佐賀のオッサン星にハマる2 -7ページ目

佐賀のオッサン星にハマる2

このブログはある星空に戦いを挑んだオッサンの記録である。
天文界において全く無名の冴えないオッサンが星見の中から健全な精神を培い、
わずか数年でメシエマラソン完走をなし遂げた妄想を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくログ化したものであるかも。

完成したコルキット、自宅でのチョイ見用ですがせっかくなので遠征先に連れていきました。



佐賀のオッサン星にハマる2



雲がかなり出ています(^^;


で、写真では、ビデオカメラ用三脚にビクセンの微動雲台を介してマウントしています。


・・・


振動が収まらない!


アイピースまで含めた上物の重量は多分800g程度、しかし微動雲台の重量もあるわけで、三脚が負けているようです。風が強いこともありスーピタッ、という具合にはいきません。で結局、



佐賀のオッサン星にハマる2


SP赤道儀に載せちゃいました。


当たり前ですが効果はてきめん。




佐賀のオッサン星にハマる2


カッコイー!



ファーストライトは木星。


・・・


5mmで120倍。縞2本はわかりますが、風が強いためかイマイチ。


次に、しし座γ星アルギエバ。

組立天体望遠鏡では分離しなかった離角4.62秒の二重星です。



分離ー!


これは感動。


恒星を5mm120倍で見ると、巷で言うジフラクションリングがはっきり見えます。



佐賀のオッサン星にハマる2


アルギエバを眼視するとこんな感じに見えています。



で、同じ方向を向いている組立天体望遠鏡+PENTAX Qのシャッターも切ってみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


星アルギエバ星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1/10秒

JPEG撮って出しをピクセル等倍トリミングのみ。


おぉ!写った!



ここだけの話、SE150Nでも分離したことなかったんです(恥)

「光軸をしっかり追い込めば分離するだろう」=追い込むこともないし、追い込んだつもりで見えなければ「今度、もう少し追い込んでみよう」でおしまい。


そんなこともあって、5mmを使った高倍率は今まで出番がほとんどなく、25mmばかり使っていたのですが、


コルキットKT-5cmは、高倍率を使いたくなる鏡筒ドキドキ


5mm120倍は口径50mmの鏡筒には過剰倍率なわけですが、いやいや普通に見ていて気持ちがいいです。

それでは、組み立てます。


佐賀のオッサン星にハマる2


コルキットKT-5cmは、


・対物レンズの直径(D)=50mm

・対物レンズの焦点距離(f)=600mm

・口径比(F)=12


付属アイピースのケルナー12mmを使うと50倍というスペックです。



鏡筒本体は250mmを2本つなげて500mm、そこに200mmの接眼筒を出し入れして600mmの対物焦点距離に合わせます。


一方、ラプトル接眼部の最低光路長は53mm、天頂プリズム(ビクセン)の光路長は64mmなので、足すと117mmであり、鏡筒本体をそのまま使っては合焦しません。そこで、


佐賀のオッサン星にハマる2


鏡筒本体を(余裕を持って)40mm切り落としました。鏡筒はサランラップの芯みたいな紙なのでカッターナイフで切断できます。



佐賀のオッサン星にハマる2


残り少なくなってきた植毛紙。鏡筒内を全て覆うだけの量が残っていません。効率を考えて対物レンズの後ろ60mm程度に貼りました。



佐賀のオッサン星にハマる2


継手パイプ内は全て貼りました。



佐賀のオッサン星にハマる2


筒同士のガタはセロテープの類を巻きつけて調整します。

絞りは色々考えて結局、「大」一枚だけを使うことにしました。

ちなみにラプトル接眼部のドローチューブ内にも一枚絞り環が入っています。




佐賀のオッサン星にハマる2


ガタがなくなったところで、木工用ボンドを使って鏡筒本体と接着します。



佐賀のオッサン星にハマる2


フード内側に入るレンズ押さえの内側に植毛紙を貼ります。(これで植毛紙が終了~)



