今春の銀河祭りでエッジオン銀河(※)は三つ目ですが...対象が小さすぎました。NGC2683は地味な「やまねこ座」の地味な銀河ですが、海外では「UFO Galaxy」とも名付けられています。
(※エッジオン銀河:銀河円盤をほぼ真横から見るタイプ⇔フェイスオン銀河)
エッジオン銀河の見かけの大きさを比較してみましょう。以前撮った代表的銀河で...、
NGC4565(かみのけ座) 15.8'x2.1'
NGC5907(りゅう座) 14.0'x1.4'
NGC891(アンドロメダ座)13.5'x2.8'
に対して、
NGC2683(やまねこ座) 9.3'x2.2'
ですから相当小さいですね。私の銀河撮影の光学系(画角:80'x54')では豆粒みたいで全く映えません。
【NGC2683(UFO銀河)やまねこ座】
(オリジナル)
(拡大)
NGC4565のように真横ではなく少し傾いているので、拡大すると腕の模様は見えてきますね。
最近BXTについて色々コメントをいただいていますが、こんなに小さな対象でもしっかり効いています。ちなみに左上:スタック後カブリのみ取った画像→右上:BXTをかけた画像→(ストレッチ)→下:最終画像、です。私の印象では散光星雲より銀河の方が効果が大きいです。
データ
鏡筒: タカハシMT-160 MEYON 1XCLT(1000mm f6.3)
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO(オートガイド)
赤道儀:ZWO AM5
フィルター:なし 画像処理:PIXINSIGHT(BXT)
日時: 5/3 20:53~ 300sx15FR (75分)
撮影地:兵庫県丹波篠山市