デイビッド・グリフィス監督によるイギリスのサスペンス映画。出演はジョン・C・ギルモア、オールトン・ミルン、ナタリー・クラーク。
<あらすじ>
ギャンブル依存症のマーク・カーのところに銀行強盗団が仕事の話を持ち掛けた。朝8時に金庫が拓く前に自分たちを招き入れろというのだ。犯人グループの中のひとりキャルは、マークのせいで落ちこぼれたことを思い出した。マークの偏見によって刑務所に入ったことがあるのだ。
ふたりは反発し合いながら仕事をした。貸金庫には3万ポンド相当の宝石が入っていた。だが肝心の金庫の中にある宝石はガラクタばかりだった。そうしている間に異常を察知した行員が通号して警察がやってきた。警備員を殺していたためにすぐさま追手が掛かり、彼らは地下道を通って逃げた。
出口は閉まっており、キャルは警官に撃たれて死んだ。マークは犯人に恫喝されたものとして保護されたが、行員たちの視線は冷たかった。
<雑感>
最初から悪と決めつけられる偏見を映画いた作品で、マークの偏見によって人生を狂わせたと思い込むキャルの立場に最後はマークが陥る。マークはその前に散々恥ずかしいところを知られており、ラストの伏線になっている。
☆2.0。テーマはわかるがハッキリせずにドラマも起伏が少ない。さすがにこのアイデアで90分以上はきつい。