さて、接眼部側、


佐賀のオッサン星にハマる2


オリジナルは、こんな感じで緑のフェルトを3等分して筒内に貼って摩擦でドローチューブを出し入れしますが、今回は使いません。


佐賀のオッサン星にハマる2


鏡筒本体の後端に120度間隔で穴を3つ開けて、



佐賀のオッサン星にハマる2


ラプトル接眼部がピッタリ(と言ってもセロテープを5重くらい巻いていますが)入ります。



佐賀のオッサン星にハマる2


三脚台座を接着します。ラプトル接眼部+天頂プリズム+PHOTONアイピースで尻が重いため、こんな位置に重心が来ます。



佐賀のオッサン星にハマる2


ファインダーは素通しの筒ですが、「これぞコルキット!」的なカッコ良さがあるので、そのまま採用します。



佐賀のオッサン星にハマる2


そうは言っても紙製なので夜露対策も含めて自宅にあった100均のスプレー(黒&クリア)を吹きつけました。



佐賀のオッサン星にハマる2


肝である対物レンズです。貼り合わせアクロマートレンズがボール紙のセル(リングパイプ)に収まっています。



佐賀のオッサン星にハマる2


ニュートンリングが出ていました!(が中心を外れている・・・)


これにフードを被せると、



佐賀のオッサン星にハマる2


完成です!



佐賀のオッサン星にハマる2


口径は1cmアップですが、焦点距離が倍以上になったため組立天体望遠鏡と比べると随分と大きいです。



佐賀のオッサン星にハマる2


かっこいいですねー!



佐賀のオッサン星にハマる2


端正な佇まいで、いかにも「望遠鏡」というルックスです。

月がきれいな夜など、自宅からのチョイ見用に作った



佐賀のオッサン星にハマる2


天頂プリズム仕様の組立天体望遠鏡


合焦機構はオリジナルのヘリコイドをそのまま使っていますので、ピントを動かすと天頂プリズムも一緒に回ってしまいます。天頂プリズムはBORGの接眼筒4611に挿しているだけなので、グリグリ回して調整し直していますが、やはりスマートではありません。


そして何より、この鏡筒、


佐賀のオッサン星にハマる2


最近はPENTAX Qとの直焦点撮影仕様で常時スタンバイ。外して戻してピントを再現するのが面倒臭くて・・・



と、前置きが長くなりましたが、自宅からのチョイ見用に新しく望遠鏡を買いました。


コルキットのKT-5cmです。


組立天体望遠鏡始発の何とも言えない不思議なムーブメント、既に水面下では6cmや8cm果ては10cmオーバーの反射鏡と、そろそろ大波動が来そうな悪寒がする中、


4cm→5cm


と刻むことにしました(^^;



アマゾンから届いた箱の大きさに「さすが5cm、4cmとは違う」とビビりましたが、中に入っていた箱は、

佐賀のオッサン星にハマる2


4cmの組立天体望遠鏡と比べてもこの程度。重さもスカスカで小学校低学年児童が小脇に抱えて走れそうです。



佐賀のオッサン星にハマる2


この小さい箱に入れ子でこれだけ詰まっています。ほぼ紙なので何度も言いますが軽いです。



で、このままオリジナル通り作ってもいいのですが、「家でのチョイ見用」なので、それ用にします。


・天頂プリズム仕様(直視でいいのであれば組立天体望遠鏡がある。)

・31.7mm仕様(持っているアイピースを活かす。)



実は、以前、組立天体望遠鏡の合焦機構をラック&ピニオンにできないかと、スコープタウン でラプトル接眼部を購入して、しかし上手く行かずそのまま放置していたものがありましたので、これを活用します。



佐賀のオッサン星にハマる2



コルキットが4,000円+ラプトル接眼部2,000円であれば、遊星號6,000円を買った方がいいような気もしますが、チョイ見用=鏡筒が長すぎるのもどうか(対物焦点距離がコルキットは600mm、遊星號は800mm)と思っただけでなく、


ドキドキ自作キットに萌えるドキドキ


ということで、作ってみましょう。

もう今さら感が漂うパンスターズ彗星ですが、夕方がダメなら朝方ならどうだ?と行ってきました。

組立天体望遠鏡+PENTAX Qを組んで、パンスターズ彗星を狙ってカモン!



