「トリプルX」(2002年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ロブ・コーエン監督によるアメリカのアクション映画。出演はヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、マートン・チョーカシュ。

 



<あらすじ>

xXxの刺青を入れたザンダー・ケイジは、上院議員をからかった後のパーティー中に襲撃され、いくつかの試験を受けさせられた後でNSAのエージェントとして働かされることになってしまった。

ザンダーの任務はアナーキー99のボス・ヨーギとの接触だった。信頼を得ながら組織の内部に潜入するも、不慣れな彼は自分で正体をばらしてしまって勝手に窮地に陥った。しかも敵のボスの愛人イレーナを好きになって、NSAを解雇されてからアジトに潜入してしまう。

アナーキー99は、最新鋭の潜水艦と毒ガス兵器を完成させていた。これで世界各国の都市を破壊する作戦だった。救出しようとしていたイレーナは、彼らの作戦を阻止するためにロシアから送り込まれたスパイだった。イレーナは自身のアメリカへの亡命を条件にザンダーと手を組んだ。

チェコ警察の手助けも受けながら敵基地を破壊していくザンダー。しかし潜水艦は発進してしまった。スポーツカーで潜水艦の先回りをしたザンダーは、単身乗り込んで毒ガス兵器を爆破、潜水艦を川の底に沈めた。

ザンダーとイレーナがバカンスを楽しんでいるところに、NSAからの採用が知らされた。

<雑感>

00年代ッぽいイキりアメリカ人の映画。最悪なくらいイキり散らかしていたよな。この映画の主人公はさらにハゲ散らかしているし。

そんなに予算を掛けているわけじゃないのにアクションに見応えがあって、映画としては悪くないし、こういうイキりアメリカ人に憧れていた時代なのだろうからいいけども、それにしてもバカみたいに偉そうにしている。オレは当時から嫌いだったが、そろそろ時代に合わなくなっているかな。

☆3.8。毒ガスが水中では無害で、空気に触れると猛毒化するという設定はあまりにご都合主義だが、ハゲがイキっていれば客が入った時代なのだから気にしてもしょうがないかな。