「青いブリンク」(1989年作品)第11話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:手塚治虫、監督:原征太郎、シリーズ構成:柳川茂、制作:手塚プロダクション。



第11話 三原色の町・テラス

カケルたちは、突然現れた機械仕掛けの九官鳥に導かれ、テラスの町に到着した。そこには、赤、青、黄色の3つの太陽が浮かび、町の人々はとても親切でいい人ばかり。太陽を作ったのはDr.ガリイという人物であった。太陽の光が弱いことに不満を持っていた町民を救ったのが彼だった。

ところが、人々が急に疑い深くなったり乱暴になったりし始めた。原因はこの街にある3つの太陽だった。Dr.ガリイは、町民を救うように見せて、人工太陽で彼らを操っていたのだった。

カケルは町民を洞窟におびき寄せた。太陽の光が届かない洞窟では町民は元に戻った。Dr.ガリイは自分の砲撃で人工太陽を破壊してしまい、頭がおかしくなって部下に離反された。オートバイに乗った部下たちはカケルの父を連れ去った。Dr.ガリイの戦車は、崖下に転落して爆発した。

<雑感>

バスに乗って旅を続けながら父親の後を追うロードムービー的な展開と、手描きアニメの魅力というものはある。それで十分かもしれない。でも、もう少し凝った展開があっても良かった気がする。やはり子供向けの作品なので話が単純になっているのか。

「ニルスの不思議な旅」の魅力には遥かに及ばないのが残念。