前回250RC(F8,135分)、近赤外フィルター(IR640)で撮影し、構造はわりと写っていたものの周辺の光芒がいまいちで残念な結果でした。(月のない日に露出を増やせば多少違った結果になるかもしれません)
今回は、ずいぶん前に買っていて、ハローがひどいため使っていなかったDTDという近赤外+デュアルバンドの合わさったフィルターを色付けのため試用してみました。月はありませんが、夜半までは明々とテニスコートの水銀灯が輝いています。光害フィルターで取れるはずですが💦
【M106(宅撮り)L+RGB合成画像】
L135分+RGB117分で4時間以上の露出なのにこの結果です。なめらかで赤ポチは写っていますが、周辺の光芒はやはり出ないし、フィルターのせいで全体の色彩もどんよりしていてテンションが上がりません。暗い空の1時間の方がよほど美しいです。
色々テストして宅撮り可能な組合せを確立したいと思いますが、銀河は自宅で撮るのは難しそうです。
データ(下記をL+RGB合成)
日時 3月8日22:18 3月20日20:38
鏡筒 2000mmF8(Astrosib250RC)
フィルター サイトロンIR640II IDAS DTD
カメラ 1600MM(モノクロ)533MCP(カラー)
温度・Gain -10℃ 138(Unity)-10℃ 100(Unity)
露出時間 2時間15分(27FR) 1時間57分(39FR)
撮影地 吹田(Bortle7)
月光 月齢9.1(月光あり) 月齢20.1(月光なし)