惑星のない空が半年以上続いていたが、2年に一度の火星も連れてようやく戻ってきました。昨日も熱帯夜の続く中、一晩ほぼ快晴の空で星雲を撮影しておりましたが、3時ごろ無性に惑星が見たくなり、撮影中止、夜な夜な機材を入れ替えて観望・撮影いたしました。(下記3惑星の縮小率は合わせていません)
土星は、15年に一度の輪の消失(2025年3月)で当分輪が見れない、ということで見るなら今のうちです!高度も高いし、シーイングは最高キレキレでした。幻想的な土星でしょう?細いけどカッシーニの隙間も見えています。「寝苦しい日はシーイング最高!」
火星はしょぼいです。少し欠けています。かろうじて模様が判別できる程度。
木星は高度が低く、まだまだこれからです。
(参考)昨日時点での視直径比較
土星:18.5”(リング含む43.1”)
火星:5.7”
(衝は2025年1月だが小接近で14.6”、次の大接近(20”以上)は2033年)
木星:34.8”
データ
日時: 7/22 2:35~(土星)3:21(火星)3:37(木星)各2m
ASIStudioによりスタック(50%採用)
カメラ: ZWO ASI678MC(UV/IRカット)
レンズ: タカハシミューロン180C 2Xオルソバロー(合成f4320mm)
赤道儀: タカハシEM-200改
撮影場所:吹田市
画像処理:ASIStudio、Resistax6
(メモ)
※2Xオルソは拡大率可変なのを忘れていた。火星などは拡大率アップした方が良かったかも
※火星の撮影で大気分散による色収差が発生した(ADCいるんかな)
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(参考)ChatGPT君に聞いてみた
Kohei
土星の輪の消失について教えてください
ChatGPT
土星の輪の「消失」とは、土星の環(リング)が観測者から見えなくなる現象を指します。これは実際にはリングが消えるわけではなく、地球からの観測位置と土星の軌道傾斜角によって、リングが非常に薄く見えるためです。
土星の環は非常に薄く、厚さはわずか約10メートルから数百メートル程度しかありません。一方で、その直径は数十万キロメートルに達します。土星は約29.5年かけて太陽の周りを公転しており、その間に土星の自転軸が地球に対して様々な角度で見えるようになります。
土星の環が消失するように見える主な理由は次の通りです:
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環の傾き:土星の環は土星の赤道面に沿っており、その傾斜角は約27度です。地球から見たとき、土星の環はその傾斜角に応じて異なる角度で見えます。環の平面が地球に対して垂直に近づくと、環が非常に薄く見えます。
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環の消失時期:土星の環が消失する現象は、土星の環平面が地球の視線と一致する時期に起こります。これは土星の公転周期と連動して約14-15年ごとに発生します。
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視覚的な効果:環が地球に対してほぼ真横になると、非常に薄く見えるため、観測者には環が消失したように見えるのです。
土星の環がこのように見えなくなる現象は、アマチュア天文学者やプロの天文学者にとって興味深い観測対象です。この現象は次回、2038年ごろに再び発生すると予測されています。→2025年でしょう?間違っている?