アッセンの風

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06Jun
- マルケス、ドゥカティワークスへ・・・正式発表されたのね。
  HRCに残っていれば、１０数億円のギャラが手に入ったにも関わらず、今季はノーギャラでグレシーニで型遅れのドゥカティで好走。正直、もっと、ガンガンに行けるかなと思っていたけど、それは、まだ、これからなのでしょうかね。でも、これでホンダRCVの問題点はライダーではなかったというのはハッキリしてしまった訳で・・・。転倒が少ない、タイヤもグリップしてくれる、車体の信頼性があるから、思い切って攻めていけるのでしょうね。ドゥカティと言ったら、直線は速いけど、曲がらないというイメージがありましたよね？あったでしょう？ねえ？それが今はどうよ？ですわ。対して、彷徨う迷路をホンダ、ヤマハは抜け出せるのかな・・・・。なんで、こうなったんだろう・・・。ホンダの迷走ぶりって、遡ること、NR時代まで遡るくらいじゃないのかな・・・・。あの時は４ストを捨てて２ストに思い切り舵を切って成功したけど。今のこの迷走を抜け出すには思い切って、何かを切り捨てて、大きく舵を切らないといけないのか・・・。バイクに乗らない人がバイクを作っているとか・・・・(笑)昔、入交さんが信号待ちしている時に、「はっ！」と閃いてオーバルピストンを採用したように、何か、こう、ホンダ、ヤマハも画期的な閃きが必要なのかもね・・・・。
- 自動車メーカーの不正認証とは言うけれど・・・・
  国交省とメーカーの認識が嚙み合ってない・・・という事はありませんかね・・・。ここ10年くらいの検査制度とか税金とか、行政のしている事がうーん・・・・という感じではあります。古い物を長く大切に使っていくことって大事だと思うのだけど、それに対して増税するというのもね・・・。どうなんでしょう・・・？
23Nov
- 2023　Moto3クラスタイトル決定なんだけど・・・
  後味は決して良くない幕切れになってしまいました・・・。とは言え、記録上はチャンピオン。G＋解説の坂田氏は終了後、「これもレース。」と割り切れていた辺りはさすがだなと。でも、坂田氏が現役時代だったら、メチャクチャ、ぶち切れていた感じがしないでもないですが・・・（苦笑）マシア選手はもしかしたら、今季でMotoGPの世界からサヨナラしなければならなかったかもしれない。シートを追われる可能性が高かった中でタイトルを決めた辺りは立派だと思います。あのレースを見ていなければ私も天晴と思えたと思うのですが・・・。でも、確かに、こういう戦略は今に始まった事ではない訳で、だからこそ、タイトルを取るためにはキレイごとなんて言ってられないんだという考え方もあって、チームの戦略としてもナリフリ構わずやるという考えがあり、ああいう形になったのかなと・・・。チーム戦略として、ライダーのリプレイスは願ったり、叶ったりだったとしたら・・・それも悲しい訳で。マシア選手が「ササキも汚い事をして来た。だから、やり返した。」みたいなコメントをしていますが、これも？？？が並ぶ訳で。受け手の感じ方の問題もあるかもしれないですが、ただ、マシア選手、チームにしてみたら、佐々木選手を悪者にしないと、自己の行為が正当化できないというのもあるのだろうなとは思います。まだ、続く、現役生活の中で彼がどんな風なレース生活、私生活を歩んでいくのか、その事がきっと、今回の件の証明になると思っています。ええ、まあ、個人の勝手な感想、思いという奴です。とは言うものの・・・一方の佐々木選手もこれでチャンピオンに相応しいのかと問われれば、疑問の余地がないということではない訳で。今シーズン、何処で勝った？と問われれば・・・・・となる訳で。歴史を紐解くと・・・私がGPを見始めた時から、パッと浮かぶのは90年シーズンのオランダ、ハンス・スパーン選手とカピロッシ選手の件ですかね。イタリア人選手というのは自国から世界チャンピオンの可能性があれば、チームの枠を超えて、イタリア人同士で、その選手のサポートに回っていたりしたので。スパーンの時はその被害を諸にこうむった訳で。95年、アッセンで観戦したとき、地元オランダのファンはその事を忘れてなかったですものね。(笑)あからさまに「イタリアン？ノーイタリアン、イタリアン！！！！ブー！！！！！」と、私の周りのオランダ人みんなが親指を下に下げて、ブーイングの嵐でしたもの。まあ、みんな酔っぱらってたけど。(笑)（でも、イタリア人、みんなが悪い訳じゃありません。それぞれです。逆に98年観戦時にはイタリア系の方に親切にして頂いたので。）あと・・・やっぱり、日本人にとって出て来るのは98年の最終戦かな・・・。これもカピロッシ選手にはなるのですが・・・。原田選手のインに突っ込んで、タイトルを奪取したシーンですが・・・。これについては私もだいぶ前に書いているので、そちらを参考にして頂いて。結局、カピロッシはイタリア人でありながらもアプリリア・ワークスを追い出され、元チームメイトのグレシーニに拾ってもらう形で現役を続行する事になるのだけれど。今回のマシア選手が、何が何でも戦うモチベーションを維持するためには佐々木選手を悪人に仕立て、自分の行為を正当化して、ナリフリ構わず、タイトルを奪いに行かなければいけなかった。でなければ、自分がこの場所を追われてしまう。いい子ではこの舞台には立てないし、ましてや、頂点には立てない。だから、自分はこの道を選んだ・・・・という事であれば、それは本人の選択なので。ただし、この手法は癖になるかもしれないし、このやり方を続けていれば、やがて、大きなものを失う事になるかもしれないよという事だけは、私が彼の身近な存在であるならば、そのように伝えてあげたいとは思います。そういう大人が回りに居なかったというのはなんとも、残念ではあります。
- MotoGP　マレーシアGP　2023　
  えっと・・・取り敢えず、インスタで。Koji S on Instagram: "MotoGP Malaysia Grand Prix"3 likes, 0 comments - assenwind on November 14, 2023: "MotoGP Malaysia Grand Prix" www.instagram.comKoji S on Instagram: "MotoGP セパン入場前のセキュリティチェックは人であふれ···"4 likes, 0 comments - assenwind on November 11, 2023: "MotoGP セパン入場前のセキュリティチェックは人であふれ···" www.instagram.comKoji S on Instagram: "MotoGP Sepan Malaysia Grand Prix 2023"0 likes, 0 comments - assenwind on November 17, 2023: "MotoGP Sepan Malaysia Grand Prix 2023" www.instagram.com
14Nov
- マレーシアグランプリ、セパンの熱量はハンパなかった・・・2023マレーシアグランプリ
