新築ワンルームマンション投資は「やめとけ」──節税にも保険にもならない、買ってはいけない理由



最近、「会社員でもできる不動産投資」「自己資金10万円から始められる」「節税しながら老後資産をつくれる」といった言葉をよく聞きませんか?



特に新築ワンルームマンションの営業は、20代〜40代のサラリーマンを狙って毎日のようにセミナーや電話をしています。



でも結論から言えば、新築区分ワンルームマンションは“買ってはいけない投資”です。



なぜなら、これは「節税にもならず」「保険にもならず」「融資も続かない」──つまり“情弱ビジネス”の典型だからです。






◆ 営業トークは「安心」と「節税」から始まる



私のところにも、過去に何度も営業電話がかかってきました。



「老後の安心資産を作りませんか?」
「節税になりますし、保険代わりにもなります!」
「今なら頭金10万円でOKです!」



こんな話を聞くと、「自分も始めた方がいいのかな」と思ってしまう方も多いでしょう。
でも、営業トークを冷静に分解していくと、ほとんどが数字のマジックです。






◆ “節税になる”は本当か?



不動産投資の節税効果としてよく語られるのが、「損益通算による所得控除」です。



つまり、家賃収入が赤字なら給与所得と相殺でき、税金が安くなる──という仕組みです。



一見お得に見えますが、実際は違います。
なぜなら、節税=現金が増えるわけではないからです。
赤字を出すということは実際に手出しがあるということ。
お金を減らしてまで税金を安くするのは本末転倒です。



さらに、不動産の減価償却で一時的に節税できたとしても、将来の売却時に「譲渡所得税」で回収される可能性もあります。



節税効果は“その年だけ”の見かけ上のもの。
長期的に見れば、節税どころかトータルでマイナスになる人の方が多いのです。






◆ “保険代わりになる”という営業トークの真実



営業担当がよく使うもう一つのセリフが、「団信(団体信用生命保険)に入るから、万一のとき家族が安心ですよ」というもの。



確かに、ローン契約者が亡くなればローンは保険で完済されます。
でもそれは「不動産という資産(+リスク)」が残るだけ。



築年数が経てば家賃は下がるし、管理費や修繕費は増える。
入居者対応やリフォームも必要です。
つまり、残された家族が安心するどころか、負担になるケースもあるのです。



生命保険のように「現金がすぐ支払われる」わけではないため、保険の代わりにはなりません。






◆ 「頭金10万円でOK」はカラクリがある



自己資金が少なくても始められる──というのは、多くの人に刺さる言葉です。



でも、そのローンは「提携ローン」で金利が高めに設定されています(2〜3%前後)。
さらに35年ローン。
月々の返済が少ないように見せていますが、トータルでは支払い総額が大きくなります。



家賃収入から管理費、修繕積立金、固定資産税を引くと、実際の手残りはほぼゼロ
むしろ、毎月2〜3万円のマイナスになることも珍しくありません。



そのうえ、金利上昇や空室、家賃下落が重なると、一気に赤字。
「長期ローンで安心です」という言葉ほど、危険なものはないのです。






◆ 2〜3戸で融資が止まる



営業トークでは「2戸、3戸と増やせば家賃収入が増えて安定します」と言われます。
しかし実際は、2〜3戸で融資がストップします。



理由は簡単。
銀行が見るのは「返済比率」ではなく、「物件の担保価値」だから。
新築区分は利回りが低く、担保評価が下がりやすい。
つまり、銀行から見て“貸す意味がない資産”なのです。



そのため、結果的に「1〜2戸だけ買って終わり」。
しかも売却時にはローン残債を下回り、マイナスで終わることもあります。






◆ サブリースは「保証」ではなく「減額リスク」



「空室リスクを避けるためにサブリースをつけましょう」と言われたことがある人も多いでしょう。



確かに、家賃保証と聞くと安心感があります。
しかし、実際には保証賃料は固定ではありません。



数年ごとに「家賃改定」があり、保証家賃が10〜20%下げられることもあります。
更新時には再契約料を請求されるケースも。



さらに、退去時の原状回復費・リフォーム費などはオーナー負担。
つまり、「空室ゼロ」ではなく「利益ゼロ」という状態になることも多いのです。






◆ 売れない、出口がない──最大のリスク



新築ワンルームは、購入直後が価格のピークです。
築10年を過ぎれば、売却価格は半値近くまで下がります。



「家賃でローンが返せる」と言われても、最後の出口で損をすれば意味がありません。



不動産投資の世界では、「買うときに勝負が決まる」と言われます。
つまり、高値で買えばどれだけ頑張っても取り戻せないのです。






◆ なぜ、こんな商品が売れ続けるのか?



理由はシンプルです。
販売会社が儲かる仕組みだからです。



不動産会社は、新築販売時に3〜8%の販売利益を得ます。
さらに提携ローンや管理委託、保険の紹介料なども。
つまり、あなたが契約した瞬間に“会社の利益”は確定しているのです。



一方、オーナー側は35年間、リスクを背負い続ける。
不動産会社にとっては「売った瞬間がゴール」、
投資家にとっては「そこからがスタート」──構造が真逆です。






◆ じゃあどうすればいいの?



