昨日の夜も薄曇りでまた今日も雨です。オーストラリア訪問時の画像によるPIXINSIGHTの練習も3日目となりました。今日はPIXINSIGHTの星野写真への適用を見るため、全く処理せずに放っていたさそり座アンタレス周辺の画像を処理してみました。(日本でも十分撮影でき人気の被写体です)
さすがにオーストラリアでは天頂近くで撮影したので条件的に有利で、短時間の露光ですが何とかみられるものに仕上がりました。発色は派手なのはあまり好きではないのでこの程度にとどめ、あと微光星がうるさかったので星を分離して少し小さくしました。SIとは違って保存しておかなくても遡ってやり直しがきき、画像の荒れが最小限に抑えられるのもPIXINSIGHTの利点です。今回はバックグラウンドがきれいで、ノイズ処理(TGVDenoise)をすると余計に微光星同士がくっついて汚くなったので全くかけていません。
【さそり座頭部】
季節外れのテーマですが、さそり座頭部はアンタレス(左下)、球状星団(M4)(右下)をはじめ様々な形状の散光星雲,反射星雲,暗黒星雲が広範囲に渡って広がっています。 画面左方に天の川が流れており,暗黒星雲B44,B45がそこからアンタレス付近に向かって筋状に連なっている様子がわかります。 (M4以外は眼視では見ることはできません)
JPEG撮って出し(スタック前)
奈良県大塔にて同じ構図で撮影したカラフルタウン(2023/4/29)
(SIにて処理、雑な処理です♪)
日時:2023年5月22日 20:51~ 30secX42Fr(総露光時間21分)
レンズ:SIGMA 135mm F1.8 DG HSM (F2.2)
カメラ:NIKON Z6(HK-IR改造)ISO6400
赤道儀:ポラリエU(ノータッチガイド)
フィルター:なし 画像処理:PIXINSIGHT
撮影地:Ballandean QLD Australia