  ２０１９年以来、４年振りにセパンインターナショナルサーキットに足を踏み入れて来ました。FIMロードレース世界選手権シリーズ、MotoGP、灼熱のマレーシアGP.本当に半端なく暑くて。２００４年に初めて出かけた時は、ネットでの情報も少なく、どうやって出かけて、どうやってチケットを買って良いのかも分からず。はたまた、チケットって買えるのかどうかも。で、２００４年の時はKLIAエキスプレスで空港まで戻って、そこからタクシーを使えばいいかなと思っていたら、ホテルの外がタクシー運転手達のたまり場になっていて、格好を見てMotoGP観戦と分かると、早速、熱心にいくらで乗せていくという話になり。１００RMって、言われたのかな・・・で、私が３０RMというと、あからさまに、残念そうな感じのゼスチャーをして、それから、８０RMでどうだ、いや、４０RMだという話になり、結局、「いろいろと回って行かないと行けないので距離がある。60RMでどうだ？」と持ち掛けられ、６０RMで手を打って、サーキットまで連れて行ってもらったんだよなあ。運転手はメーターを落として、それを見ると５０ちょっとくらいだったかな。「帰りはどうする？帰りもこの辺でタクシーを捕まえるしかないぞ。」と言われて降ろされたのが、坂の途中の辺り。で、どこに何があるのか、まったく、分からなかったので、近くで座っていたお兄ちゃんに、どこでチケットを買えるのか訊いたら、「あそこだよ。」と、教えてくれたのが、更に上にあった建物の方。早朝とは言え、人ッ気がない、静かだけど、寂しい感じで。で、チケットの値段が当時の日本円でグランドスタンド１５００円くらいだったのかな・・・。で、グランドスタンドに入っていくと、人はまばら。当時も外国人が多かったような気がします。それと日本人も。グランドスタンドは人がそんなにいなくて、バックストレッチとメインを自由に行き来できたんですよね。帰り際、グッズ売り場を覗いてみると、大したものはそんなになくて、ヒジャブをまとった女の子をTシャツをめぼしそうに見ていたのだけど、ハッキリ言って、そんなに材質は良くなさそうだったし、それでいて価格もねえ・・・。多分、女の子が持っているお小遣いからしたら、かなりのお値段だったんじゃないのかな・・・。で、前置きが長くなりましたが・・・2017年、２度目に訪れた時は、あまりの賑わいと華やかさ、ここまで盛況な場所になったのかと驚きで。しかも、すでにチケットはグランドスタンド完売状態で。そして、2019年、2023年と今回は4回目。気がつけば海外でここが一番、観戦回数が多い場所になってしまいました。２０１７年の時と比べて、人気は一段落した感じはありますが、それでも、今回もMotoGPクラスが始まる頃には私が観戦していたK1エリアはほぼ満員状態。イベント会場もかなりの盛況で。GPには出てない、スズキ、カワサキもブースは出していましたものね。大排気量のリッターバイク、スポーツバイクというのはさすがに価格の事もあり、売れないけれど、小排気量（110ｃｃ？）クラスのスクーターは町でもかなり走っているし、売れ行きがいいみたいです。実用的なのかもしれないけど。マレーシアの人、意外に朝が遅くて、出足も遅いのかな・・・と思いきや。結局、渋滞ではまるから、辿り着くもの遅くなるみたいで。ファンの国籍も様々でいろんな言葉が行き交い、マレー語は言うに及ばず、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、耳にしただけでも、そのくらい。K1エリアの中央付近には、学校関係者なのか、どこかの団体なのか、その関係の選手を応援するように、ドラムをたたきながら合唱が始まり。かと思えば、インドネシアからの団体が果敢に「インドネシア、インドネシア」と声を挙げれば、マレーシア人達も「マレーシア、マレーシア」と声を上げ。インドネシアの団体もマレーシアに気遣いしてか、「マレーシア！」という声を交互に上げ。かと、思えば、右側のサイドから左側に向けてウエーブが始まり。（この光景、昔、神宮のスーパークロスで見たよな・・・・(笑)）なにしろ、観衆の熱量が灼熱の陽射しに負けないくらいにハンパなくて(笑)。それでいて、マレーシア警察も巡回していて。交通整理等も警察が入って協力している感じで。マレーシアＧＰの、この空気感、熱量というのは日本というか、もてぎ、かつての鈴鹿にもなかった空気感、雰囲気かなと・・・。注目度、関心度、楽しみ方という点においては、もしかすると、日本ＧＰはマレーシアＧＰに追い越されてしまっているのかも・・・。クアラルンプル市内、チャイナタウンでも、見るからに（ああ、MotoGP観戦ね。）という外国人を沢山見かけたし、私も＃４３の帽子をかぶっていると、ちょくちょく、「ジャック・ミラー、ジャック・ミラー！」と声をかけられた訳で。じゃあ、これが、もてぎでGPがあって、東京で同じような光景を見られるかというと・・・どうなんでしょうねえ・・・。出国するときも、ブルゾンを羽織って、Tシャツは見えていないはずなのに、＃４３の帽子をかぶって出国審査官の前に立ったら、「Oh！You went to Moto GP！」と声をかけられましたしね。で、問題なく、出国と。(笑)KLIA（クアラルンプル国際空港）もMotoGP観戦客が大半だった訳で。日本だと、未だにバイクとなると、暴走族、非行、迷惑、危ないというイメージがつきまとう訳で。そんな中にあって、性能の良い、ハイレベルなマシンを作っていたホンダ、ヤマハもここへ来て、（ええっ・・・嘘でしょう？えええ！？）という感じだし。なんだかなあ・・・。しかし、それにしても、ここへ来ている海外の方々、いい時間の使い方をしているよなと。男性一人もいれば、親子連れ、若いカップル、ご夫婦、老年のカップル・ご夫婦。旅行を楽しむだけの時間と余裕、これ、ちょっと、日本の方にも考えて欲しいなあと。そして、もっと、海外へ出て、いろんな見識を深めて感動し、伝えてもらいたいなと。MotoGPという枠の中での異文化交流に感動、感激もし、何やら納得気味に頷きつつも、日本のモータースポーツ文化はこれで良いのだろうかと考えもした２０２３年のマレーシアGP観戦でありましたと。来年こそは、また、オーストラリアを含めて、複数観戦したいぞ！と。
28Aug
- エスパルス新スタジアムについて個人的提言
  清水には日本平スタジアムという素晴らしいスタジアムがあるのですが・・・。残念ながら、現在のJ1ライセンスの規定を満たしておらず・・・となると、J1ライセンスの規定に合致するべく日本平を改修する。又はライセンスの規定に合致、適合する新スタジアムを静岡市内に建設する。日本平が改修できるのであれば、私としてはこれに越した事はないです。ピッチが近くて、富士山が見えて、誇っていいスタジアムだと思います。ただ、アクセスがねえ・・・・。で、現状、新スタジアムとして候補になっているのが清水区、港湾地区にある東燃跡地。JR清水駅からも近く、「河岸の市」も近くにあり、あわよくば、駅前銀座から「しずてつ新清水駅」にかけての通りの活性化につながるのかも・・・。商業的な側面を言えば、試合が始まる前に、サポーターには早めに来て頂いて、周囲の商業娯楽施設を散策して頂いて、お帰りもさっと、お帰り頂くのではなくて、やっぱり、河岸の市とか、駅前銀座、清水銀座、ドリームプラザに寄り道して頂いて、ゆっくりとお帰り頂くと。それで清水も経済活性化と。そういう期待も持てるのかなと。さて、ここからは私からの新スタジアムについて極めて個人的な提言。小市民の私が提言する極めて個人的な提言ですが、新スタジアムには・・・・サッカースタジアムとしての側面だけではなく、防災機能も持たせる。静岡と言う地は東南海地震が起こると言われている地域でもあり、今後２０年以内に必ずやって来るとも言われております。（というか、清水に住んで早や２７年。私が来たときから、この先２０年以内に必ず来る・・・と毎回聞いておりますが・・・。）そこで、来るかもしれないと言われる東南海に備えて、スタジアム及びその周辺施設に防災機能の役割を持たせてはいかがかと。以前、とある方とお話させて頂いた時に、「東燃跡地にスタジアムを作るなら駐車場は必要ない」という事をお話されていたののですが・・・。駐車場は必要です！！JR清水駅としずてつ新清水が近くなるのに、なぜ、駐車場が必要か・・・。東燃跡地であれば、東名、新東名、静清バイパスからのアクセスも良いと。そうなれば、鉄道だけでなく、地方から車で応援に来るサポーターにも対応ができると。防災的な側面としては・・・。・駐車場の広い敷地を確保することで、大型車両の乗り入れを可能とし、支援物資の搬入・搬出、一時的な待機場所として活用する。