私は不動産投資そのものを否定しているわけではありません。
問題は、「仕組みを知らないまま始めること」。



正しい順番を守れば、不動産は“守りの投資”になります。




  1. まずは固定費を下げ、貯金体質を作る

  2. インデックス投資などで複利を回し、資産を増やす

  3. 十分な自己資金を持ってから、不動産(できれば一棟)に挑む



このステップを踏めば、ローンに依存せず、安定したキャッシュフローを築けます。






◆ 情報格差に気づこう



結局のところ、新築区分マンションが売れ続けるのは、「情報格差」があるからです。



営業担当は、不動産知識のない会社員をターゲットにして、「節税」「保険」「老後安心」というキーワードで心理を突いてきます。



でも、情報を持つ人ほど買わない。
知識がある人ほど手を出さない。
これが現実です。



「情弱ビジネス」から抜け出す一番の方法は、自分で勉強すること。






◆ まとめ:「安心」は他人から買うものではない



お金の安心は、誰かに売ってもらうものではありません。
自分で学び、自分で仕組みを作るものです。



もし営業から電話が来ても、こう言いましょう。
「私は仕組みを理解してから投資します」と。



それだけで、あなたの未来は大きく変わります。






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決算ボーナスが下がって感じた“給与依存の怖さ”──安心は会社ではなく、自分でつくるもの



先日、会社から決算ボーナスの金額が発表されました。

その瞬間、正直に言うと、少し息が詰まりました。

「え、去年より30万円も下がってる…?」



これまで毎年、当たり前のように入っていた決算賞与。

どこかで“今年もきっと同じくらいもらえる”と信じ込んでいた自分がいました。

でもその期待は、見事に裏切られました。



30万円。

金額としては大きくないように感じる人もいるかもしれません。

でも、生活費や教育費、将来の積立などを管理している人にとって、ボーナス30万円の減額は決して小さな話ではありません。

その一瞬で、頭の中で家計のシミュレーションがぐるぐると回り始めたのを今でも覚えています。






◆ ボーナス減額で気づいた「給与依存」というリスク



「今の会社に勤めていれば大丈夫」

「業績も悪くないし、これからも安定してもらえるはず」



私自身、そんな風にどこかで信じていたんです。

でも、いざボーナスが減額されてみると、急に“現実”が突きつけられるんですよね。

どんなに頑張って働いても、評価が変わっても、結局「会社の都合ひとつ」で収入は左右されてしまう。



会社に依存して生きるというのは、つまり「他人が握る財布の紐に自分の人生がかかっている」ということです。

安定しているように見えて、実はとても不安定な構造。



それに気づいた瞬間、「あぁ、これが“給与依存の怖さ”か」と、深く実感しました。






◆ 「自分でつくる安心」の必要性



多くの人は、給与明細に書かれた数字を“安心”の基準にしてしまいます。

でも、本当の安心は、他人が決めた金額ではなく、自分でつくるものです。



もし給与が下がっても、別の収入源があればどうでしょう?

生活は少しも揺らがない。むしろ「そういう年もあるよね」と笑っていられる。

この違いこそ、経済的な“自立”の境界線です。



私の場合、会社の給料以外に、インデックスファンドと不動産投資からの収入があります。

これらの収入が「もうひとつの柱」として機能しているおかげで、ボーナスが減っても家計はびくともしませんでした。

むしろ、今回の出来事で「やっぱり複数の収入源を持つことは大切だ」と改めて確信しました。






◆ “会社の評価”ではなく“自分の積み上げ”を信じる



世の中の多くの人が、会社からの評価や肩書きを「自分の価値」だと勘違いしてしまいます。

でも、本当の価値は「自分が積み上げた資産」と「身につけた知識・習慣」にあります。



会社の評価は変わっても、学んだ知識や積み上げた資産は奪われません。

たとえ明日会社がなくなっても、あなたの口座に残るお金と経験は、あなた自身のものです。



今回のボーナス減額は、そんな“真の資産”の大切さを思い出させてくれる出来事でした。






◆ 給与に頼らない仕組みを持つことの意味



給料が安定している人ほど、「このままでいい」と思いがちです。

でも、インフレや税負担、社会保険料の上昇などを考えると、実質的な手取りは年々減少しています。



つまり、収入が変わらなくても「可処分所得」は減っていく。

これは、静かにあなたの生活を侵食していく“見えないリスク”です。



だからこそ、次の3つの柱を意識しておくことが大切です。




  • ① 資産を生み出す仕組みをつくる(投資・副収入)

  • ② 支出を最適化する(固定費の見直し)

