毎回同じような内容ですいません。ブログに上げないと画像処理のモチベーションが上がらないのでご容赦ください。
今日処理したのは小マゼラン雲とNGC104です。季節的に非常に低空だったので風景が入ってしまい24枚しかスタックできず、しかも風景部分を外すために大分トリミングしています。今回の留意点は球状星団のツブツブ感を出すために余計な処理はしていません。大マゼラン雲と同様に内部に散光星雲はあるようですが、捉えられず色彩も単調です。(ナローバンドフィルターを使うと出せるようですが、その時はその存在すらも知らず今から思うと残念)この写真には飛行機や人工衛星の軌跡が多数写りこんでいたのですが、PIでスタック(WBPP)すると自動的に消えています。歩留が上がるのでありがたいです。
【小マゼラン雲(SMC)と球状星団(NGC104)きょしちょう座】
大マゼラン雲とともに銀河系の伴銀河を形成しており、距離は19万年光年と大マゼランに次いで近い銀河です。肉眼では雲のように見えます。天の南極に近く日本からは見えません。球状星団(NGC104)(写真右側)は小マゼランとは関係がなく、ケンタウルス座のω星団とともに肉眼で見ることができる球状星団の一つです。
【南天の球状星団比較】
南半球の眼視の楽しみの一つが球状星団です。下の写真は現地の10インチドブ(1849mm f4.5)を借りてラッキーイメージングで撮影した球状星団の大きさ比較です。北天第2の球状星団いて座のM22と比べて非常に大きいことが分かります。
撮って出し
日時:2023年5月22日 2:55~ 30secX24Fr(総露光時間12分)
レンズ:SIGMA 135mm F1.8 DG HSM (F2)
300mm相当の画角にトリミング
カメラ:NIKON Z6(HK-IR改造)ISO6400
赤道儀:ポラリエU(ノータッチガイド)
フィルター:なし 画像処理:PIXINSIGHT
撮影地:Ballandean QLD Australia