・大型ヘリコプター、オスプレイのような航空機の離発着を可能とさせること。（できれば、小型航空機が離発着できるか、垂直着陸できるF35が離着陸できる程度の長さのもの。因みに私はミリタリーオタクでもなければ、憲法はいじって欲しくない派ですので、念のため。これを言うと、また、面倒くさい人が出て来るかな。）・海上ルートからの支援物資の受け入れを可能とさせること。（東燃跡地の海側にはLNGバースも併設されていて、そこに改良、改修を加える事で海上からの支援物資受け入れを可能とさせる。現状はパイプラインが主だと思うので。もしくは江尻側の岸壁を浚渫、整備して大型船の着岸を可能とさせるとか。）その際、一般道や高速道路にあるような道路照明灯は設けない。照明を設置するのであれば、滑走路のように路面から照らせる埋め込みタイプのものにする（滑走路灯火タイプ）。スタジアムは一時的な市民の避難・収容に対応できるものとし、行政の現場指揮所を設置できるようにする。スタジアムの周囲３６０度を見渡せる高い場所に航空、海上、陸上の交通・物流を官制できるような場所を構築できれば、尚良いかも。当然、それに係る連絡手段として、有線系だけでなく、衛星系、超短波、できれば短波系までの無線設備も整備する。問題は・・・・津波に耐えられるものができるかどうか・・・なんだな。スタジアムも駐車場も岸壁も・・・。それと今、一番大事なのは清水エスパルスのJ1復帰、昇格よね。とりあえず、一小市民サポの極めて個人的な提言ですが、関係者、行政、市政、県政、国政関係者の方々、如何でございましょうか？
23Aug
- 監督へのブーイングの意味するものとは・・・
  先だってのFC町田ゼルビア対清水エスパルスの試合。オレンジサポの端くれである私も家内とゴール裏にて観戦しておりました。町田の街には大学で長女がお世話になった街でもあり、勝手に親近感を抱いております。町田、いや、ここでは「町田ゼルビア」または「ゼルビア」と書きましょう。「ゼルビア」と言う名前は大事な名前だと思うので・・・。町田という街は実は意外にサッカーどころであり・・・。それでいて清水とも意外に縁があると。清水を率いたオジーこと、オズワルド・アルディレス監督もゼルビアを率いたし、戸田選手もゼルビアでプレイしましたよね。自分なんかがパッと思い浮かべてみると・・・現在、南葛SCの大前選手は町田JFC出身ですよね。その大前選手が所属していた2016年、前回のJ2の時のゼルビアのホームゲームの時に当時の井上選手と大前選手が交錯して大前選手が重傷を負う事になり、これがゼルビアと次の日本平でのゲームに向けて非常に後味の悪いものを残す事になってしまいました・・・。日本平でのホームで町田ゼルビアのチームバスを迎え入れた時に清水のサポーターから、いきなり、「帰れ～！　帰れ～！」のコール。当時、（本当に帰ったら、どうなるんだろう？）と、思って見てましたけど・・・(笑)当時の町田ゼルビアというのは・・・当時のマリンパルFM清水の実況放送の解説、飯竹氏が放送の中で「当たりが強いなあ」と仰っておられましたが、私もそんなイメージでしたね。当時の観衆って、ゼルビアサポもそんなに大挙して来ていたイメージもなく・・・。東側のメインスタンドにもユニフォーム姿のゼルビアサポのカップルがチラホラといらしたような・・・。でも、記録を見ると１万人超えているんですよね・・・アウェイ寄りの東側は閑散としていたけど。(笑)ゲームは終わってみれば、クリーンシートでエスパルスの勝利。この勝利から清水は厳しいと思われていた自動昇格に向けて松本山雅に追いすがっていく事になり・・・結果はご承知の通り。絶対有利だった松本山雅が転落し、清水、札幌が自動昇格、プレーオフではセレッソが勝ち上がり、J1昇格を物にし、ほぼ間違いないと思われていた松本山雅のJ1昇格はなりませんでした。今季の状況もなんとなく、２０１６年の時と似ていると言えば、似てますね。あの時も勝利していくことでしか可能性がつながっていかなかったですし、その前のセレッソ戦で勝利し、この時の町田ゼルビア戦で勝利したことで、その先の最終節までの連勝の足掛かりになっていった訳で。今回のJ2では町田ゼルビアというチームが首位にいて、前回と違い、そのサポーター達が大挙して日本平にやって来たということ。清水サイドにしてみれば、磐田との静岡ダービーとも違う、これまでとは違う、異質な空気感というものが今回のゼルビアとの対戦にはありました。ゼルビアの選手紹介の時に、かつてのオレンジ戦士であった、鈴木準弥選手、高橋大悟選手、ミッチェル・デューク選手には敬意を表して拍手が送られたのですが・・・。（鈴木選手はユースという事で拍手少なめでしたが、西高でユースだった訳だし、もう少し拍手があっても・・・とは思います。）他チームでは、かつて在籍した選手が対戦チームにいるとブーイングを行うという事がある中で、拍手を送るというのは清水サポの敬意の表わし方であります。ただ、今回、監督紹介の時にブーイングが出たというのは驚きではありました。相手チームの監督に対してのブーイングというのは・・・・少なくとも、2016年シーズンから私が日本平で観戦するようになってからは、ほぼ記憶がないです。しかも、昨年まで一高校職員であり、アマチュア、高校生チームの監督であった人物に対してブーイングというのは前例がないのかなと・・・。傍から見れば下位チームの上位チームに対する妬み、僻み・・・しかし、それだけが理由ではないんじゃないか・・・。ゲームが始まって、改めて、今のゼルビアのサッカーを見てブーイングをした理由はこういうサッカーをしているからなんだ。サッカー以外のこういう部分があるからなんだ・・・という事を知ってしまった訳で・・・・。今のゼルビアのゲームスタイルは結果が求められる世界できちんと結果を出して首位に立っている・・・ゼルビアの何が悪い？サッカーに「品行方正」を求めるな！という人も居るかもしれない。確かに、町田ゼルビアの今のプレイスタイルはJ2に一石を投じてくれたのかもしれない。でも、何か違うんじゃないか？違う！おかしい！それは認めらない！今の町田ゼルビアのサッカーに対して反旗を翻す！相手監督に対してのオレンジサポーターのブーイングの意味というのはそういう事だったんじゃないのだろうか・・・・。そんな雰囲気で始まった試合はいきなり０－２しかし・・・これがゼルビアにとっては「好事魔多し」となり。清水は０－２の状況を跳ね返し、終わってみれば３－２。サッカーの借りはきちんとサッカーのゴールで返した。勝利後の秋葉監督の「This is・・・This is・・・This is football !!!」というコメントの中にはこれが自分達のサッカー哲学という意味も込めていたのではないか・・・と推測するのは深読みし過ぎだろうか。試合後、閑散とした日本平の東側、アウェイスタンド。2016年のデーゲームの試合後のホーム側では好例の勝ちロコが行われているときに、確か、アウェイ東側2階席、ゼルビアサポの女の子達二人くらいだったかな。まあ、開き直った、割り切った、悟りを開いた、とにもかくにも楽しんだ者勝ちということで、閑散としたアウェイ席で一緒に勝ロコしてましたよね？今回のナイトゲームではさすがにそれはなく・・・アウェイスタンドは閑散となり、そして静かに誰もいなくなっていったのでした・・・。
11Jul
- 2023鈴鹿４耐
