銀河の画像処理もだいぶマスターしてきました。やはり色を出すには明度を落とすことですね。そもそも露出時間が不足していたり月や黄砂で空の状態が悪いときはカラフルな色は出ません。このCoolな銀河は前回3/25のおとめ座の渦巻銀河NGC 4536とNGC4527ですが、やはり空の状態があまりよくなかったので青い外周部はあまり色が出ませんでした。
【NGC 4536とNGC4527(おとめ座)】
渦巻銀河NGC 4536は明るい中心部分を取り巻く渦巻腕(渦状腕)の1つは画像の左側へと差し出されたように広がっていて、どこか腕を伸ばした海洋生物を思わせる姿をしています。NGC 4536は高いペースで新しい星を生み出すスターバースト(爆発的な星形成活動)が起きているスターバースト銀河のひとつとして知られています。
拡大画像
アノテーション
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が撮影したNGC 4536
日時: 2025/3/25 23:35~ 180sx35FR(総露光時間1時間45分)
鏡筒: タカハシMT-160(MEYONコレクター) 1000mm f6.3
カメラ:ZWO ASI 2600DUO gain100 -10℃(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5
フィルター:なし(UV/IRカット内蔵)
画像処理:PIXINSIGHT
撮影地:丹波篠山市