4/4は上弦ですがようやく快晴、しかも強風や黄砂の影響もなく近場に繰り出しました。久しぶりに無風でガイドも楽々、ただお決まりの結露でびしょ濡れになりました。M85とNGC4394のコラボは海外に若干作例はあるものの国内ではあまり撮っている方はいませんね。レンズ状銀河と棒渦巻が対照的で美しいのですが...。
M85は光芒が大きく広がっており黄色、NGC4394は棒渦巻で若干青色をしているようです。光芒や構造はわりと出ましたが、結局銀河の青い部分は非常に淡く表現できませんでした。光芒と内部構造、それに色彩はトレードオフになっているみたいに感じます。
【M85上とNGC4394下(かみのけ座)】
かみのけ座に属する銀河ですが、たまたま星座境界線で区切られてしまったためで、実際にはマルカリアンチェーンでおなじみのおとめ座銀河団を構成する銀河です。M85はM84と同じSO型銀河で、明るさといい大きさといいよく似ています。NGC4382は棒渦巻銀河です。
オリジナル
日時: 2025/4/4 23:40~ 300sx30FR(総露光時間2時間30分)
鏡筒: タカハシMT-160(MEYONコレクター) 1000mm f6.3
カメラ:ZWO ASI 2600DUO gain100 -10℃(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5
フィルター:なし(UV/IRカット内蔵)
画像処理:PIXINSIGHT
撮影地:丹波篠山市
※光条に下向きにツノが出てきた。光軸調整が必要ですね。