  偶然、youtubeを開いたら鈴鹿4耐が始まっていて・・・。静かに始まって、静かに終わったという感じかな。かつてのような華やかさもなく、バイクレースの甲子園とも言われたりしましたかね・・・・。西の4耐、東の筑波３耐なんて時代もあったのかな・・・。それでもって、ノービスの耐久があるならジュニアも耐久をやろう！という事で88年にはジュニア４耐なんかも開設されたりしたのですが・・・。88年シーズンは、そのジュニア４耐の前日にノービス４耐の予選があって、その当時のエントリー台数というのが確か200台を超えていたと記憶してますが・・・。ABCDとグループ分けして、決勝のグリッドに並べるのは60台？で、予選落ちしたチームは翌日、敗者復活の2時間耐久で最後のグリッドを目指すというスタイルで、確か、ズームイン朝の中京テレビでリポーターをされたきくち教児さんの関係するチームも2時間耐久を走られ、残念ながら予選落ちされたと記憶しておりますが・・・。８耐の観衆には及ばないものの、それでもノービスのレースで数万人の観衆を集めたというのは改めて振り返るとスゴカッタんだなと。ただ・・・その盛り上がりの中でレースが成熟して、凄いライダーが誕生して、国内レースが盛り上がり・・・という形になったかというと・・・・？？？国内レースの盛り上がりという点については徐々に右肩下がりで今に至る・・・ですけど。「凄いライダー達を誕生させた」という点については、90年代から2000年代、走る場所を国内からヨーロッパに求めた日本人選手が活躍している事を考えると４耐というのは当時も意義あるものであったのかなと。4耐で優勝したからとか、上位入賞したからというだけでなく、直接、走ってなくても、４耐という存在が大きな意味で他の地方選手権とかにも相乗効果を生んでいたのかなと。ただ、4耐というのは本来、旧ノービスの舞台であり、ここを通過して更に、旧ジュニア、旧国際A級と昇格していかなければいけない、いわゆる最高峰の舞台へ参加するための通過点であるというのが本来の道筋で、「連覇しました！」という事になると、それこそ昔なら「あなた、いつまでそこに居るんだ？」という事になる訳で。しかしながら、今の４耐はグリッドに並ぶマシンもかつての半分。国際ライセンスでも参戦が可能としたのは、かつてのようなレース人口がワンサカ増えているとう状況でもないという事情もあるのかなと。いわゆる、草レースとは違う。しかし、８耐ほどの位置づけではない。うーん、草レースの上、８耐の下・・・という、ある種、第2の8耐という位置づけになっていくのかな・・・と思えなくもないような・・・。そして、今回、優勝したのはヤマハ・インドネシア。マレーシアとか、インドネシア、タイ・・・恐らく、この辺りは日本人が考えている以上にバイクレース熱は高いかなと。コロナ前のマレーシアGPなんかは、会場の雰囲気は80年代～90年代の日本のバイクブームを思い起こすような熱気でしたもののね。この東南アジアのレース熱に乗っかって、うまく、日本のレース界の活性化につなげられないのかな・・・とは思います。具体的にじゃあ、どうやって？という事になるのですが・・・・。どうしようか・・・・(笑)ただ、少子化という流れの中で、国内だけでレース人口増加というのは難しい気もするし・・・・。
02May
- 30年か・・・・
  １９９３年のへレスでのスペインGPから３０年なんですね・・・。９３年５月１日、GP-2クラスの予選。これからRGVーγでタイムアタックに出ようとする若井伸之選手の目の前を、あろう事かピットロードを横切ろうとした観客の男性。その男性を避けるために若井選手はコンクリートウォールに衝突。若井選手はヘリコプターでセビリアの病院に搬送されたものの、還らぬ人となりました。当時の報道は東京中日スポーツで大きく報じられていましたし、３０年前の今日のテレビ大阪の５００ｃｃの中継放送の最後に、若井選手が亡くなったという事実を淡々と伝える千年屋アナの語り口、今も印象に残っています。自分も２週間前の日本ＧＰで若井選手の日本ＧＰ仕様の姿を見ていましたし、ましてや、現場で何かしら一緒の仕事をしていた関係者の悲しみを想像すると・・・容易にその思いを言葉で語ることはできなかったのだろうなと。つい、昨日まで、いや、今朝まで、さっきまで元気だった、その人が還らぬ人になってしまった・・・。改めて、こういう事が起こるのもレースなんだという事を突き付けられた思いでした。ただ、若井選手の事故については防げる事故、あり得ない、あってはならない事故だっただけに、やり切れない思いもありますが・・・。当時の日本人ライダーは決勝のエントリーを取り止めようという話もあったようですが、最終的には参戦し、ＧＰ－２クラスでは原田哲也選手が日本ＧＰに続いての連勝。ＧＰ－３クラスでは坂田和人選手が難敵のディルク・ラウディス選手を破り、シーズン初優勝を遂げました。しかし、ＧＰ－２クラスの表彰式は若井選手の逝去を悼み、執り行われず、ＧＰ－３クラスの表彰式も坂田選手から出て来るのは、ひたすら涙。「今日は親友のために走りました。」というあのときの会見の言葉は今、思い出してもジーンと来ます・・・・。クールダウンラップを各ライダーが終えてピットに戻って来たときに、チーム・ピレリ・コルセの上田昇選手が事故現場にマシンを寄せて、何かしらの合図をして、またＵターンして戻っていったシーンも。後に、事故が風化されないように、若井伸之選手とご家族の何かしらの思いで建立されたフラミンゴの像のモニュメント。今もへレスの片隅で見守ってくれているんですね。フラミンゴ像になった理由はフラミンゴは上背があって手足が長かった若井選手のライディングスタイルがまるでフラミンゴのようだったという事からですね。全日本では125ccで参戦でしたが、92年の８耐にコラード・カタラーノ選手とコンビを組んでVFRを走らせてましたし、同じ年にジーレンベルグの代役で急遽、RGVーγ250を走らせて入賞させていて、器用な選手という印象を受けてました。ただ、93年シーズン、スズキからRGVーγを貸与されるも、ワークスマシン故に色々と制約もあったのか、思うようにマシンのセッティングが出なかったようで。９３年というシーズンは日本人選手のワークス、プライベートのエントリーが更に増えて、開幕戦から原田選手の優勝と、間違いなく、日本人選手を応援するファン、日本のロードレース界にとってもそれまでとは違った風が吹き始めたシーズンではありました。そんな中にあって、91年から世界に舞台を移していた若井選手というのは、上田、坂田と並び、GPに、また、違った日本の風を吹き込んだ先駆者の一人と言っても良いのでしょう。91年、全日本ランキング2位の成績を成績を引っさげて世界GPに参戦したものの、序盤は上田選手の活躍に坂田、若井の両選手はかき消されているような感じでした。しかし、最終戦、シャーアラムでのマレーシアGP、逃げるカピロッシを追い上げていく坂田選手と若井選手の前年の全日本ランキング１，２コンビの走りはインパクトを与えるには十分でしたし、二人のその後の可能性をも感じさせてくれました。実際、坂田選手は2度の世界チャンピオンに輝いている訳で。今、フラミンゴの像は当初の場所からは移転され、今も静かにへレスを見守ってくれているのでしょう。今年もHJCの長谷川さんがしっかりと磨き上げてくれたようですね。いつか、へレスを訪れた際には必ずこのモニュメントに赴いて自分なりの鎮魂の思いを捧げたいと思います。ただ、いつになるのか、それも微妙なんだけど・・・・。
02Mar
- 水素燃料か、EVか、FCVか、はたまたe-Fuel
  何かとカーボンフリーが声高に言われるこの頃。自分がチェックしている報道を見る限りではEVが優勢のように見えるけれども・・・。どうも未だ、私はEVに対しては懐疑的でして。ええ、とても・・・。^^かと言って、水素燃料が明るいかというと・・・。水素を作るに当たっての行程、輸送、保管等、現状、これもなかなか難しいものがあるようで。ただ・・・生成、貯蔵、運搬という事については東京大学さんがこんな事を発表されていますね。東大がゲルマニウム水素化物による水素運搬手法、ほぼ常温で利用可能　東京大学生産技術研究所の砂田祐輔教授、小林由尚大学院生らの研究グループは、化学結合を利用して水素を運ぶ新手法を開発した。ゲルマニウム水素化物を水素キャリア、独自開発した鉄化合物を触媒として使う。常温に近い条件下で水素を生成・貯蔵できる。クリーンな次世代エネルギーとして期待される水素の活用を後押しする。xtech.nikkei.com原材料から生産して組み上げる（その工程も含めて）⇒完成した製品を使う⇒最終的に廃棄するという一回りの行程で、一体、何がカーボンフリーに適しているのかという、その解はまだ、出てはいないと。EVも水素燃料もどれも一長一短。で、もう１つ、モータースポーツの世界で採用される持続可能燃料。これもどこまでカーボンフリーに対応できるのか分からないけど（85％？）、仮に、従来の燃料とまったく遜色ない品質で価格も同等という事であれば、これも現実的選択の１つではないかなと。取り敢えず、１０年後はどうなっているのかな・・・・？意外に程度の良い内燃機関中古車相場がメチャクチャ上がっていたりとか？