  • ③ 自分の知識とスキルに投資する



この3つが整うと、どんな環境でも“揺るがない自分”をつくることができます。






◆ ボーナスが下がっても心穏やかでいられる家計



実際に私の家庭では、ボーナス減額の知らせがあった日も、妻はこう言いました。

「まあ、投資からの配当が入ってるし、家計は全然大丈夫だよね。」



この“心の余裕”こそが、資産形成の最大のメリットです。

給料が下がっても、ボーナスが減っても、「次の一手」がすぐに打てる。

それが、家計を仕組み化している人の強さです。



人は、安心を「収入の高さ」から得ようとしがちですが、

本当の安心は「収入の多様性」と「生活コストの低さ」から生まれます。






◆ “給与の天井”より“資産の複利”を見よう



給料は、どんなに努力しても必ず「上限(天井)」があります。

でも、資産の複利には“上限”がありません。



積立投資で年3〜5%のリターンを続けていけば、10年後・20年後の資産は大きく膨らみます。

この「時間×複利」の力は、会社員として働いているだけでは得られないものです。



今回のボーナス減額をきっかけに、私自身も「もっと複利の力を活かす仕組み」を見直しました。

長期・分散・低コストを徹底することで、安心は確実に積み上がっていきます。






◆ 給料が下がっても、人生は下がらない



ボーナスが下がった瞬間はショックでした。

でも今、振り返ってみれば「良い気づきの機会」だったと思います。

なぜなら、あのときに“本当の安心”のありかを再確認できたからです。



給与に依存しない生き方。

それは、給料を否定することではありません。

むしろ、会社からの収入を「資産形成の原資」として最大限に活かすことです。



「ボーナスが減った=終わり」ではなく、「資産形成のスタート」に変える。

そう考えられる人が、これからの時代を豊かに生き抜いていくのだと思います。






◆ 最後に ── “安心”は自分でつくれる



給料もボーナスも、他人が決めた数字です。

でも、あなたの人生の設計図は、あなたにしか描けません。



給与に頼らない仕組みをつくり、生活をシンプルに整え、

「心の安定」を資産から生み出す。

それが、私が目指す“売らないお金の学校”の本質です。



今日も、1日1つの行動で未来は変わっていく。

ボーナスが下がっても、あなたの価値は下がりません。






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どうやって“種銭”を貯めるか――無理せず資産の芯をつくる方法

お金を貯めようと思ったとき、つい「節約しなきゃ」「我慢しなきゃ」と考えてしまいますよね。

でも、実際に資産を築いた人たちは、ほとんどが“我慢”ではなく“仕組み”でお金を貯めています。
今日は、極貧生活をしなくても「種銭=資産の芯」を貯める方法を、できるだけ分かりやすくお話しします。

◆ 1. 「節約」よりも「仕組み」

お金を貯められない一番の理由は、「余ったら貯めよう」と考えていること。 実はこれ、永遠に貯まりません。

正しい順番はこうです。 「収入 → 貯金(投資) → 支出」

つまり、お給料が入った瞬間に自動で積立や投資に回るようにする。 「残ったら貯める」ではなく、「残してから使う」。 これだけで、生活は何倍も安定します。

最初は3万円でもOK。 最初の金額よりも大事なのは、仕組みを“固定化すること”です。

◆ 2. 固定費を見直すだけで家計は変わる

節約で頑張るより、まずは固定費を整えること。 ここを変えるだけで、生活の余裕は一気に増えます。

  • 家賃・住宅ローン:手取りの15%以下に。
  • 保険:県民共済+自動車保険だけでOK。
  • スマホ:家族で月5,000〜6,000円に。
  • :中古で十分。目的地に着く時間は変わりません。

これらを見直すだけで、月に5〜10万円は浮くケースも多いです。 1年で60〜100万円、5年で500万円以上。 そのお金を“先取り貯金”に回せば、それがあなたの資産の芯になります。

◆ 3. 「節約疲れ」から抜け出す

節約を頑張りすぎると、必ず“反動”がきます。 コンセントを抜いたり、電気を細かく消したり… たしかに効果はありますが、月に数百円レベル。 時間とエネルギーの割にリターンが小さいんです。

だから、毎日の細かい節約よりも、 「固定費を下げて、自動で貯まる仕組み」を整える方が、ずっと気持ちが楽です。

◆ 4. 家族で「お金の目的」を話そう

お金の話をタブーにしてしまう家庭は多いですが、 実はここが一番大事なポイントです。

「どう生きたいか」「どんな家族でいたいか」―― この価値観の共有がないまま、ただ節約しても長続きしません。

夫婦で、「何のためにお金を使うのか」を話してみてください。 それが“軸”になります。

◆ 5. 共働きの力を最大限に使う

夫が正社員、妻がパートという家庭は多いですが、 夫婦で正社員として働くと、年収は300〜400万円アップします。

これは、単にお金が増えるという話ではありません。 将来の選択肢が増えるということ。 金融機関の融資や投資判断も有利になります。

「子どもが小さいから働けない」と感じる人も、 学童や地域サポートを使えば、意外と時間は作れます。

共働きは“時間の工夫”でカバーできる。 夫婦で力を合わせることで、人生設計がまったく変わってきます。

◆ 6. 副業よりも、本業で勝つ

「副業しようかな」と考える人も多いですが、 私は副業不要派です。

なぜなら、副業に数時間使うよりも、 本業でスキルを磨いて昇進するほうが圧倒的に効率がいいからです。

副業で月3万円稼ぐより、本業で年収を50万円上げたほうが簡単。 しかも社会的信用も上がります。 だから、まずは「今の仕事で価値を高める」。 それが最強の投資です。

