ケンタウルス座Aも撮れました | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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【4/4追記】星ナビ2025年5月号に「三重県で撮影したケンタウルスA」が掲載されました。

 

 

【オリジナル】

引続きはケンタウルス座A銀河です。こちらはω星団に比べるとまだ赤緯が大きく(-43°)、撮影地での南中高度も12度と高い(出~没まで3時間くらい)です。国内で撮影した素晴らしい作例も多数ありますね。

 

今回はまず高いケンタウルスAを撮影(48分)し、その後ω星団、またケンタウルスA(27分)と工夫して両方を撮影して薄明を迎えました。明るい銀河なので75分でも結構写りましたが、次回チャンスがあればもう少し長焦点で細かな構造を表現したいものです。双眼鏡での観察(約7等)は暗く恒星状でした。

 

【ケンタウルス座A(NGC5128)ケンタウルス座】

巨大な楕円銀河と小さな渦巻銀河の大小二つの銀河が衝突してできた銀河です。太陽が放出している光エネルギーの5000万倍の電波エネルギーを放出している強い電波源であることが知られています。中心部にある黒い帯は小さい銀河の衝突の跡で、ガスや塵から構成されています。また大量のガスの圧縮によりスターバーストが起きており、たくさんの星が産まれている場所でもあります。この銀河の中心には巨大ブラックホールがあるとも言われています。

 

【拡大】

【アノテーション】

赤いところがケンタウルスA、その下の黄色い星印がω星団

【データ】

鏡筒:   FSQ-106ED 530mm f5
カメラ:  ZWO ASI 533MC Pro
赤道儀:  ZWO AM5 120MMmini ASIAIR自動ガイド
フィルター:なし
画像処理: PIXINSIGHT
日時:    1/26 3:06〜 180Sx16FR

         5:11~ 180Sx9FR(総露出75分)
撮影地:  三重県伊賀上野市(青山高原)