07Dec
- 足りない「何か」を探しながら前へ進もう！・・・サッカー日本代表
  願わくば、この記事は歌劇”La wally”の一説から始まる、あのサラ・ブライトマンの"A question of honour”でも聴きながらお読み頂ければ幸いです。A Question Of Honor (Radio Edit)Provided to YouTube by Universal Music GroupA Question Of Honor (Radio Edit) · Sarah BrightmanDiva: The Singles Collection℗ 1996 Nemo StudiosReleased on: 200...www.youtube.com終わった。「終わってしまった。」と言った方が良いのかも。願わくば、代表の試合をもっと長く、最後まで見ていたかったし、（もしかすると最後まで行けるのでは・・・）という夢を抱かせてくれた。もう少しで扉が開く、新しい世界への入り口の扉がもう少しで開きそうで、開けなかった・・・。この挫折感、悔しさ、やるせなさというのは見ている側の私達も何度も経験しているはずだけど・・・歓喜の祝杯をあげる夢を見ながらも、否応なく夢から醒めさせられてしまう現実もあるのだという事は分かってはいるのだけれども・・・。とは言え、敗北、敗退という現実に打ちのめされても、また、立ち上がって前を向き、走って来たのが日本のサッカー（選手だけじゃない、それをサポートする裏方のスタッフ、そして、サポーター、日本のサッカーに携わる全ての人を含めて。）今回、グループステージでは優勝経験国のドイツとスペインを下してグループ１位でベスト16に進んだのは紛れもない事実。そして、今日現在、残っているベスト８の顔ぶれは前回準優勝の２位通過のクロアチアを除けば、他は全てグループ１位通過のチーム。その前回準優勝のクロアチアとは互角に渡り合ったし（FIFAの公式記録では引き分けと）、ベスト８に進める資格は十分にあった。勝利の女神はその微笑みをクロアチアと日本、どちらに向けるか、最後まで移り気に迷い、悩んだはず。でも、ほんの僅か、今回も勝利の女神を魅了できる「何か」が足りなかった・・・。その足りない「何か」というのはどこにあって、どこで得られるのかは分からないけれど、ただ、言えるのは、その「何か」は「ワールドカップ」を本気で手にしたいと思っている人達だけが見つけられるのだということ。その「何か」という答えはきっと見つかると私は信じてる。遠くないうちに必ず・・・・。
10Nov
- 水素燃料エンジン
  今、日本の巨人、あのトヨタが水素燃料エンジン実用化に向けて孤軍奮闘している。あの豊田社長の姿を見ていると、まるで、かつての本田宗一郎の姿を彷彿させるかのようでもある。（本当はこういうものをホンダにも率先して研究、開発してもらいたかった。宗一郎さんが生きていたら、何と言ったのだろうか・・・？）そのトヨタと川崎重工が手を組み、水素燃料エンジンも更なる進化を見せようとしている。トヨタということであれば、恐らく、ヤマハも関与することになるのではないかと思ってはいたが・・・。（ヤマハも水素エンジンは作っているし、ヤマハとカワサキが共同研究を検討という記事も目にはした。）世界がEV一辺倒で、レシプロエンジンは、いずれ消え去るのみなのか・・・・トヨタは頑張っているが、しかし、やはりEVという大きな波には抗えないのか・・・・二輪四輪業界ガラガラポンでリセットされてしまうのだろうか・・・と、思っていたが、どうも、その風向きが今、また、変わって来ているようにも思える。ドイツ、イタリア、フランス・・・。どうもこの辺りが水素エンジンというものに目を向けているらしいというではないか。確かに、この辺りを取り込んで、互いに競争し、開発に取り組めていければ、EV一択と言う流れは変わって来るのではないかと思う。EVを否定するつもりはないが、しかし、EV一択というのは、どうにも納得はできない。そして、EVだけがゼロエミッション、カーボンフリーを達成できるとも思えないし、信じる事もできない。そういう所は素直じゃない人間なので。このゼロエミッションに向けた日本の会社の技術開発に政府が援助してもバチは当たらないんじゃないの？と思う。
08Nov
- 井の中の蛙大海を知らず・・・・・なのか
  MotoGP最終戦、バレンシアGPが終了し、今季限りで撤退を表明していたスズキチームは最後に優勝という最高の結果でグランプリ活動の最後を締めくくった。思い返してみれば、自分が世界GPというレース観戦にはまるキッカケを作ってくれたのは、実はスズキだったんだよなあ・・・。初めて世界GPを鈴鹿で観戦した８８年シーズン開幕戦の日本GP.チャンピオンのガードナーを抑えて勝利したのは、テキサスの荒武者、ケビン・シュワンツ。ペプシカラーのRGVーγが格好良く見えたし、「これがペプシの世界戦略だったのか」と報じるバイク雑誌もあった・・・。そして、翌８９年はコースレコードを叩き出しながら、レイニーとの壮絶な一騎打ちを制し。以後、毎年、日本GPと名のつくGPには２００３年まで、必ず、現地で観戦した。こんな私にGP観戦、ロードレースの楽しさの扉を開かせてくれたのは、実はシュワンツであり、スズキのマシンだった。とは言え、スズキ信者、いわゆる鈴菌ではないけれど・・・。（私はかろうじて、現在も「カワサキ」ユーザーなので。）世界グランプリ、MotoGPというのはCS、ネットのライブ、BSのハイライト放送くらいで、マスコミでも普段取り上げられる事もないので、日本に居ると、どうしても、本場ヨーロッパでの注目度、人気の高さというのは一般の人達には伝わりにくい。温度差が見事なまでにあり過ぎるくらいに。ヨーロッパだけでなく、実はマレーシアなどの東南アジア地域でも注目度が高く、これは実際に足を運ぶと本当にひしひしと感じる。特に近年は・・・。今回のバレンシアＧＰも観衆は１７万人を動員し、チケットは完売だったそうだ。このMotoGPファンの熱量というものが、どうして日本に伝わらないのだろう・・・。そんな思いは以前からあった。日本の主要メディアの特派員って、何を取材し、何を見ているのだろう・・・？（いや、特派員は伝えて来ても、日本のデスクがボツにするのか・・・？）そんな風に思う事も多々あった。原田哲也選手がワールドチャンピオンを獲得し、日本人ライダーがＧＰを席巻していた９０年代でさえも、その活躍を伝えていたのは東京中日スポーツくらい。1994年にジャパンモータースポーツフェスティバルというのが東京で行われ、遠藤智氏と泉優二氏（故人）の対談が行われ、その後の会場からの質問で「どうして、日本では世界ＧＰの人気がないのでしょうか？」というような質問に対し、遠藤氏は「それは僕たちがしっかりと伝えていかなくてはいけないと思います。」という回答をされた。いや、そうじゃない。これは遠藤氏個人の責任ではない。これは受け手としての日本側の問題があるのではないか？そして、それは今も解消されてはいない・・・・。暴走族、それに派生した３ない運動、バイクを悪者扱いした学校教育や、更に言えば、以前のバイクを敵視するかのような警察サイドもどうだったんだろう・・・とは思う。バイクは悪、危険な乗り物、車しか運転しない人間にとっては邪魔な存在・・・。