昨日(3/21)の篠山は快晴なるも強風でガイドが飛びまくりでした。去り行く冬の星雲のしんがりとして狙ったSh2-284はバラ星雲の南東に広がる3つの散光星雲の最も南に位置します。その形状からバラの三分咲き星雲とか海外ではSmiling Cat Nebula(笑いネコ星雲)とか呼ばれています。中央には柱構造が見えています。上方にはOIII領域が広がっており、SHO合成で青色を強調させました。
【バラの三分咲き星雲 (Sh2-284)いっかくじゅう座】SHOナローバンド合成
アップにするか右上のSh2-282も入れた構図にすべきでした。
OIIIが豊富で美しいのでまた来年もう少し研究して、しっかり撮影したい対象です。
※猫の顔に見えなくもないですな。
【アノテーション(HO画像)】
データ
日時: 2025/3/21 19:34〜 34FRx300S(総露出2時間50分)
HO 16FR、SO 18FR
鏡筒: FSQ-106ED(レデューサー)320mm f3
カメラ: ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀: ZWO AM5 自動ガイド
フィルター:HYO マジックCフィルター 6nm
画像処理: PIXINSIGHT(DBXtract他)・PHOTOSHOP
撮影地: 丹波篠山市
※強風でガイドが定まらず恒星も変形し、星雲もそのせいかザラザラになりましたが、Pixinsightの強力なスタック機能とBXTで何とかレスキューしました。