この新月期は、近畿地方は2~3日に1日は快晴という感じで、天気に恵まれ、撮影を堪能しています。ただし低空は薄い雲(黄砂?)が漂っていて標高が高い方がいいかも。
先日のブログSh2-1が先達にご評価いただいたので、図に乗ってさそり座ばかり撮影してきました。今回はポタ赤を持参したので改造ミラーレス+135mm+ポタ赤(ノータッチガイド)+レリーズタイマーというシンプルなスタイルで、何も考えず一晩ひたすら露出を続ける方法で撮影してみました。なめらかな画像が得られるとついつい処理しすぎてしまい、分子雲の目立つ硬調のカラフルタウンになってしまいました。
さそり座は今まで南部に魅かれていましたが、北部も美しい部分が多いことを再確認。やはりいて座とともに夏の千両役者ですね。撮影中は久しぶりの濃い天の川を双眼鏡で眺め、うっとりしていました。
【派手目のさそり座頭部(カラフルタウン)】
カラフルタウンとそこからたなびく濃厚な分子雲、さらに青い馬星雲(上部)や先日の赤い散光+反射星雲Sh2-1、Sh2-7(右側)も全部乗せ、一網打尽に写っています。
日時: 2025/4/29 22:55~03:49 141FRx120S(総露出4時間42分)
レンズ: SIGMA 135mmF1.8 DG HSM (F2.8)
カメラ: NIKON Z6(HK-IR)ISO1600
赤道儀: VIXENポラリエU(ノータッチガイド)
フィルター:なし
画像処理: PIXINSIGHT(HDR-MT使用)
撮影地: 奈良県五條市(大塔)
※オーストラリア遠征時にも感じましたが、ポラリエUは極軸望遠鏡も優秀で追尾精度本当に高いです。今回おそらく重い135mmで2Kgくらい載せていますが2分露光は余裕です。