昨日(4月25日)は久しぶりに快晴でした。
私の銀河の画像はピリッとしない...何か足らないなと思ったら、原因は赤ポチ(銀河内のHII領域)でした。どうやら他の方はHαフィルターやデュアルナローバンドを使用してLRGB画像に赤ポチをつけ足しているらしいんです(Hαドーピング?っていうらしいです)...ということで満月や光害も物ともせず、せっせと夜なべで赤ポチ撮影に励みました。
今さら「違う日に違う光学系で撮った写真を合成していいのか」という疑念もありますが、天体写真はそもそも合成写真ですから、このブログ上は固いことは言わないでくださいね。一通り大物M81・82、M106、M51、M101の赤ポチを撮りましたが、画像処理が追い付かず。とりあえずM81・82のみですが...まあまあの出来になりました。
【M81・M82(赤ポチ合成後)おおぐま座】
この画像処理は星消し、マスキングやPIXELMATHなどプロセスが多く、色の調整もすごく大変でした。あとで取ってつけた感が出ないように自然な感じで処理するよう心掛けました。
昨日撮影したHα画像(星消し前)
M81拡大(赤ポチあまり見えないな、左が改善後)
M82拡大(スターバーストの噴出が写りました!)
【データ】
1.元画像
鏡筒: タカハシMT-130 RD(618mm f4.8)800mm相当にトリミング
日時: 4/10 22:24~ 総露出時間75分(L:3分x10FR、RGB:3分x各5FR)
カメラ: ZWO ASI 1600MM Cool
フィルター:ZWO LRGBフィルター
赤道儀: EXOS2(ONSTEP)
撮影地: 和歌山県すさみ町
2.Hα画像
鏡筒: タカハシMT-160 RD(776mm f4.8)
日時: 4/25 22:08~ 総露出時間60分(5分x12FR)
カメラ: ZWO ASI 1600MM Cool
フィルター:Baader Hαフィルター(3.5nm)
赤道儀: EM200(ONSTEP)
撮影地: 吹田市