考えてしまう自分が情けない。スコープドッグでウィイイイイイイインって走りたい。


面白いし、ボトムズと世界が一緒というのがなんというかなぁ、懐かしい気持ちになる。クメン地方って言葉だけで反応してしまう自分が情けない。1話からずっと出演している軍服の男がこの作品のナレーションをやっていて彼の視点で物語は進んでいるのに、正体不明。

ゴルフィによれば死神らしい。