◆ 7. 種銭シミュレーション

実際に、どれくらいのスピードで1,000万円貯まるのかを見てみましょう。

●手取り年収400万円の場合
・月の貯金額:3万円
・年間貯金額:36万円
・1,000万円到達まで:約21年

●手取り年収600万円の場合
・月の貯金額:6万円
・年間貯金額:72万円
・1,000万円到達まで:約14年

●手取り年収900万円の場合
・月の貯金額:10万円
・年間貯金額:120万円
・1,000万円到達まで:約9年

●手取り年収1,200万円の場合
・月の貯金額:20万円
・年間貯金額:240万円
・1,000万円到達まで:約5年

ポイントは、利回りではなく貯蓄率。 どれだけ早く「種銭=資産の芯」をつくるかが、資産形成のカギです。

◆ 8. 教育費・老後資金も仕組み化で解決

教育費は、子ども1人あたり900〜1,100万円が目安です。 15年で積み立てるなら、月6万円。 夫婦共働きなら、十分に可能な金額です。

老後資金も同じ。 iDeCoや新NISAを使えば、夫婦で2,000万円以上の老後資産をつくることもできます。

焦る必要はありません。 早く始めて、仕組み化すること。 これがすべてです。

◆ 9. 種銭がくれる「心の安定」

100万円貯まると、安心が生まれます。 500万円で、余裕が生まれます。 1,000万円を超えると、「お金に支配されない自由」が生まれます。

お金は、ただの数字ではありません。 心の安定、家族の安心、選択の自由――すべての土台になります。

◆ 10. 未来の自分に支払う生き方へ

お金は「未来の自分」への支払いです。 資産形成は、自分と家族の選択肢を増やすためのもの。

今日からできるステップは、たったの5つです。

  1. スマホ代を見直す
  2. 保険を整理する
  3. 住宅費を手取りの15%以内に
  4. 給与口座で自動積立を設定
  5. 夫婦でお金の目的を話す

この5つを実行するだけで、あなたの家計は劇的に変わります。 5年後、10年後の未来を安心して迎えられるようになります。

◆ 最後に

資産形成とは「生き方のデザイン」です。 誰かに見せるためのお金ではなく、 自分と家族のために使えるお金を増やすこと。

極貧生活なんて必要ありません。 固定費を整え、仕組みをつくり、少しずつ“芯”を大きくしていくだけでいい。

今日の1万円の積立が、10年後のあなたの人生を支える黄金の芯になります。

まずは、未来の自分に支払うことから始めましょう。

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「種銭」が人生を変える──最初の一歩を踏み出す資産形成の本質



こんにちは、小林且昌です。



今日は、どんな人でも資産形成を始めるうえで避けて通れないテーマ、「種銭をつくる」ということについてお話しします。



投資や資産運用というと、「どのファンドがいいのか?」「どの銘柄が上がるのか?」という話題に目が行きがちです。でも実際にお金を増やしている人たちが大切にしているのは、そこではありません。



それは――「どれだけの元本をつくれるか」ということ。






◆ 種銭がないと、資産は増えない



資産形成は、雪だるまを転がすようなものです。最初の芯(=種銭)が小さいと、どんなに頑張って転がしてもなかなか大きくなりません。でも、最初の芯をしっかりつくっておけば、あとは転がすたびに雪(=お金)がどんどん増えていくんです。



例えば、毎月1万円を年10%で運用しても、20年後に約760万円。一方、毎月20万円を年3%で運用すると、20年で5,000万円を超えます。



驚くほど単純ですが、これが真理です。

「利回り」よりも「積立額」こそが人生を変える。






◆ 種銭をつくるには、順番を変える



多くの人は「収入-支出=貯金」だと思っています。けれど、資産を増やす人の考え方は違います。



収入-(先取り貯金+投資)=支出



この順番を変えるだけで、家計の流れが一気に整います。最初に“未来の自分”へ支払いをするんです。残ったお金で生活する、これが基本の形です。



この「自分に先に支払う」という習慣が、人生を豊かにします。






◆ 支出は「他人への支払い」、投資は「自分への支払い」



自分へのご褒美として買うブランドバッグや最新家電。気分は良いですが、支払っているのは「お店」や「企業」に対してです。



つまり、お金を使う=他人に支払う行為

一方、貯金や投資は“未来の自分への支払い”。

これを意識すると、使うお金の意味がまったく変わります。



お金を「消費」ではなく「育てる」方向へ。

このマインドを持つだけで、1年後の残高は確実に変わります。






◆ 最初の100万円が人生を変える



最初の100万円をつくること。これが資産形成のスタートラインです。



100万円を貯めた経験がある人は、その後の200万円、300万円が驚くほど早く貯まります。なぜなら、“できた”という実感が自信につながるからです。



この「最初の100万円」をつくる過程で、あなたはお金の使い方、我慢、計画性、自己管理…あらゆるスキルを身につけます。だからこそ、100万円は「お金」ではなく「力」です。






