寒中遠征(2/9) その2  〜くらげ星雲(IC443)〜  | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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自分の撮った天体写真をメインに日記代わりに載せていきたいと思います。まだまだ経験不足ですが、あまり目立たない画像処理で、自然かつ精細な美しい写真を撮ることが目標です。コメント、いいね大歓迎です。

2ショット目は引続き借用中のHYO社フィルター活用による疑似SHOのテストを郊外地にておこないました。くらげ星雲自体はすでに数度撮影しており、以前都会にてモノクロカメラによるSHO撮影もしています。

 

【くらげ星雲(IC443)ふたご座】OSCによる疑似SAO(HO・SOフィルター使用)

前回同様、HOフィルターはH、O1、O2に、SOフィルターはS、O3、O4に分離し、S⇒R、H⇒G、O1~O4は統合してBに置き換えます。今回初めてStarNetを活用し、星雲を分離して処理してみました。膨大な時間がかかりましたが、さすがに微光星が肥大化せず、きれいに処理できます。Sも非常に濃く写っていたので、発色が悪いのは画像処理の技量のせいだと思います。くらげ星雲は湯気のプシュー部分(ほとんどH)と星雲本体(HとSが同じくらい)の色の差はあります。フィルター自体は高価ですが、短時間露光でここまで撮れれば買ってもいいかなという感じです。

 

 

【HO画像・SO画像】

Flat処理のみの撮って出し。S画像も非常によく写っています。

 

 

【前回のモノクロ合成(本物)の作例】

大都会で画像はひどいですが、発色はこちらの方がいいですね。

(2023/12/21 533MM/FMA180による)

【データ】

鏡筒: タカハシFSQ-85ED RD(327mm f3.8)

カメラ:ZWO ASI 2600DUO

赤道儀:ZWO AM5

フィルター:HYO社 3nmHO+6nmSO

画像処理:ステライメージ9、PIXINSIGHT

日時: 2/10 0:15~ HO・SO各々300sx8FR (総露光時間80分)

撮影地:丹波篠山市