追記(11/8)
天リフ編集部さんに取り上げていただきました。
ナイスチャレンジ。「M33」「外辺にひときわ明るく輝く星雲NGC604」をラッキーイメージングで。「散光星雲としては明るい」「やはり惑星状星雲のようにはいきません」「再チャレンジしてみたい対象」
— 天リフ編集部 (@tenmonReflexion) November 2, 2024
「今夜も快晴!★koheiの天体写真★」よりピックアップ。
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銀河内の散光星雲といえば伴銀河の大マゼラン雲の中のタランチュラ星雲が有名ですが、M33の銀河の中にも外辺にひときわ明るく輝く星雲NGC604があります。国内外ともにほとんど作例がないので、これをラッキーイメージングで撮れれば結構画期的、という目論見でチャレンジしてみました。ずいぶん前に撮影したのですがあまり画像も良くない(撮って出しはほとんど写っていない)のでそのままにしていたものです。
画像処理しましたが、結果的には空の条件も悪く露出時間も短かかったため、中心部だけで外縁の赤い部分が出ず失敗です。散光星雲としては明るいのですが、やはり惑星状星雲のようにはいきません。また露出時間・ゲイン・ビニングなどのトッピングをマシマシにして再チャレンジしてみたい対象ではあります。
【散光星雲 NGC604(さんかく座)】
【NGC604のハッブル宇宙望遠鏡画像】
白く明るい部分しか表現できていないことがわかる
中央やや上の星雲がNGC604。赤い外縁部が見える。
9/30撮影
データ(冒頭のNGC604)
日時: 8/31 22:48~(10秒x172Fr、70%採用)総露光時間20分
カメラ: ZWO ASI678MC Gain182 3nmHOフィルター
レンズ: ミューロン180C RD(1770mmF9.8)トリミングあり
赤道儀: EM-200改 ノータッチガイド
撮影場所:吹田市
撮像ソフト:ASIAIR
画像処理:AutoStakkert3!(スタック)、PI