◆ 行動が“複利”を生む



アインシュタインは言いました。

「複利は人類最大の発明だ」と。



でも、複利はお金だけに働くものではありません。

「行動」にも複利が働きます。



毎月3万円を30年続けると約1,700万円。

毎月10万円なら30年で5,800万円。

20万円なら20年で5,400万円。



けれど、もっと大切なのは数字ではなく、「続ける仕組み」を持つこと。

積立を自動化し、感情を排除し、ただ続ける。

この“継続の複利”こそが、最強の武器です。






◆ 黄金の木を育てるイメージで



資産は“黄金の木”のようなものです。

最初は小さな苗。

そこに水(積立)と光(知識)を与える。

やがて幹(資産)が太くなり、枝(投資)が広がり、果実(運用益)が実る。



果実を少し味わい、残りを根に戻す――それが「複利」。

こうしてお金が循環し、減らない豊かさが育っていきます。






◆ 「種銭」がある人は、選べる人になる



100万円、500万円、1,000万円と貯まっていくと、不思議と焦りが消えます。

それは「お金がある安心感」ではなく、「選択できる自由」。




  • 仕事を無理に続けなくてもいい

  • 家族との時間を増やせる

  • 突然の出費にも慌てない



お金は安心を買うものではなく、「選べる人生」をつくる道具です。

その道具を手にするためには、まず「芯」を太くすること。

つまり、種銭をつくることなんです。






◆ 未来の自分に支払う生き方へ



資産形成のスピードを決めるのは、テクニックでも利回りでもありません。

それは「行動の早さ」と「芯を育てる意志」です。




  • 収入から先に自分に支払う

  • 固定費を整えて、生活を軽くする

  • 小さくても続ける



この3つを積み上げていけば、誰でも“黄金の芯”を育てられます。



見栄や世間体に流されるのではなく、

自分と家族の価値観に沿ってお金を使う。

それが本当の豊かさです。



今日、あなたが始める1万円の積立が、

10年後のあなたを支える黄金の幹になります。



未来の自分に支払いを続ける人こそ、真に豊かな人です。






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周りの目に合わせて生きるのは、もうやめよう——お金の使い方が変われば、人生が変わる



私たちは気づかないうちに、誰かの基準で生きてしまっています。



たとえば保育園のママ友とのランチ、小学校の行事での会話、会社の同僚との飲み会、近所づきあい……。どこかで「周りの目を気にして」お金を使ってしまう瞬間、ありませんか?



「中古車は恥ずかしいから新車を買う」「国内旅行じゃなくて海外旅行に行かないと」「子どもの服はブランドものを」——。



それらはすべて、見えない“世間体の枠”にお金を支配されている状態です。



見栄消費の正体——誰かの基準でお金を使う人生



見栄消費とは、他人の目を気にして使うお金のこと。言い換えれば「自分の幸せではなく、他人の評価のために支出している」状態です。



日本人は特に「同調圧力」が強く、周囲の基準に合わせようとする傾向があります。



例えば、年収600万円の共働き夫婦がいたとします。

同じ世帯収入でも、Aさん夫婦は毎月の生活費を抑え、将来の教育費や老後資金に備えて積立を行っています。

一方でBさん夫婦は「周りに負けたくない」と思い、新車を購入し、ブランド品を揃え、年に2回の海外旅行に行きます。



見た目は華やかですが、どちらが将来に安心感を持てるでしょうか?



収入が同じでも「お金の使い方」で人生は変わる



お金をどう使うかによって、人生の安心度は大きく変わります。



世帯年収600万円の夫婦の場合、手取り収入は約500万円。

月40万円ほどの生活費の中から、10万円を積立・投資に回す家庭と、すべてを消費に回す家庭では、20年後の資産額は驚くほど差が出ます。



・積立を続けた家庭: 月10万円×12ヶ月×20年=2,400万円+運用益(約1.5倍で3,600万円程度)

・積立しなかった家庭: 預金ゼロ、または少額貯金



この差は「お金の知識」だけでなく、「お金の使い方の哲学」から生まれます。



教育費と老後資金、家族の未来を守るために



子ども1人にかかる教育費は、すべて公立でも約1,000万円、私立を含めると約2,000万円といわれています。大学まで進学する場合、家族のライフプランに大きな影響を与える数字です。



