PSTのCMOSカメラ接続について | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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自分の撮った天体写真をメインに日記代わりに載せていきたいと思います。あまり無理をしない画像処理で、自然かつ精細な美しい天体写真を撮ることが目標です。コメント、いいね大歓迎です。

オタクな話なので、ご興味がなければスルーしていただき、活発な太陽の写真だけでもご覧いただくとうれしいです。

 

コロナドの太陽望遠鏡PSTについては、以前お話しした通り、31.7アイピース差込みからわずかしか外に出ていないため通常のZWOの惑星用カメラに付属の1.25インチスリーブアダプタでは合焦できません。やむなく31.7差し込み式のガイドカメラ(ASI120MMmini)で撮影しています。本日改めてやってみましたが、やはり

 

1.1.25インチスリーブアダプタ(ZWO) → 不可(合焦せず)

2.T2→1.25インチフィルターアダプター(ZWO)+ 31.7延長筒(20mm) → 不可(合焦せず)

3.T2→1.25インチフィルターアダプター(ZWO)+ 31.7フィルター枠(3mm?)→ 不可(アイピース固定ネジと干渉)

 

いずれも不可でした。

 

ネットで検索してみると苦しんでいる人が多いらしく、

 ①アイピース部分の筒を短くする

 ②1.25インチスリーブアダプタ(ZWO)を削る

 ③バローレンズで焦点を外側に持ってくる

 ④PSTのペンタプリズムボックスでフォーカスする代わりに別のフォーカサーを持ってくる

等々です。手荒な方法、望遠鏡そのものを分解するとか。ツワモノぞろいでとんでもないことをされています。といってこれだけのために差し込み式のQHYを買うのもなんだかなあ。とりあえず今日は破壊することのない平和的解決法で③をやってみました。

 

スリーブが短く普通にバローレンズを入れることはできないので、バロー(※)のレンズ部分のみを取り外し、T2→1.25インチフィルターアダプター(ZWO)の先にねじ込んでみました。※タカハシのショートバロー使用(たぶん他社のでもいけると思う)

 

 →バローのレンズを取り付けたもの

 

今日もプロミネンスと大きめのフレア(プラージュ?)

(上がASI120MMmini、下がASI585MC+2Xバロー)

間違えて試しにつけていたR64フィルターをそのまま付けて撮ってしまったので画像良くないです。

 

 

結論からいうと合焦はしましたが、バローで拡大されるため太陽全面の撮影はお預けとなりました。そして宣戦布告、「1.25インチスリーブアダプタ(ZWO)」のつばの外周部分を削り「全ネジにしてさらに奥までねじ込もう作戦」を決行いたします。荒っぽいですがグラインダーで粗削りしてあとは紙やすりでしこしこやるつもりです。

→7/10追記 断念いたしました。バックフォーカス17.5mmのカメラについてはセンサー面と接眼レンズ挿入部を密着してようやくピントが合う状況であり、テープで巻きつける等で接続するか、もしくはPSTの切断口を切断するなど、通常の接続は物理的に不可です。

 

 →まな板の上のスリーブ

 

【データ】

鏡筒:     コロナドPST(400mm F10)(1)直焦点(2)2Xバロー(800mm)

日時:    5/25 (1)10:59~120秒(2)11:34~121秒 50%スタック

      露出時間(1)0.47ms(2)20ms  Bin1 Gain0

カメラ: (1)ASI 120MM Mini(2)ASI585MC

赤道儀:  EM-200改

画像処理: ASI VideoStack・SI9

撮影地:  自宅(吹田市)

~独り言~

※ASIAIRのVideoモードは最大1920*1080なのでカメラの解像度を活かしきれていない。SharpCapも使いたくないし困ったなあ(3840*2160のビデオサポートしてほしい)3840*2160いければ太陽全面入るんですが。

※カラーだとプロミネンスと光球面両方写るのはなぜかな。(SI9の太陽Hα画像補正機能は以前も使ったけど)