３ない運動で親や学校の言う通りに、バイクに触れる事もなく、ましてや、MotoGPという存在にも目を向けてない人達にとって、「所詮、バイクなんて・・・」なんていう気持ちが実は心の奥底にあるんじゃないの？という懐疑心さえも芽生えてしまうのは私が、まだまだ、大人になっていない証拠だろうか。それはともかく、欧州では間違いなく、世界ＧＰ，MotoGPの人気、知名度、注目度は高い。特にスペイン、イタリア。今季はペッコこと、フランチェスコ・バニャイアがイタリア人としてロッシ以来のタイトルを獲得したので、来季のイタリアＧＰ、サンマリノＧＰはかなりの観衆が見込まれる事になるのだろう。しかも、イタリア製のマシンにイタリア人が乘って勝ったという組み合わせなので。オランダGPも伝統のアッセンと言われているくらい、シリーズ化されてから今日までカレンダーに組み込まれている唯一のサーキットで、近隣のドイツとか北欧辺りからもファンが訪れる。あの独特の雰囲気は中継映像でも伝わって来るが、現地で体感すれば、更に感じるものがあるはずだ。それがエキサイティングなレースであればあるほど・・・。今回、撤退を決定したとされるスズキの上層部や株主、銀行はMotoGPとか、モーターサイクルスポーツに対して、一体、どの程度の理解を持っていたのだろうか？しかも、参戦の契約を途中で打ち切って違約金を支払ってまでも撤退する必要があったのだろうか？せっかく造り上げた勝てるマシン、ライダー、そして、チーム・スタッフという「勝てるパッケージ」をみすみす、解体してしまう事にどんな意味があったのだろうか？世間ではＣＯ２問題でカーボンフリーへと向かう中で、レシプロエンジンからＥＶという事が盛んに叫ばれている。私はＥＶという選択肢を否定するつもりはないが、しかし、ＥＶ一択というのはどうにもこうにも納得はできない。ＥＶだけが完璧なカーボンフリーを成し遂げる事ができるとも思っていないし、信じてもいない。カーボンフリー、ゼロエミッションの効果を見るためには製品を作るにあたり、原料、材料の段階から製品化して廃棄するまでの行程を見て判断する必要があると思う。今回のスズキの撤退はそのカーボンフリーに向けてという事もあるようだが、しかし、MotoGPは２年後には持続可能燃料を採用する事になっており、2027年には完全導入するとしている。であるならば、レシプロエンジンでのカーボンフリーを目指していく上で、MotoGPというのは最も最適な技術の競い合いのフィールドになるはずではないのか？そして、その最高峰の技術を有しているのは現状、日本、イタリア、オーストリアの一部メーカーに限られている。企業である以上、確かに利益追求というのは重要であるには違いないが、しかし、その利益追求の行先が、実は近視眼的な「木を見て森を見ず」になってしまってはいないだろうか・・・？最終戦の表彰台で「ありがとう」と縦書きの日本語で書かれたTシャツを着たリンス、そして、チーム・スタッフ。あれを見て重役の方々は何を感じたのだろうか・・・・まあ、見てないか。社長は多分、感極まったと思うが・・・。正直、この先、カーボンフリー、ゼロエミッションが一体、どんな形で展開されるのか予想もつかない所ではあるが、しかし、MotoGPやF-1で採用される持続可能燃料というものが、なんとか、いい方向へと導いてくれる事を期待せずにはいられないし、また、成功する事を願っている。そして、証明して欲しい。撤退という決断が、決して正解ではなかったのだという事を・・・・。
17Oct
- 2022　MotoGP オーストラリアGP
  いやあ・・・行きたかった・・・・。という事で、３年振り復活のフィリップアイランド、オーストラリアGP.朝方、雨が降ったらしいですが、ドライコンディションで良かったなと。スズキが来るとは思ってませんでしたが、ドゥカティ勢を相手によく勝てたなと言う印象ではあります。それでも勝てるパッケージなんだよなあ・・・。ライダーもマシンもね。そして、仕上げた開発陣も。近い将来、持続可能燃料をGPも使用すると言っているのだから、こっちの方でも頑張って継続してすればいいじゃんとは思うけど・・・・・そもそも、EV一択というのも私は気に入らないんだけど・・・（笑）それと、マルケス。本人のフィジカル面もほぼ回復と言っていいのでしょうかね。なんだかんだ言っても、ホンダのRCVはマルケススペシャルなのかな・・・。しかし、ドゥカティは速いわ・・・・。恐らく、次のセパンも予選から優位に進めて来られるでしょう。代役の長嶋哲太選手、テレビに映る事はなかったですが、１９位フィニッシュですか・・・。８耐では速さ、強さを見せつけてくれてましたが、MotoGP,しかも、テスト、開発ではない実戦ともなると、なかなかうまくいかないのかな・・・。ただ、この乗れるチャンスをうまく活かして欲しいというのもありますが、欲を言えば、やっぱり、トップ１０。できれば、５位、６位でというのはありますけど・・・・。うーん・・・今の上位陣の面々とワークスのエスパルガロの位置を見ても、やっぱり、難しいのかな・・・。セッティング、はまらない？決まらない・・・・？どういうセッティングの振り方をしたんだろうか・・・・。走り切る、データーを残すというのが大事ではあるし、完走した事は次につながるはず。ライダーのポテンシャルはあるはず。前回のMoto2の理不尽な出来事もあっただけに、なんとか少ないチャンスを生かしてほしいです。しかし、今回、フィリップアイランド、グランドスタンド前の席は屋根付きになってましたね。毎回、観客席って、その都度、作って壊しているような感じでしたものね。天候が変わりやすいので、屋根付きは有難いですが・・・・。しかしながら・・・・F-18の頭上から来るあの衝撃は味わえなくなるよね。(笑)私は２回、やられているんだ、２回！（笑）（2004年と2017年。2019年の前回はなかったな・・・）でも、面白いレースだったよね、今回も。
- マイナンバーカードに運転免許組み込みとは言うけれど・・・
  マイナンバーカードと運転免許を一体化するという報道について。警察官が免許を確認する場合には一人ずつカードリーダーを持たせて運転免許を確認するという事なのですが・・・。ふと、思ったのは海外旅行の場合なんか、どうすればいいんだろう・・・・？とは思いました。海外でレンタカーなんか借りるとき、国際運転免許と別途、自国の運転免許の提示も求められるという事は間々ありまして。警察官から免許提示を求められる時もそういう話は聞きます。その場合、どうなるんでしょうね・・・？海外のレンタカー会社や警察官にもカードリーダーを持って貰うなんて訳には・・・行きませんよね。公安委員会は「運転免許」は廃止しないとは言っていますが・・・。そもそも、国際運転免許の証明としての効力というのか、有効性が、それ単独では発揮されていないんですよね。逆にハワイ、グアムでは国際運転免許がなくても、日本の運転免許でレンタカーが借りられたりという事もあったり。マイナンバーカードに運転免許を組み込んだ人が海外で運転したい場合に国際運転免許を申請したときは、別途、運転免許発行を申請するとか？(笑)現状、私自身、いつ、今度、海外へ出られるか分かりませんが、私なら、運転免許をマイナンバーカードには組み込まないでしょうね。
28Sep
- フレデリック・バーデット・スペンサーって、知っとるけ？