さらに老後資金。

厚生年金・国民年金の平均受給額は夫婦で月約22万円。

老後の生活費が月30万円だとすれば、毎月8万円が不足します。



この「不足分」をどう補うか。

貯蓄なのか、資産運用なのか、あるいは不動産からの家賃収入なのか。

答えは家庭によって違いますが、どんな方法を選ぶにしても「浪費体質」を見直すことが第一歩です。



心の豊かさは収入ではなく「使い方」で決まる



多くの人が勘違いしているのは、「収入が増えれば豊かになれる」という思い込みです。



実際には、収入が増えても「支出も比例して増える」人が多い。

つまり、年収1,000万円あっても浪費すれば不安は消えません。



一方で、年収500万円でも支出を最適化し、余剰資金を積み立てていれば、心の安定は得られます。



お金の本当の価値は、「自分の人生を選ぶ自由を与えてくれること」です。

それは他人に見せるための“装飾品”ではありません。



見栄消費をやめて、自分の価値観で生きる



本当に幸せなお金の使い方は、

「自分と家族がどう生きたいか」を基準にすること。



見栄や比較ではなく、「自分たちが豊かだと感じる生活」をつくることです。

それは、決して派手な生活ではなくてもいい。



・子どもが安心して教育を受けられること

・不測の事態が起きても慌てない生活防衛資金があること

・老後も好きなことに時間を使えること



この3つが整っていれば、十分に「経済的に自由な人生」と言えるのではないでしょうか。



ライフシミュレーションで見える現実



例えば、世帯年収600万円・手取り500万円の家庭が、30年間積立を続けた場合のシミュレーションを考えてみましょう。







積立額(月)年間積立運用利回り30年後の資産額
5万円60万円3%約2,920万円
10万円120万円3%約5,840万円


この数字を見てどう感じるでしょうか。

「そんなに貯まるの?」と思うかもしれませんが、これは複利の力が働いた結果です。



一方で、見栄や浪費にお金を使い続けている家庭では、30年後にほとんど資産が残りません。

同じ収入でも、「使い方」で未来は劇的に変わります。



お金の整理=生き方の整理



お金の管理とは、単なる数字合わせではなく「価値観の整理」です。



・何に喜びを感じるのか

・何に安心を感じるのか

・家族とどう生きたいのか



これらを明確にすることで、お金の使い方は自然と変わります。

浪費が減り、投資や教育、将来に向けた支出が増えていく。



つまり「家計管理」は、人生そのもののデザインなのです。



まとめ:お金を使う基準を取り戻そう



周りに合わせる生き方をやめ、自分の価値観を基準にお金を使う。

それが、心豊かに生きるための最初のステップです。



お金の使い方を変えれば、人生の見え方も変わります。

自分の幸せのために、家族の未来のために、お金を使う。



その積み重ねこそが、本当の意味での「資産形成」だと私は思います。






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お金に振り回されない生き方、資産形成の具体的なステップを詳しく解説しています。

ぜひ、あなたの未来設計に役立ててください。

健康資産 × 経済的自立 ― 100年時代を豊かに生き抜く“第3の資産形成”

◆ 100年時代をどう生きるか?

「人生100年時代」と言われるようになって久しいですね。 でも正直なところ、「長生きできるか」よりも「長く健康で働けるか」が気になる方のほうが多いのではないでしょうか。 昔のように60歳で定年を迎え、年金と貯金で老後を暮らす―― そんな時代は、もう過去の話です。 今は寿命が延び、社会も働き方も大きく変わりました。 つまり、“生き方”そのものをアップデートしなければならない時代になったのです。

◆ お金だけじゃ足りない時代に

私は20代後半から投資を始め、 インデックス投資と不動産投資を中心に資産を築いてきました。 お金が増えることはうれしいし、複利が働いていく感覚は本当に面白い。 でも、ふと気づいたんです。 「お金があっても、体を壊したら楽しめない。」 投資で増えたお金も、健康を失えば意味がありません。 どんなに高級な食事も、どんなにいい家に住んでも、健康がなければ幸せを感じることはできないのです。 そう考えるようになってから、 私は“お金の資産”だけでなく“健康の資産”を増やすことを意識するようになりました。

◆ 健康は「見えない資産」

週に2回、私は接骨院に通っています。 担当の先生はなんと84歳! それでも毎日現場に立ち、患者さんを笑顔にしている姿を見て、本当に尊敬しています。 その先生がいつも言う言葉があります。 「お金があっても健康じゃなければ、人生は楽しくないよ。」 この一言に、すべてが詰まっています。 健康は、“人生を楽しむ権利”なんですよね。 先生は今も現役で、私を含め多くの患者を支えています。 80歳を超えてもなお「必要とされる人」であり続ける―― それがどれほど素晴らしいことか、いつも感じています。

◆ 経済的自立 × 健康資産のバランス

私は40代になってから、不動産投資を本格的にスタートしました。 現在、総額2億円規模の物件を保有し、年間のキャッシュフローは約300万円。 家賃収入があることで、「お金の心配がない」という安心感が生まれました。 でも、それだけでは終わりません。 経済的自立と健康の両立こそが、真の豊かさだと感じています。 お金の余裕があると、時間にも心にもゆとりが生まれる。 その時間を健康づくりや家族との時間に使えば、人生の満足度は一気に上がります。 健康を維持しながら、経済的にも安定している―― このバランスを保つことが、これからの時代に最も大切なことだと思います。

◆ “第3の資産”とは、生きがいの資産

お金の資産、健康の資産。 そしてもう一つ、忘れてはいけないのが「生きがいの資産」です。 私は、“人から必要とされること”が何よりの財産だと思っています。 「あなたがいてくれて良かった」と言ってもらえるような存在になること。 それはどんな株式よりも、どんな不動産よりも価値があります。 生きがいの資産とは、 「誰かに求められ、感謝される経験の積み重ね」。 この資産は、年齢を重ねるほど価値が増していきます。

◆ 働くこと=社会とのつながり

私はこれからも、働き続けたいと思っています。 お金のためではなく、誰かの役に立ちたいからです。 仕事は「社会とのつながり」です。 そして人との関係は、私たちの心を豊かにしてくれる。 「生涯現役」というのは、定年後も働くという意味ではなく、 **“社会と関わり続ける生き方”**のことだと私は考えています。

◆ 健康を守る小さな習慣

健康資産を増やすために、大げさなことをする必要はありません。 毎日の小さな積み重ねで十分です。
  • 朝のストレッチを習慣にする
  • 夜はスマホを遠ざけてぐっすり寝る
  • 食事は腹八分目にする
  • 家族や同僚に「ありがとう」を伝える
これだけでも、心と体は安定していきます。 健康は“複利”で増えていくもの。 お金の投資とまったく同じですね。

