昨夜は満月近くでしたが、晴れたのでミューロンで大型の球状星団M5を宅撮りしてみました。星々のつぶが大きく見た目はM13やM22には負けますが堂々とした大きさで、都会でこれだけ濃く写るとは予想していませんでした。ちなみに津村さんは「整ったM13より楕円でハエやミツバチのようなM5が好き」とビジュアル図鑑に書いておられます。(私は前も言った通りM22が好きですが...)こんどは暗い空で肉眼で見比べてみたいです。
【球状星団の大きさ比べ】
ところで球状星団は資料によって見かけの大きさ(視直径)の値が全然違うのはご存知ですか。私もうすうす感じていたのですが、やはり調べている人がいます。資料によって全然違いますね。天文年鑑は、M13はわずか10'で、M22やM4よりもはるかに小さいとかあり得ます!? (2024年版でもそうなっています!)...ということでM5が何番目に大きくみえる球状星団かわかりませーん。
【球状星団 M5(へび座)】
(M13との比較ー大体サイズは合わせたつもり)
【データ】
鏡筒: タカハシ ミューロン180C レデューサー(1760mm F9.8)
カメラ: ZWO ASI 2600MC DUO
(オートガイドはASI120MMmini(ガイド鏡f208mm))
フィルター:CBP
赤道儀: EM-200改
日時: 5/9 0:45~ 50分(2分x25FR)雲で8枚ロス
画像処理: PIXINSIGHT(BXT)
(独り言)PCCで色合わせするとCBPの茶色っぽいのがまずまずの色彩になった。MT-160の方が焦点距離は短いが、それをトリミングした方が結果がよい気もする。撮影地やフィルターが違うのでなんともいえないが。(そもそもM5の方が星粒が大きいのか?)星が大きいので、HDRMTをきつくかけると違和感あり。