  私はこの人は根っからの天才肌で、天才故に、バイクも理詰めではなく、天性からの感覚で乗りこなせる人なのだろうなあ・・・と、思っていたのですが・・・・。今回、「FEEL」という氏の本を読んで、目から鱗が落ちる事ばかりで。冒頭、片山敬済氏と似たような事を語られている事にも驚きました。今回、語られている記述の中に、生まれてバイクに跨った瞬間から、天才的才能が目覚めて開花していた訳ではなく、少年時代は寝るときに、「どんな風にしたら、速くコーナーを回って、速く走れるのだろう？」と、思い浮かべて、実際、理詰めでそのテクニックを構築していた事に、まず、驚きましたね。お父さん、マイク・ベラスコ、アーブ・カネモト・・・・２度の世界タイトルを獲得し、８５年の時は後にも先にも唯一、２５０ccクラスと５００ｃｃクラスのタイトルを手にした男。まあ、現役時代はそれなりに稼いで、今は悠々自適かなと思いきや・・・・。うーん・・・そうだったのか・・・。８９年にＧＰ復帰するも、結局、シーズン途中で契約解除。当時は手首の負傷が癒えておらず、やっぱり、ダメだったという事で、詳細は語られていなかったけれど、今回、その点についても触れているんですよね。今まで、誰にも語っていなかったとの事ですが・・・。そう、それと今もWikipediaによると、氏はモルモン教徒（末日聖徒イエス・キリスト教会会員・・・酒、コーヒー、たばこ、お茶をたしなまない、性に対しても厳格な戒律で知られる、ユタ州ソルトレークに本部があるキリスト教団体。）となっていますが、これは明確に否定されていますね。決して、根っからの熱心なクリスチャンという訳でもないものの、ただ、少年時代、自宅の近所にバプテスト教会があって、日曜の午前だけはお父様からの言いつけで、自宅ガレージでバイクのエンジンは吹かさなかったそうです。普段、彼の事をフレデリック・バーデット・スペンサーとは恐らく、誰も呼ばないでしょう。多分、こう呼ぶのでしょうね。”ファスト・フレディ””フレディー・スペンサー”と。
26Sep
- MotoGP、2022日本GP公式プログラム・・・
  ８７年に鈴鹿で復活した日本ＧＰ。茂木での第１回大会は９９年からではあるのですが・・・。公式プログラムには、もう、鈴鹿の時代の事まで遡ってないのよね・・・。まあ、それだけ月日が重なっていて、過去の８７年から遡ると、毎回印刷する度に記事、内容が重複するからという事もあるのかもしれませんが・・・。９９年の項目を見ても、あっさりしているしね・・・。某イベントで過去の日本ＧＰのベストレースという事でアンケートを取ったらしいですが、もう、茂木、しかも２００４年からのカウントになってしまっているのかな・・・。人によっては、「いや、あの1962年のレッドマン、リード、伊藤の２５０ｃｃの三つ巴もすごかったんだ！」という人も居るかもしれないしね。私は過去の日本ＧＰのベストレースはどれ？と訊かれたら、もちろん、２０００年と答えますね。その次となると・・・・９６年・・・９４年・・・９１年・・・８９年・・・９３年・・・・。うーん・・・・かな。どれも昔、それも２スト時代じゃないか！と言われれば、そうなんだけど・・・。９９年も面白かったんですよ。終わってみれば、ケニー、ドゥーハン、ノリックの三つ巴で、逃げるケニー、久々に歯ごたえのある獲物を見つけ、水を得た魚のように雨の中を追い上げていくドゥーハン、なんとか、食い下がるノリック。あと、１，２周、レースディスタンスが長ければドゥーハンは追いついていたでしょうね。で、結果的に、これがドゥーハンの現役としては最後のレースになってしまった訳で。後方では急遽、カダローラの代役でスポット参戦が決まった沼田憲保選手がＭＺのマシンを駆り、入賞。マシン特性がスズキのRGV-γと似ていると言われ、出力はほぼ同じではあるらしいが、パワーバンドが狭いと言われたMZ、やっぱり、手こずったと思うんだよな・・・。雨の中ではあったけれど、コース上で実況担当のみし奈さんが沼田選手をつかまえて、インタビューをしてくれていたのも懐かしいです。かつてはスズキワークスのエース、全日本２５０ccクラスチャンピオンの沼田選手の５００ｃｃでの参戦というのは、結局、これっきりだったんですよね。私の第１回大会の９９年大会を拾っても、これだけ出てくるのに、公式プログラムのさらっと結果だけなぞった記事の扱いはちょっと、寂しいかな・・・という気がしましたと。
- ３年振り、MotoGP 茂木　日本グランプリ観戦
  ３年振りか・・・。そんなに見てなかったんだね、日本で。まあ、でも、総じて、面白かったという事でいいんじゃないでしょうか。私、アッセンのTシャツ（ドゥーハンとロッシがプリントされた奴）と＃４３のキャップを被って観戦してましたが・・・いや、もう、まさか、ミラーが優勝とは思ってませんでした・・・（笑）ドゥカティ勢の誰かとは思ってましたけど。下手をすると、１，２，３，４ドゥカティ、若しくは、その中にアプリリアかKTMが割り込むと予想してましたが、日本メーカーでマルケスが一人、気を吐いたなと。（ホンダ、ヤマハ、スズキを一括りにして、「日本メーカー」と呼ばないといけない所に、今のMotoGPにおいて、日本メーカーの衰退が見え隠れしてきているかと・・・。）アラゴンGPのマルケスはやっぱり、いつものマルケスではなかったのでしょうね。コーナーの進入、ブレーキング、ライン取り、いつものレースでのマルケスを知っている周りのライダー達もその違いに翻弄される事になったのでは？と。それと、人間が本調子でない上に、車も出来上がってないと。とは言え、今回の茂木ではそれでもポール。それでも、朝のフリーではV字で転倒していて、（やっぱり、難しいかな・・・）と、思っていましたが・・・。（HRCはエスパルガロも似たような場所で転倒していたんですよね・・・・。）タイヤ選択で、リアをソフトに選択したということで、私が単純に思い浮かべたのは・・・。1.スタートダッシュを決めて、貯金を作り、終盤はペースを落としていく。（今のマルケスにその力があるとは思えないし、引き離せるほどの他のライダー、マシンの性能差もない。序盤に飲み込まれてしまい、タイヤが終わってしまう。）2.序盤は我慢して、タイヤを持たせつつ、中盤から終盤に勝負をかける。（タイヤを持たせるつもりでも、もしかすると、思ったほどタイヤが持たない可能性もあり、勝負に出られない可能性もあった。）どちらかだろうなとは思っていましたが、マルケスが選択したのは２．の方でしたね。残念ながら、表彰台には届きませんでしたが、終盤の追い上げ、パスシーンは、「さすが、マルケス」と、思わせるシーンでした。ミラーは場内実況でもアナウンスされていましたが、過去のもてぎとは相性がさほど、良いとは言えない中にありながら、昨日は終わってみれば、独走、完勝のレースでした。津田選手のGSXーRRが火を吹いて、オイル旗が出たときは、嫌な予感がしましたが、大事に至らなくて何よりでした。ジャック・ミラー。決して、天才肌のタイプではないですよね。どちらかというと、職人というのか、昔のガードナータイプ？オランダGPで優勝したときは、普通に走っていては勝てないマシン、チーム体制の中で、なんというのか、まかり間違うと、結果が出ないかもしれない中で、気まぐれなアッセンの勝利の女神を振りむかせた感があります。その後、ちょっと、思わしくなかったですが、チームを移籍して、たどり着いたのは今のドゥカティワークス。来季はKTMですが、多分、苦労するんだろうな・・・（笑）独特なマシンを駆使する当たり、変な癖がついてセッティングの罠に迷い込まなければ良いですが・・・。それと、今季大本命のPeccoこと、バニャイア選手。自分で墓穴を掘る形にはなりましたが、後半の勢いはどうしたの？という感じではありました。クアルタラロが前半の貯金が効いて、タイトル防衛にも大きく前進となりましたが、ただ、これも最終戦まで終わってみないとですね。灼熱のタイ、冬から春を迎え、気候に左右されるオーストラリア、フィリップアイランド、そして、また、灼熱のマレーシア、セパン。フィリップアイランドでは日本のメーカーが出て来るか・・・。セパン辺りでは、やっぱり、ドゥカティが速いような気はしますね。まあ、とにもかくにも、３年振りのMotoGPは楽しめたなと。帰路も気分よく、帰れましたとさ。ああ・・・・・そういえば、家はまだ、しばらく、断水状態なんだ・・・・。
27Jun
- 2022　Dutch TT　伝統のアッセン、オランダGP