◆ 豊かに生きる3つの柱

100年時代を幸せに生き抜くためのキーワードは、次の3つです。
  1. お金の資産(経済的自立)
  2. 健康の資産(身体と心のバランス)
  3. 生きがいの資産(社会とのつながり)
この3つを意識して育てていけば、 人生のどんな時期でも「豊かさ」を実感できるようになります。

◆ 生涯現役という生き方

接骨院の先生は、今日も現場に立っています。 84歳になっても、患者のために手を動かし、笑顔を届ける。 そんな姿を見ていると、「働くこと=生きること」だと感じます。 人生の最終盤に、「まだやりたいことがある」と言える人は、どれだけ幸せでしょう。 それが健康の証であり、生きがいの証でもあります。

◆ おわりに:人生を“複利”で豊かにする

お金も、健康も、人間関係も―― 全部、日々の積み重ねでしか育ちません。 健康は「毎日の小さな行動の複利」で増え、 資産は「長期投資の複利」で増える。 そして信頼や人脈は、「感謝の複利」で増えていきます。 この3つの複利を育てることこそが、 100年時代を豊かに生きるための「第3の資産形成」です。

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今日は、私が尊敬してやまない「84歳の現役の先生」のお話をします。

私は週に2回ほど接骨院に通っているのですが、
その先生は80歳を超えても毎日現場に立っています。
患者一人ひとりに丁寧に向き合い、施術をしながら、
いつも「健康」と「仕事」の話をしてくださいます。

「お金より大事なのは健康だよ」
「元気でいれば、何でもできる」

この言葉を何度聞いたかわかりません。
けれど、聞くたびに心に響くんです。


先生は、もう働かなくても十分に暮らせる資産をお持ちです。
でも、働くことを選んでいます。
その理由を聞くと、こう答えてくれました。

「ありがとうって言われるのがうれしいんだよ。」

この言葉を聞いて、私はハッとしました。
お金ではなく、「感謝」で生きている。
それが本当の“豊かさ”なのだと気づかされました。


私も社会人として、家庭人として働いてきましたが、
最近は「どう働くか」が大事だと感じています。

“必要とされる人”であること。
“感謝される仕事”をすること。

この2つがあるだけで、働くことが楽しくなります。


そして、やっぱり健康がすべての土台です。
どんなに資産を築いても、健康を失えば何もできません。
だからこそ、私は投資と同じくらい「健康への投資」も大事にしています。


84歳の先生は、人生のロールモデルです。
必要とされ、感謝され、健康で働く。
そんな姿を見て、私も「生涯現役でいたい」と心から思います。


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こんにちは、小林且昌です。
今日は少し真面目に「努力」についてお話ししたいと思います。


■ 努力をしても報われない?

若い頃、何をしても結果が出ず、
「努力なんて無駄じゃないか」と思った時期もありました。

でも今思えば、あの時の努力は“種まき”だったんです。
結果が出るのは、ずっと後。
時間差で咲くのが努力の花なんですね。


■ 人脈や運は「後からついてくる」

昔は人脈を広げることばかり考えていました。
でも、今はこう思います。

本気で努力している人のまわりには、
自然と応援してくれる人が集まる。
「人脈は作るものではなく、育つもの」です。


■ 運がいい人ほど、実は努力している

「運がいい」と言われる人ほど、準備しています。
学び、考え、動き続けている。
だからこそ、チャンスを見逃さないんです。

運とは“偶然”ではなく、“必然”の結果なんです。


■ 勉強し続けることが最大の自己投資

学生の頃は勉強が苦手でも大丈夫。
社会人になってからが本番です。

好きなことを深掘りし、
自分の武器に変えていくことが“社会人の勉強”。
それが人生の方向を決めます。


■ 努力は「人間力」を育てる

知識やスキルよりも大事なのは“人間力”。
どんな時も誠実に対応できる人は、周囲から信頼されます。
努力の本質は「誠実さ」なんです。


■ 結果は後からやってくる

成功者は、みんな努力しています。
運も人脈も、結果でしかありません。

努力しないで結果を求める人はいません。
だから私は、今日も努力を続けます。


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こんにちは、小林且昌です。
今日はちょっと真面目に「お金の本質」の話をします。

ある本を読んで衝撃を受けたことがあります。
フランスの経済学者、トマ・ピケティの言葉です。

r > g(資本収益率は経済成長率を上回る)

