遠征して天体写真を撮り終えた朝、ご褒美としてご来光とともに雲海を見ることがあります。兵庫~岡山の山間部では色々なところに雲海の名所があります。昨日は特に朝方の冷え込みのせいか、この場所では最も美しい雲海を見ることができました。まだまだ動画作成のレベルは低いですが、前回のタイムラプス動画(ホーリータイムラプス)よりは少しは進歩しているかな...。
昨日も雲の通過が多く、決めていた天体を取り損ねたり、露出時間が短くなったりしましたが、まずまずの戦果でした。
1.象の鼻星雲(IC1396)(ケフェウス座)11/14 20:13~80min
今シーズン何度も撮っていますが、やはり郊外だとSN比が高く美しいです。
2.勾玉星雲(IC405/410)(ぎょしゃ座)11/15 0:26~ 50min
これもすでに何度もとっている対象です。美しいしよく写るから何度でも撮りたくなります。
3.コーン星団・クリスマスツリー星団(NGC2264)・カタツムリ星雲(IC447)(いっかくじゅう座)11/15 1:30~ 75min
この辺は星雲星団の宝庫です。今回反射星雲のカタツムリ星雲を撮りたかったので一応目標クリアーです。
4.魔女の横顔星雲 IC2118(エリダヌス座)11/15 3:09~65min
反射星雲(分子雲)は都会では無理なので高度が上がるのを待って狙ってみました。検出はしましたが、くっきりと魔女の顔を炙り出すことはできませんでした。(人工衛星のコマは外したかったのですがコマ不足のためいれました)次回は奈良県か和歌山県の南の暗いところで撮ってみたいです。
5.(付録)クラゲ星雲 IC443(ふたご座)11/13 23:29~90min
トールの兜星雲 NGC 2359(おおいぬ座)11/14 01:05~35min
前日自宅で撮影しましたが、まずまず撮れました。以前よりはマシですが、色ムラを完全除去するのはやっぱり難しいです。
6.(失敗作)オリオン座周辺 11/15 2:23~ 13min
30秒以上ではかぶってしまうし、バーナードループやエンゼルフィッシュを撮りたかったのですが難しいですね。かすかに見えてますが...、次回は奈良県か和歌山県の南の暗いところでもっと露光時間をかけて撮ってみたいです。→rawファイルを見たら炙り出せるような気もしてきたので、また後日チャレンジしてみます。
共通(遠征)
カメラ:ZWO ASI 2600DUO
鏡筒:タカハシFSQ-85ED RD 327mm
赤道儀:ZWO AM5 2600DUOによるガイド
フィルター:QBP・ノーフィルター(魔女のみ)
共通(自宅)
カメラ:ZWO ASI 2600DUO
鏡筒:タカハシMT-160 RD (776mmf4.8)
赤道儀:タカハシEM-200改 2600DUOによるガイド
フィルター:L-Ultimate
オリオン座
カメラ:ニコンZ6
レンズ:Nikkor Z 35mmF1.8(F2.8)
露光時間:ISO6400 ポラリエUにて追尾
フィルター:Kenkoプロソフトンクリア