高齢者運転の事故が多発し免許返納が叫ばれていますが、温浴施設は高齢者に多く利用されています。
平日の昼間は、ほとんどが高齢者ではないでしょうか。
比較的元気で食事もよく食べる方が多いですが、中には杖が必要な方も多くおられます。
自動車では自動ブレーキ等である程度事故は軽減されますが、温浴施設での事故軽減対策も進めなければなりません。
一番多い事故は、浴室内での転倒事故です。
温泉特有のヌメリやシャンプー等の成分、皮脂の蓄積等で滑りやすくなっています。
私がサポートしている温浴施設では、先日のメンテ休館で一部床タイル貼替え工事を行いました。
転倒事故が多い箇所のタイルを滑らない材質のタイルに貼替えましたが、その効果は予想以上でした。
施工技術がいいのか既存タイルともうまく融合し、お客様からは感謝の言葉まで頂きました。
KYはいまでは「空気読めない」ですが、本来は「危険予知」です。
施設のKYは古い施設ほど見直しをし、安心安全も料金に入っていることを忘れてはいけません。