つまり、働いているだけではお金は増えない。
お金を“働かせる側”に回らない限り、自由は得られないということです。


■ 労働だけでは限界がある

サラリーマンの給料は、会社の利益の一部。
どんなに頑張っても、給与の上限があります。

一方で、資本を持つ人は、企業の利益そのものを受け取る。
ここに、決定的な違いがあるんです。


■ 知るだけでは意味がない

「r > g」を知っても、行動しなければ何も変わりません。
私自身も、2016年に投資で損を出した経験から、
知識を得ることの大切さを痛感しました。

不安をなくすには、学びしかありません。


■ 私の実践:投資と不動産の2本柱

私はインデックス投資で資産を増やしつつ、
不動産で安定したキャッシュフローを作っています。

不動産規模は約2億円、年間のキャッシュフローは約300万円。
この仕組みがあることで、会社の給与に頼らない安心感があります。


■ 今日からできる3つのステップ

  1. 家計を整えて黒字にする

  2. NISA・iDeCoを自動化する

  3. 不動産や株を通じて資本を持つ

この3つを始めるだけで、人生が大きく変わります。


■ 最後に

お金の格差は“行動の格差”です。
勉強して、仕組みを作れば、誰でも資本家になれる。

焦らず、長く、続けていきましょう。


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人生を豊かにするお金の哲学 ― 資産形成の集大成

こんにちは、小林且昌です。
今日は「お金の話」だけど、少し違った視点からお届けしたいと思います。

お金って、“増やすこと”や“節約すること”ばかりに注目されがちですが、
本当はその裏に「どう生きたいか」という価値観があるんですよね。

このブログでは、私自身が20代から実践してきた資産形成の経験をもとに、
お金の「増やし方」「守り方」「使い方」を、できるだけやさしくお話しします。


◆ きっかけは2016年のチャイナショック

私は28歳のときに投資を始めました。
最初は少額の積立。でも、2016年に起きたチャイナショックで、
あっという間に含み損が数百万円…。正直、頭が真っ白になりました。

でも、この経験がターニングポイントでした。
「なぜ自分は不安なのか?」「どうすれば長く続けられるのか?」
そんな疑問をきっかけに、投資の本質を学び直しました。

そのときに出会ったのが、ジョン・ボーグル、チャールズ・エリス、バートン・マルキール。
3人の共通点は「市場を予測せず、居続けること」。

つまり、“短期で勝とうとしない”ということ。
これを理解したとき、ようやく自分の中でスイッチが入りました。


◆ 複利の力に気づいた瞬間

100万円を年7%で運用すると、20年後には386万円になります。
これが「複利の力」。時間が味方してくれる仕組みです。

私はそれから「給料日に自動で積立される設定」にしました。
相場が下がっても止めない。むしろ「安く買えてラッキー」と考えるように。

このシンプルな習慣が、10年後に大きな結果を生みました。
お金に支配されるのではなく、“お金と共に生きる”という感覚が芽生えたのです。


◆ 守る力 ― 感情ではなく仕組みで動く

お金を守るためには、「仕組み」を作ることが一番大事です。
人間って、感情の生き物ですからね。笑

私が実践しているのはこの4つ:

  • 投資は自動積立(感情を排除)
  • 支出は自動振り分け(予算管理)
  • 保険は必要最低限
  • NISA・iDeCoの制度を最大限活用

これだけで「勝手にお金が増える仕組み」ができます。
家計を守るのは、節約ではなく「整えること」なんです。


◆ 使う力 ― 幸せを生むお金の使い方

お金は、ただ貯めるだけじゃ意味がありません。
“どう使うか”で人生の質が決まります。

20代のころの私は、給料をもらうたびにすぐ使っていました。
ブランド品、旅行、家電…。欲しかったものは全部買いました。
でも、あとに残るのは「空虚さ」だけ。

そこから気づいたんです。
お金は「欲」ではなく「意図」で使うべきだって。

そして、「使い方」には3つの種類があると気づきました。

  1. 消費(生活の維持)
  2. 浪費(一時的な満足)
  3. 投資(未来への投資)

学び・健康・人間関係に使うお金は、必ずリターンをくれます。
これは数字じゃ測れない、“心の資産”なんです。


◆ 不動産がくれた“安心というリターン”

40歳を過ぎて、不動産投資を始めました。
現在は総額2億円規模、年間キャッシュフローは約300万円。
これが「心の安定」をもたらしてくれています。

株式が「増やす投資」なら、不動産は「守る投資」。
インフレにも強く、毎月の家賃収入があることで精神的にも安定します。

お金の世界では、バランスがすべて。
増やす × 守る × 使う、これが整ったとき、人生は一気に安定します。


◆ 経済的自由とは“働かないこと”じゃない

経済的自由=仕事を辞めること、ではありません。
本当の自由とは「お金のために働かなくてもいい状態」。

私自身、もし明日から給料がゼロになっても生活できます。
でも、働くのをやめたいとは思いません。
なぜなら、働くこと自体が「成長」であり「貢献」だから。

お金の心配がなくなって初めて、
“自分の好きな仕事を選べる自由”が生まれるんです。


◆ 次の世代へ ― 金融教育という贈り物

資産形成の本当のゴールは、次の世代にあります。
お金の知識や習慣を、子どもたちに伝えること。

家計の見える化、投資信託の説明、ふるさと納税の選び方。
家庭の中でできる“小さな金融教育”こそが、最も実践的なんです。

「お金の話=難しい」ではなく、「家族で考えるテーマ」にしていく。
これが、次世代の日本を変えていく第一歩だと感じています。


◆ お金の哲学は“生き方”そのもの

お金を増やすこと。守ること。使うこと。
この3つの力が整ったとき、ようやく「お金から自由」になれます。

私は10年以上かけてこの仕組みを作りました。
でも、やっていることはとてもシンプル。
「焦らない」「続ける」「仕組み化する」――この3つだけ。

お金を通じて、自分自身を育てる。
それが、人生を豊かにするいちばんの近道です。


次回予告

次回はシリーズ最終章、
「お金を使う力 ― 幸せを最大化する支出哲学」
について詳しくお届けします。


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