佐賀のオッサン星にハマる2



ドーン。何も写らず。


それもそのはず、



佐賀のオッサン星にハマる2


晴れてはいたのですが、地表付近は霧だったり雲だったりモヤだったり花粉、PM2.5、諸々で、やはり高度が上がらないと難しいなぁ。



後ろを振り返ると、

佐賀のオッサン星にハマる2


星図が読めちゃうくらい月明かりがすごかったので、瞳孔閉じっぱなしでしたが、せっかくなので星団をいくつか撮ってみました。




佐賀のオッサン星にハマる2-M29


星M29星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


はくちょう座にある散開星団。月夜でサッパリです。新月に暗い場所で見れば、天の川でもあるこの一帯は素晴らしいでしょうね。



佐賀のオッサン星にハマる2-M39


星M39星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


これもはくちょう座の散開星団。ちょっとまばらでイマイチ。




佐賀のオッサン星にハマる2-M71


星M71星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更。


や座の球状星団。明順応した眼視では15cmファインダーでの導入ができず。星の並び方からこの辺だろう、と撮影したら写っていました。なんだかなぁ。



いて座界隈の球状星団がいくつか残っているのですが、月明かりでとても楽しめそうにありませんのでパスして、趣向を変えて、



佐賀のオッサン星にハマる2-アルビレオ


星アルビレオ星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1秒

JPEG撮って出しをトリミング。


はくちょう座の二重星。

カメラの色バランスや露出はもう少し詰める余地がありそうです。




佐賀のオッサン星にハマる2-土星


星土星星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1/10秒

JPEG撮って出しをトリミング。



組立天体望遠鏡で土星を撮ってみました。月に近いこともあり(?)色バランスをカメラが悩んでいるようですが、きちんと環も写りました!




佐賀のオッサン星にハマる2


星星

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO125×1/200秒

JPEG撮って出しをトリミング、リサイズ、PhotoFiltreでシャープ(中)。


月以外を見ようとするとジャマモノ以外の何者でもないムーンですが、月に絞ってじっくり見るとさすが「月に始まり月に終わる」天体観測の雄。

最近の夜はなかなか晴れなかったのですが、星猫ブルーさんのおかげで 久しぶりに晴れました。


しかし月齢が悪く20時過ぎにはほぼ満月(月齢16.6)が昇ってきます。

そうだ、こんな時こそパンスターズ彗星!


年度末の仕事もそこそこに急いで準備して有明海へ。現地に到着した19時過ぎには既に太陽が沈んでおり(沈んだ場所がわからない)、しかも方位磁石を忘れるという痛恨の一撃。でしたが、何とか北極星を探しだして、いざコメットハンティング!



佐賀のオッサン星にハマる2


見つからず!写らず!


薄雲が厚く(<?)、星を辿ることもままならないまま終了。



しかし、雲さえなければ何とかなりそうです。

(時間を取れるかどうかが最大の難関ですが。)


ところで、時間もなかったことですし今日は軽装で行こう、と自宅で妄想していたアレ を組んでみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


組立天体望遠鏡2刀流!

しかもファインダー(眼視)側は正立です。



佐賀のオッサン星にハマる2


まだ、周りは明るかったのですがオリオン座が高い場所にあったので狙ってみました。



佐賀のオッサン星にハマる2


星M42星


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒×5枚

DeepSkyStackerで5枚スタック、MS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更してNeatImageでノイズ除去。


