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ユーザーの不動産サイト利用あれこれ

不動産情報サイト利用者、「電話」問合せ後の訪問率は83.2% RSC調査


不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は17日、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果を発表した。調査は2010年3月19日~5月20日、同協議会サイトおよび会員サイト上で一般消費者向けに実施したもので、物件検索を経験した1,458人の有効回答を得た。

調査結果によると、物件検索後、67.3%のユーザーが実際に不動産会社に問い合せたと回答。問合せ率は、前年と比較して8.9ポイント上昇した。一方、賃貸物件検索者▲0.5ポイント売買物件検索者11.6ポイント増と逆の動きが出た。

問い合わせた不動産会社数については、「2社」と「3社」がともに23.6%とトップで、次いで「1社」が17.4%。慎重なユーザーが増え、平均は前年比0.6社増の3.5社となった。

問合せ方法で最も多いのは、「メール」で、売買検索者は前年比5.1ポイント増の76.6%賃貸検索者は同▲4.3ポイントの61.4%となった。「電話」利用は、売買▲2.0ポイントの52.1%賃貸同3.6ポイント増の61.8%。売買検索者が、メールを多用し、物件検索に時間をかけていることが明らかになった。

訪問率は、同3.9ポイント増の72.7%で、「問合せをした不動産会社に加え他の会社も訪問」した人が同14.5ポイント増の22.6%となった。問合せ手段別訪問率は、「メール」が70.5%、「電話」が83.2%

不動産会社を訪問後、物件を契約をした人は、▲14.4%の48.1%で、特に売買は契約断念者が57%となり、賃貸を20.5ポイント上回った。

パソコン検索では、「2つ以上」のサイト利用者が65.5%で、平均は2.4サイト。一方、携帯サイトは「特定のサイト1つ」が65.7%で、売買は68.2%にのぼった。


                              (10年9月17日R.E.port)


売買は順調に回復傾向にあるようです。一方賃貸業はまだ先行き不透明といったところでしょうか。
上記報告に見られるようにお問合せのハードルはメールが一番低いようです。ただし成約につながるお問合せは電話に軍配があります。

不動産業界、ようやく安定期??

不動産業界の見通し「ネガティブから安定的に」 ムーディーズ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、大手不動産会社および不動産投資法人を対象としたレポート「インダストリー・アウトルック:日本の不動産業界」をまとめ、不動産業界の今後12~18ヵ月間の見通しについて、「ネガディブから安定的に変更する」と発表した

変更の理由として、日本経済が緩やかな回復基調にあり、「不動産市況も底を打ちつつある」ことを挙げている。根拠として、東京都心部のオフィス空室率がピークを迎えつつあり、市場募集賃料の低下ペースも鈍化していること、また、商業施設についても、一部で個人消費の持ち直しが見られ、小売店売上のマイナスは縮小傾向にあることなどの事例を示している。

賃貸住宅市場については、「稼働率や賃貸条件が安定化してきている」とし、分譲マンション市場は、減税や低金利政策などの効果もあり、「首都圏を中心に需要が改善しており、価格も安定的に推移している」と分析している。

不動産投資市場は、アジアを中心とした海外からの投資マネーの流入があり、また、金融機関の貸出や資本市場からの資金が改善していることから、「取引が増加する可能性が高い」と見込んでいる。

参考:「ムーディーズ」
                              (10年9月14日R.E.port)

「不動産市況も底打ち」けっこう前から言われていたような気はしますが今回は本当でしょうか…。なんにしたって早くこの業界の見通しが明るくなることを願います。
そのためにも早く日本経済全体での景気回復を。内輪で代表選とかやってる場合では、ないですよ。

住みたい街ランキング

住みたい街「吉祥寺」トップ、発展期待度高い街は「押上・墨田周辺エリア」

不動産大手8社で構成するメジャー7は9月6日、マンション購入者に住んでみたい街をアンケートしたところ、首都圏トップ3は、3年連続で「吉祥寺」「自由が丘」「横浜」の順だった。7位の鎌倉までは昨年と同順位。昨年と比較して大きく順位を上げたのは「神楽坂」が16位から9位に、「麻布十番」が22位から14位、「武蔵小杉」が35位から16位となった。いずれも大手デベロッパーが注目の分譲マンションを開発したエリア。「新宿」(19位)と「中野」(20位)が04年の同調査開始から初めて20位以内にランクインした。

住みたい街を選んだ理由をみると、上位3位と上昇幅の大きい街は、交通と生活の利便性のほか、商業施設や飲食店の充実を挙げている。

発展を見込む街は、東京スカイツリーの建設が進む「押上・墨田周辺エリア」が選択率15.1パーセントでトップ。スカイツリーに対する期待感と知名度の高さがうかがえる結果だった。2位は、「二子玉川周辺エリア」(13.2パーセント)、3位が「五反田・大崎・品川周辺エリア」(7.8パーセント)。

関西圏については、住んでみたい街のトップ3は、「芦屋」「西宮」「神戸」の順で、芦屋は05年の調査開始以来6年連続で首位となった。昨年比では、「千里中央」が10位から6位、「茨木」が14位から8位、「箕面」が19位から14位、「天王寺」が23位から15位といずれも大阪府の街が大きく順位を上げた。

メジャー7の構成員は、住友不、大京、東急不、東京建物、藤和不、野村不、三井不動産レジデンシャル、三菱地所。

                                (10年9月7日住宅情報onlim)