脾の病 | あそびゴコロ鍼灸整骨院 公式ブログ

あそびゴコロ鍼灸整骨院 公式ブログ

あそびゴコロ鍼灸整骨院の公式ブログです。
お知らせや健康雑学などを書きためていきます。

あそびゴコロ鍼灸整骨院 本町院
大阪市西区西本町1-12-7
06-6599-9205
平日    10:00~14:00 16:00~20:00
土曜 祝日 10:00~18:00

おはようございます。


あそびゴコロ鍼灸整骨院の洲鎌です。


今回は、脾の病についてお伝えしていきますね。


よく見られる脾の病証には、脾気虚・脾陽虚・虚湿盛などがあります。

(1)脾気虚

脾の機能が減退した病証であり、主に運化機能の失調として現れます。

基本的な病態は気虚であり、脾を中心とした気虚の症状が起こる。

多くの場合、胃の機能失調を伴うため、脾胃虚弱ともいわれます。





飲食の不摂生・情志の失調・過労などにより起こることが多く、経過が長くなると血虚・陽虚・痰湿などの病態が起こります。


①運化が失調する

運化の失調により、水穀を処理することができなくなるため食欲不振となり、水液をさばくことができないので大便溏薄となります。

また、昇清が低下するため、中焦の気機が滞り腹となります。

運化の失調による腹脹は食後に起こることが多く、食欲不振・大便溏薄を伴わず、慢性的な腹展は肝鬱気滞によるものが考えられます。


(大便溏薄:大便が希薄なこと。)




②気が不足する

気虚により、生理物質や臓を推動する力が減退すると倦怠感が起こります。

また、宗気が少なくなると息切れが生じ、衛気が不足すると自汗が起こります。





このように、脾にエラーが起きると、気虚症状も出てきやすくなります。


次回もよろしくお願いいたします。