  夕べのMotoGPはクアルタラロのリタイヤまでは記憶にあるけど、その先が不覚にも・・・・心地よい眠りに落ちてしまいましたとさ・・・。一応、18時前から見てましたが・・・・。ダッチウェザーに翻弄されるアッセンだという事が信じられないくらいの素晴らしい天気。予選から決勝まで、安定した天候を望むのは不可のアッセンのはずなのに、絶好のレース日和でありました。その昔、スパ・フランコルシャンのベルギーGPがカレンダーに入っていた頃は、ベルギーGP,オランダGPは必ずと言っていいほど、どちらかが雨に見舞われていたのよね。ここは天気に恵まれたら、高速テクニカルのレースが見られるコースではありますね。８３年のケニー、片山、スペンサーの三つ巴。９２年、サテライト、セカンドライダー達による三つ巴、四つ巴？のバトル。個人的には９５年のドゥーハン、クリビーレ、プーチ、９８年のドゥーハン、ビアッジ、クラファーのバトルかな。今はドゥカティに居るジャック・ミラーの初優勝はここですよね。しかも、まず、勝つことが難しいマシンで制したという。９８年の１２５ｃｃは最後の最後で坂田選手がメランドリ選手にかわされたのもここ。思い起こすと色々と出ては来るんですけど。長い旧コースの時は鈴鹿よりも長くて、かと言って長いストレートはなく、車体を真っすぐにする時間はあまりないコースのはずなのに、ラップタイムは鈴鹿よりも１０秒くらい早いという、一体、ここは何なの？という感じでしたけどね。ダッチウェザーというのは半端じゃないくらいに荒れます。オーストラリアのフィリップアイランドも似たような天候になる事があるのですが、寒暖の差は間違いなくアッセンの方がスゴイ。９５年に初めて観戦したときに、パドック付近にあったデジタル温度計の表示が２０℃超えていたと思ったら、雲が広がり、風が吹いて来たら9℃くらいになり、隣で見ていたカミさんも「嘘・・・」と一言発するくらいにビックリしてました。温度計、壊れているんじゃないの？と思ったものの、本当に寒い・・・。北海からの風が平坦なオランダの土地にもろに吹き込んで来ているんですよね。そんなダッチウェザーに悩まされがちのアッセンの地に久々に昨日は大観衆が戻って来たなと。近隣のドイツとか、北欧からも観客は車、バイクに乗って駆け付けるのも、このアッセンですかね。昨日も観衆は10万前後だったのかな？戦前から公道でのＴＴレースが開催され、戦後はアッセンの街の南部に現在のコースが公道併用で建設され、以来、毎年、ＧＰのカレンダーに組み込まれていた、間違いなく、ＧＰにとっては伝統の地と言ってもいいのでしょう。そんな伝統の地に大観衆が戻って来た、今季のオランダＧＰのMoto3,Moto2、面白かったですよね。ハスクバーナを駆る佐々木歩夢選手、やってくれました。お父さんも日本人GPライダーで活躍されたとの事で、佐々木慎也氏という名前なんですが・・・失礼ながら、私の記憶にまったくなくて・・・はて？佐々木慎也なんて、そんな名前のライダーいたっけ？という感じだったのですが。よくよく調べたら、当時のエントリーの姓が違っていたんですよね。佐藤慎也氏でしたね。これで合点がいったと。その昔、Mr.Bikeで記事を書かれていた佐藤慎也氏（アウトバーンでGSX-R750で３００km/hに挑戦した人）と同姓同名だったので、名前は強く印象に残ってました。初優勝を難しいコースでもあるアッセンで飾るというのもスゴイ事だし、久々にアッセンの地から流れる君が代を聴くというのも感慨ひとしおではありました。ビアッジも嬉しそうだったよな・・・当たり前なんだけど。ビアッジも佐々木選手を起用した理由は諸々あるとは思うのですが、日本人に対して信頼してくれているのかな・・・。98年のビアッジの500ｃｃクラスのデビューシーズンはこのアッセンで劇的バトルを繰り広げて見せてくれたんだよなあ・・・。（98年、Start tribuneから観戦していました。）Moto2、小椋選手も後方に落ちて、ハイサイド寸前になりながらもよくぞ、トップが狙える位置まで持ち直したなと。日本人選手の活躍がエントリーの関係もあるし、昔ほどではないけれども、日本人ライダーがまた、いい風を吹かせてくれているのではないの？そんな風に感じた、夕べのDutch　TT　伝統のアッセン、オランダGPの中継でしたとさ。
13Oct
- クアラルンプル　GARDEN CITY HOTEL
  Welcome to Garden City Hotel Kuala LumpurGarden City Hotel is located on major crossroads on Jalan Masjid India (Little India). It is big enough to serve your travelling and business needs. We have taken great care to bui…www.garden-city-hotel.comタクシーの運転手から、別れ間際に名刺を渡されたが、その名刺、何故か今も後生大事に持っている。ホテルの扉を開けて入ると、なんというか、ちょっと、日本にはない雰囲気というか、（アジアの国に来たんだなあ・・・）という感じがした。ホテルでは、吉本新喜劇に居た岡八郎さんをインド系の風貌にしたような男性スタッフと若いインド系の女性スタッフが迎えてくれた。チェックイン手続きをして、キーを受け取り、別の若い男性スタッフの案内で部屋に入る。男性スタッフの案内はすごくシンプルというか、大雑把。(笑)シャワーの使い方も（もう、知っているでしょう？）みたいな感じで、簡単に説明。これが初日、ちょっと、失敗の原因になった。こちらも、もっと詳しく聞けば良かったのだが、その時は大して気にもしていなかった。すでに、陽は沈み、街は夜を迎えようとしていた。部屋は大きな通りを下に見る角部屋。窓からはKLタワーを見ることができた。（結局、今までクアラルンプルで窓があって、眺めの良かった部屋はこのGARDEN CITY HOTELだけ。）男性スタッフが去り、一息ついて、シャワーを浴びようと、お湯を出してみるが、水しか出てこない。（ダメだこりや・・・。）まあ、暑いし、とりあえずは水でシャワーを浴びた。しかし、意外に、シャワーの水は冷たかった。トイレは洋式。部屋には地上波のテレビが設置されていた。ベッドはツイン。建物はお世辞にも近代的とは言えない、いかにも年期が入っている感じだった。朝食は07：30からとなっていた。もう少し、早くてもと思ったが・・・。先に夕食という事で、取り敢えず、部屋を出る。フロントで先ほどの若い女性にシャワーのお湯が出ない事を伝えると、申し訳なさそうな様子で、後で確認しますというような事を言っていた。外に出ると、先ほどまでのタクシー連中はもう居なかった。これから稼ぎ時なのだろうか。ホテルのすぐ裏手には屋台村のような食事をできる店が何件も店を構えていた。早速、何品か見繕って、食す。確か、ナンのようなものとカレーと、冷たい飲み物を頼んで、それで満足したと思う。会計の方法がちょっと、特殊というか・・・。その時は値段が表示されていなくて、テーブルについたときに、係の人が回って来て、いくらと言われたお金を払ったのではないかと思う。その辺、２０１７年の時と記憶がごちゃごちゃになっているが・・・。それでも、１０数リンギット・・・日本で円で３００円程度ではなかったかと思う。カレーは冷たかったが、これが普通なんだろうと思い食していた。別にマズイ訳でもないし・・・。さて、問題は・・・。明日のマレーシアGP観戦をどうやって、サーキットまで行くか・・・？空港から近い事は間違いないので、KLエキスプレスで空港まで行って、そこからタクシーか・・・。チケットは恐らく、買えるだろうなあ・・・とは思っていた。ちょっと、近所をブラブラして、ペットボトルの水を購入して、ホテルに戻り、明日の行動を練りながら、床に就いた。

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