「ダスト・ウォーカー」(2019年作品)感想 | 深層昭和帯

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サンドラ・スキベラス監督によるオーストラリアのSFサスペンス映画。出演はジョリーン・アンダーソン、ステフ・ドーソン、タリーナ・ナビード。

 



<あらすじ>

宇宙からオーストラリアに謎のウイルスが舞い降り、生物に胞子を吸い込ませ、弾けることで次々に拡散していく。何が起こっているのかもわからないまま人々はゾンビ化していき、謎のクリーチャーと化していった。クリーチャーはさらに人を刺すことで仲間を増やしていく。

最終的に感染者はすべて焼き払われて終わる。クリーチャーに。

<雑感>

人間がクリーチャーを倒すわけじゃなくて、人間が集めた感染者をクリーチャーが焼き払う。友達なのかと。まるっきり意味不明な作品だった。

ところがこれがそこそこサスペンス演出がしっかりしていて、正体不明の減少が起こっていることはわかるが、何が起きているのかわからないまま右往左往する人間を姿を描いた点では、かなりちゃんとした映画なのだ。オチは、クリーチャーの研究がしたい、あなたがここに残るなら私も残るわと肩を寄せ合うカップルのアップで終わる。

いや、あのクリーチャーを信用しすぎているだろうと。ウルトラマン扱いかよと。

☆3.2。サスペンス映画としてちゃんと演出すればそれなりに面白くなることを示した形だが、結局何もわからないまま終わるので消化不良になる。