まさか今シーズンのうちに再度M42を撮れるとは思っていませんでしたので、ある意味ラッキーでした。

昨晩、月齢が悪くてどうしようか迷ったのですが、GPVでは日付が変わった頃から晴れ間も出そうなので、出かけて機材を組み上げてみたのですが、



佐賀のオッサン星にハマる2


部分的・瞬間的に雲が切れるくらいで、逆に清々しいくらいのボウズ。


明け方まで車中泊を挟みながら粘ったのですが、成果と言えば、かんむり座を双眼鏡で見たくらいでした。



天体以外では、タヌキは最早珍しくもありませんが、ウサギを見ました。野生のウサギって初めてかもです。

昨日は雨も降る冴えない天気でしたが、GPVでは下弦の月が沈む夜半過ぎから晴れてくる予想。


と意識してしまうと、目が覚めてしまうアラフォー男子。


午前3時過ぎに窓から外を見てみると雲だらけで星なんか一つも出ていませんが、たまには「曇っていたけれど、機材を組み上げると晴れている」こともありなん、と出かけてみました。


現地到着時点でも曇っていたのですが、暗い中シコシコと設営して宙を見上げるとどうでしょう。


満天の星空!


早速、先日の撮り残しを狙います。


以下全て

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更してNeatImageでノイズ除去。


なお、上が北です。(多分)



まず、うしかい座の股間に輝くアークトゥルスから西に振って、



佐賀のオッサン星にハマる2-M53


星M53星


眼視でも初めてのような気がします。かなり立派な見応えのある球状星団です。


そしてすぐ近くの



佐賀のオッサン星にハマる2-M64


星M64星


かみのけ座の黒目銀河。ピクセル等倍にしても黒目にはなっていませんでした(^^;



そこから目盛環を使っておとめ座銀河群のM98を探そうとしましたが、ここで雲。

しばらく待ちましたが晴れる気配がないので、まだ雲が薄い東の空へ。

はくちょう座アルビレオから星を辿って、



佐賀のオッサン星にハマる2-M56


星M56星


こと座の球状星団です。眼視では薄くてぱっと見た感じは星雲みたいですが、慣れてくると球状星団であることがわかってきます。



と、ご覧のとおり対象が中心に来ていないので、改めてベガで組立天体望遠鏡の向きを調整しているとどうでしょう。


満天の雲。



天気は上り坂であるため、そのうち晴れてくるかと待機していましたが、ついに晴れることもなく辺りが(夜明けで)明るくなってくる始末。


収穫3匹で撤収とあいなりました。



お天道さま次第のこの趣味。特にどうこうと言うわけではありませんが、佐賀市内に下りてくるとどうでしょう。



佐賀のオッサン星にハマる2


美しい夜明けですよ。

さて、今宵(今朝?)のハイライト。天の川の散光星雲です。


佐賀のオッサン星にハマる2



全て

組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更してNeatImageでノイズ除去。


なお、上が北です。(多分)


組立天体望遠鏡+PENTAX Qでカラフルな天体を捉えられるでしょうか?





佐賀のオッサン星にハマる2-M8


星M8星


いて座の干潟星雲。

干潟よか公園 で、干潟星雲!

確かに有明海のガタに見えなくもない!?




佐賀のオッサン星にハマる2-M16


星M16星


へび座のわし星雲。確かに右上に飛んでいる!わしにしてはズングリムックリ、ハト?カラス?



佐賀のオッサン星にハマる2-M17


星M17星


いて座のオメガ星雲。別名馬蹄星雲。左下の濃い部分しか写りませんので、とても馬蹄には見えません(^^;



佐賀のオッサン星にハマる2-M20


星M20星


いて座の三裂星雲。北の青い反射星雲も薄っすらと写っていました。



この界隈は双眼鏡片手に目的もなく放浪しても幸せなのですが、一つ一つきちんと見ていくのも興味深いです。メシエナンバーは振られていないものの手持ちの機材で十分楽しめる天体が数多く残っていますので、まだまだいくらでも楽しめそうです。



最後、帰り際にまた色気を出して欲目の一枚。

佐賀のオッサン星にハマる2-M27


星M27星


ご存知、こぎつね座のあれい状星雲。既に東の空は明るくなりつつありましたが、空の透明度が良く、アルビレオからこんな感じかなぁと粗動で振って、視界にドンと白い星雲が入り、楽々導入できました。



佐賀のオッサン星にハマる2


撤収時の天の川。


以上、ISS撮影早朝遠征なのに、ISSは撮らないまま、ゲットしたメシエ天体でした。

さて、散開星団の次は、

佐賀のオッサン星にハマる2


球状星団!


