ようやく質より量で春の銀河の撮影・画像処理をしたおかげで大分要領がつかめてきました。ただ銀河は何となくカラフルさがなく地味です。いくら地味が好みとはいえ、カラーカメラの撮って出しはモノクロかと思うほどで、目一杯彩度(Saturarion)を上げてやっとこんな感じです。この対象はモノクロでLにHαを混ぜる等されている方はしょうがないですが、OSCでカラフルな作例もあります。何でかな~
メジャーな銀河は1回はほぼ撮り終えたので、その撮り増し・撮り直し(モノクロ)に加え他のマイナーな銀河を狙ってみます。マイナーな対象は小さいのでMT-160の焦点距離(1000mm)では不足なんですが、これ以上の長焦点は機材上あきらめており、色々工夫して撮れる範囲内で撮っていきたいと思います。(重い赤道儀は腰にきます^^;)
【NGC4631・NGC4627(りょうけん座)】
右上のNGC4631は、クジラ銀河という愛称を持ち、NGC 4627との重力相互作用もあり、その中心部では激しい星形成領域があり、大規模なスターバーストを起こしているために周囲の星間ダストは熱を帯びて発光しています。左下のNGC4656は、その形からバール(釘抜)銀河とかホッケースティック銀河と呼ばれ、伴銀河NGC4657と共にNGC4631グループとされています。これらの4つの銀河は並んでいるだけではなく各々関係しているようですね。
【アノテーション】
【NGC4631拡大】
【データ】
鏡筒: タカハシMT-160 MEYON コレクタ(1000mm f6.3)
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO
赤道儀:ZWO AM5(軽量だがそのため風に弱く大分コマをロスしました^^;)
フィルター:なし 画像処理:PIXINSIGHT(BXT)
日時: 4/09 22:41~ 300sx9FR (45分)
撮影地:和歌山県すさみ町
※NGC4631のクジラの腹の部分の赤色が出てません(泣)
→ナローバンドフィルター入れてみる?