【追記(12/6)天リフでピックアップいただきました】
「大塔の南空恐るべし」。ミルクポット星雲(Sh2-308)を撮影。「何となく神秘的ですね!」。FSQ106ED、F3レデューサー、ASI2600MCP、5分15枚。
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) December 6, 2024
「今夜も快晴!★koheiの天体写真★」よりピックアップ。
https://t.co/XLTGgvcCne
【原文(12/3)】
昨晩は近畿はほぼ全域で快晴、同好会の燃える男torakichiさんに誘われ、南のきれいな大塔(奈良県五條市)へGo! 満点の星空の下、FSQと135mmレンズの2台体制でマイブームの分子雲などを撮りまくり、充実した一夜でした。(五條は柿が有名で買って帰りました)
ところで大体予定の天体を撮り終えたので、明け方残った時間で久しぶり(前回は2月)にミルクポット星雲を狙ってみることにしました。これ自体はOIIIが非常に強く、ナローバンドのフィルターを使うと比較的容易に写りますが、シリウスより下ということでやはり南が好条件でないといい作品は難しいようです。
前回(丹波篠山にて撮影)とは違い、撮って出しからかなり濃く写っていました。撮影開始時はすでに南中を過ぎて高度20度くらい、元々大塔の南の空の暗さに加え、低空の透明度・シーイングが抜群で最高の条件となりました。結果、わずか75分間の露光で強調処理もわずかしかしていませんが、驚くほど内部構造が良く見えています。
【ミルクポット星雲(Sh2-308)おおいぬ座】(イルカに合わせて北を左とした)
Sh2-308はおおいぬ座にある淡い星雲で、 星雲の形が似ていることから、海外では「イルカ星雲」、日本では「ミルクポット星雲」などと呼ばれている。主に青の波長の光を発する星雲のため淡く肉眼では見ることができないが、 写真では青の波長領域をよく透過するフィルターを使用することで写すことができます。左はSh2-303散光星雲。
【Sh2-308拡大(星なし画像)】
何となく神秘的ですね!
鏡筒: FSQ-106ED(レデューサー)320mm f3
カメラ: ZWO ASI 2600MCDUO
赤道儀: ZWO AM5 自動ガイド
フィルター:HO3nmデュアルナローバンド(HYO)
画像処理: PIXINSIGHT
日時: 12/3 4:27〜5:43 15FRx300S(総露出1時間15分)
撮影地: 奈良県五條市大塔