この界隈は、球状星団が多いです。理由は


ほよほよさん「へびつかい座-M107/M19-球状星団


をご参照。



全て


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更してNeatImageでノイズ除去。


なお、上が北です。(多分)




佐賀のオッサン星にハマる2-M5


星M5星


下の光線は飛行機です(^^;

へびつかい座周辺の球状星団として撮り忘れていた 天体です。リンク先のM13よりも立派に写っているような(^^;



佐賀のオッサン星にハマる2-M9


星M9星


天の川のほとり、場所はへびつかい座ですが、もうさそり座とかいて座の賑やかなところです。




佐賀のオッサン星にハマる2-M19

星M19星


M9のご近所さん。高度が低いからオレンジ色なのかなぁ?



佐賀のオッサン星にハマる2-M62


星M62星


M19のすぐ南。


以上、へびつかい座界隈で、次はさそり座です。



佐賀のオッサン星にハマる2-M4


星M4星


さそり座α星アンタレスのすぐ西にあるため双眼鏡があれば簡単に見つかる大きな球状星団です。




佐賀のオッサン星にハマる2-M80


星M80星


M4から北に視界を写すと入ってくる小さいながらも美しい球状星団。しかしやはりM4と比較してしまうため貧弱な印象に。



さそり座の次は、天の川の対岸、いて座。いて座にもたくさんの球状星団がありますが、時間的に追いつかずこの日は2つのみ。



佐賀のオッサン星にハマる2-M22


星M22星


ご覧の通り、かなり大きな球状星団です。高度が低いためかオレンジ色になっちゃっているので、南中した頃に再チャレンジしようと思います。



佐賀のオッサン星にハマる2-M28


星M28星


M22のちょっと西、と言うか、南斗六星さえ見えていれば、この辺は探しやすいです。

家を出る時に霜を落としたフロントガラスが、現地到着後1時間で既に降りているような寒い朝でしたが、冷える=晴れている証拠でもあるわけで、いよいよ


佐賀のオッサン星にハマる2


こんなに寒いのに夏の天体コーナー。



特に記載がなければ全て


組立天体望遠鏡+PENTAX Q直焦点

273mm(35mm換算1,523mm)

ISO1600×30秒

JPEG撮って出しをMS Office Picture Managerでレベル調整した後、サイズ変更してNeatImageでノイズ除去。


なお、上が北です。(多分)


まずは天の川真っただ中、さそり座の尻尾にある、


佐賀のオッサン星にハマる2-M7


星M7星


大きくて、入りきれていません。(^^;

肉眼でも見えますし、上の星景(?)写真でも写っています。

見事の一言ですし、集光力が増せば増すほど見える星が多くなるエリアです。





佐賀のオッサン星にハマる2-M21


星M21星


この界隈は天の川の中心部ですし、カラフルな天体も多いため、並の散開星団は埋没してしまいます。このM21も同様で、視野に入っても感動が薄い(^^;



佐賀のオッサン星にハマる2-M23


星M23星


これくらいになると、見栄えがします。こうやってマジマジと見てみると、右上北西方向にチェーン状に延びる星列の先の明るい星、北にくねくねうねる星列など、面白いです。




佐賀のオッサン星にハマる2-M24

星M24星


天の川の濃い部分で素晴らしい眺めです。かなり大きく写真からははみ出ています。



佐賀のオッサン星にハマる2-M25


星M25星


これも春や秋の空に昇れば十分に目を引くんでしょうが。



佐賀のオッサン星にハマる2-M18


星M18星


南北にM17とM24という派手な天体があるので、どうも目立ちません。そもそも天の川の中なんてこの程度の星団は数多あるわけで。



撮るぞリストには載っているのに、必ず漏れがあるもので、今回はM6を撮り忘れ。