大芦高原遠征(1/13)(散光星雲編) | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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自分の撮った天体写真をメインに日記代わりに載せていきたいと思います。あまり無理をしない画像処理で、自然かつ精細な美しい天体写真を撮ることが目標です。忌憚のないコメント、いいね大歓迎です。

前夜に続き、その日は同好会のorcaさんと岡山県の大芦高原に遠征。(ようやく山陽道のトンネルが復旧、積雪もなし)久しぶりの遠征なので、2夜連続でこの寒さですが、疲れは感じずテンションが上がります。こちらはClass3で神野山と比べるとだいぶ暗いですが、夜半までは雲が多く、1時ごろからようやく快晴となりました。

 

今回は趣向を変え、MT-160反射(776mm)をフィールドに持ち出し、銀河を撮影することを目標としていましたが、最初は南しか雲が開いていなかったので、あまり撮っていなかったオリオン座近辺の定番を撮影しました。前日の神野山分(327mm)と合わせて掲載します。

 

1.馬頭星雲(IC434)・燃える木星雲(NGC2024)オリオン座

まずは馬頭&燃える木星雲から。ここは(orcaさん曰く)輝星(Ori ζ)の扱いがポイントらしく、やはり光条の出る反射で勝負すべし、とのこと。前日撮影の屈折望遠鏡の方は露出時間をかけたのに輝星ぼってりで、いまいちです。

 

 

 

次に反射のアップの方。こちらは短時間露光でASIStudio出しっぱなしですが、やはり光条がきれいで、こちらの方が迫力があります。ただもう少し星雲を出したかったのですが、これ以上あぶると星がバカでかくなり、難しいですね...。光条に少しツノがあるのは光軸調整不足でしょうか。(しっかり合わせたつもりですが)

 

 

2.バラ星雲(NGC2237)いっかくじゅう座(1/12神野山撮影分)

どんな鏡筒でも安定した写り、かつ画像処理も楽で本当に私のような初心者向けです。

 

 

3.オリオン大星雲(M42)(1/12神野山撮影分)

オリオン大星雲は、星雲内の星を飛ばさないように30秒6枚、60秒6枚、180秒12枚(計45分)をぶっこみ加算スタックしましたが、HDR処理ってこれでいいのですかね。今回地味ですが気持ちいい写りで、わりと満足です。ステライメージのデジタル現像、強力すぎてヤバし!

 

 

これで冬のメジャーな散光星雲は最低一回は撮り尽しました。質の向上は来シーズンに取り組みたいと思います。しし座やおとめ座も上がってきて、夜空はもうすぐ春ですね♪

 

【データ】

鏡筒: タカハシFSQ-85ED RD(327mm f3.8)馬頭2

    タカハシMT-160 RD(776mm f4.8) それ以外

カメラ:ZWO ASI 2600DUO

赤道儀:ZWO AM5

フィルター:CBP(オリオン大星雲)・QBPIII(その他)

画像処理:ステライメージ9、FlatAidPro、ASI Studio

日時・露出時間:

馬頭1     1/12 22:06~ 300s×8FR、180s×16FR(88分)

馬頭2     1/14 00:09~ 180s×8FR(24分)

バラ      1/12 23:53~ 180s×19FR(57分)

オリオン大星雲 1/12 19:46~ 30s×6FR、60s×6FR、180s×12FR(45分)