ジラールペルゴとは屈指の老舗スイスの時計メーカーです。
また、早くから自社製造(マニュファクチュール)を進めており、時計の製造技術も優れていると認められています。
幕末に日本に正規販売店ができ、スイス時計が初めて売買されたという歴史があり、日本に持ち込んだフランソワ・ペルゴはこの地で永眠しております。日本にとってとても深いつながりのある時計メーカーです。
ジラールペルゴの時計を探してく中で、有名な看板モデルというものがあり、
クラシック系は…
・ヴィンテージ1945
・リシュビル
スポーツ系は…
・ロレアート
・シーホーク
・フェラーリデザイン
を見かけます。
僕はクラシッククロノGP4900という時計を持っていますが、これはジラールペルゴを語る程のメジャーさはありません。
メカはETAムーブメントの改良のものなので、正確にはマニュファクチュールではないのです。
次に目指したいのは『完全オリジナルムーブメントの時計でかつ、ハートに突き刺さるもの』となります。
ETA2010年問題、2020年問題を経た新しいモデルはオリジナルムーブメントでありますが、それ以前のものはETAベースのものが多いです。
ベースがETAやレマニアにあるリシュビル、フェラーリデザイン、ヴィラマルガリータは今回候補除外。
シーホークはたくましくて分厚い時計で、求めるフォルムとは異なるので外れます。
新生ロレアートは発見当初欲しがりましたが、せっかく熱を冷ましておとなしくできたのでしばらく様子見。
(過去に我慢できた経緯はコチラ)
ヴィンテージ1945は、マニュファクチュールのオリジナルムーブメントGP3100の系譜を持ち、独特の角形&カーブしたフォルムで、最も理想に近いモデルであります。
そのヴィンテージ1945を調べていくと、これぞ探し求める時計だ!というものが見つかりました。
ヴィンテージ1945 フランソワペルゴ トリビュート
ref.25835-11-764S-0
フランソワ・ぺルゴが日本に来て150年目の節目として2011年に発売された限定150本、YGモデルが18本という特別な時計です。
文字盤には「Au Japon depuis 1861」の記載があり、日本語訳だと”1861年、私が日本に降り立って…”あたりになるのかな?
フランソワ・ぺルゴが祖国スイスから遠い日本の地を踏んだ1861年から現在までの長い歳月で、成し遂げたかった思いを凝縮し込められた一文だと思うと胸が熱くなります。
まだまだジラールペルゴの魅力に気付いて間がない薄っぺらい僕ごときが欲しがるべき時計ではありませんが、これを人生最後のの時計にしてもいいかもしれないという程強い想いを持ちました。
しかし!
もう10年以上前の発売で、人気がある方ではなかった時計ブランドで、限定150本(YG18本)という超難関な状況では中古品すら見つからないです。
くそっ!もっと早くにジラールペルゴの存在を知っていれば見つけられたかもしれないのに…。
↓ ジラールペルゴとの出会いは最近でした
はっきりとした目標もでき、まだまだ充実できる時計の世界を満喫できそうです。