一昨日最大の目的はさそり座の鋏の三ツ星の下の星(Sco π)近辺にあるシャープレスカタログ1番です。その存在はgetaさんに教えていただきました。元々135mmでSh2-7とコンボで撮る予定でしたが肝心のポタ赤を忘れる大チョンボ...やむなく方針変更、Sh2-1単独でFSQで撮ることにしました。いずれも淡いですが白い分子雲(反射星雲)と赤い散光星雲の混じった美しいエリアです。
高度15度くらいから取り始め薄明までカラー39shot+ナロー16shot(Hα用)で総露光時間4時間35分、一日一対象では最長記録です。風がなくガイドは完璧でしたが、さすがにやはり霞や薄雲が通過しており恒星が肥大化し見栄えが悪いので5コマ捨てました。
【Sh2-1(さそり座)散光星雲・反射星雲】
【ファインディングチャート】
データ
日時: 2025/4/27 23:15〜 50FRx300S(総露出4時間10分)
鏡筒: FSQ-106ED(レデューサー)320mm f3
カメラ: ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀: EQ5/EXOS2(ONSTEP) ASIAIRによる自動ガイド
フィルター:①なし(UVIRカット内蔵)34fr
②HYO HOデュアルバンドフィルター(6nm)16fr
画像処理: PIXINSIGHT
撮影地: 五條市大塔
画像処理は、カラーバランスを崩さないよう、①カラー画像・ナロー画像から星分離、②カラー画像をRGB分解、③ナロー画像をRGB分解。④カラーのR画像とナローのR画像を比較明合成しR画像データ生成、⑤②のGB画像とあわせてRGB合成、⑥星と星雲をスクリーン合成、という方法でやりました。自己流でこれが正解なのかよくわかりません。さすがにこれだけ長時間露光だとノイズも少なく分子雲の炙り出しも楽勝でした。