エビ星雲(IC4628)はさそり座S字の南端にあり、赤緯がマイナス40度付近、 南中高度が約15度と低く(先日のM6より低い)、明るい星雲ですが好条件で撮影するのが難しい天体です。低空まで晴れたのですが、ひどい光害と山にひっかかってしまい下半分トリミングしています。
【エビ星雲(IC4628)さそり座】
星雲の形が、横を向いたエビ(ロブスター)のように見えることから、海外ではPrawn Nebula(エビ星雲)の愛称で親しまれています。また天の川の真ん中で数多くの美しい散開星団に取り囲まれています。
日時: 6/10 23:29~ 300sx8FR (40分)
鏡筒: ASKAR FMA180PRO 180mm f4.5
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5 ガイド鏡:タカハシ208mm(ASI120MMmini)
フィルター:HYO 3nmHO
画像処理:PIXINSIGHT(BXT)
撮影地:兵庫県 丹波篠山市
【オーストラリアで撮影したエビ星雲】
実は昨年オーストラリア遠征時にもミラーレスカメラ+ポタ赤(撮影鏡筒や天体用CMOSカメラは持っていなかった)で同様の構図のエビ星雲を撮影しており、今回改めてPIで処理してみると見違える画像になりました。フィルターレスで露光も短時間なんですが、条件がはるかに良いので、発色が自然なのと散開星団や暗黒帯も浮き出て美しいです。(あまり無理して日本で超低空の対象を撮ることもないか)
日時: 2023/5/19 21:44~ 30sX20Fr(総露光時間10分)
レンズ:CANON FD300mm F2.8L 開放
カメラ:NIKON Z6(HK-IR改造)ISO6400
赤道儀:ポラリエU(ノータッチガイド)
フィルター:なし 画像処理:PIXINSIGHT
撮影地:Ballandean QLD Australia