こんにちは。
あそびゴコロの新村です。
前回に引き続きSIBOの話をしていきます。
SIBOとは大腸にあるはずの腸内細菌が小腸で増加してしまい、体に様々な症状が起こることです。
それを引き起こしてしまう原因は10個あります。
①小腸の消化管運動の障害
小腸は胃から運ばれた食べ物を大腸に送るため蠕動運動が行われます。
蠕動運動で食べ物が運ばれるだけでなく、小腸に細菌が取り付くのを防ぐ役割も担っています。
なので蠕動運動が弱くなると小腸の食べ物を養分に大腸の細菌が繁殖してしまいます。
蠕動運動が低下する原因は何らかの全身疾患で、糖尿病、パーキンソン病、膠原病などが当てはまります。
②ストレス
ストレスが強くかかると交感神経優位になり、小腸の動きを悪くしてしまいます。
また腸と脳は繋がっており、ストレスにより腸内細菌のバランスが乱れてしまいます。
その結果腸内で炎症が起こり免疫力が低下し、蠕動運動が低下する原因になります。
③抗生物質の乱用
風邪などの際に医者から処方される抗生物質ですが、長く服用を続けてしまうと腸内にある善玉菌まで殺してしまいます。
善玉菌が減ると悪玉菌が増えやすい環境になると、腸内環境が乱れやすくなります。
④胃酸過少
胃酸は胃や小腸な運ばれてきた食べ物についている細菌などを殺す、消毒のような役割をしています。
胃酸の分泌を抑える薬を服用すると胃酸が減ります。
胃酸が減ったことにより小腸にある細菌を殺すことができなくなるため、大腸の細菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます。
逆流性食道炎の方が胃酸を減らす薬を服用しており、症状が改善するどころかお腹が張ったり便秘になるなど別の症状が出てしまいます。
⑤免疫力低下
腸内では免疫グロブリンや抗細菌、抗ウイルス、抗真菌作用のある「ディフェンシン」というタンパク質が出す粘液により、小腸内の細菌数をコントロールしています。
なので免疫力が低下すると細菌が繁殖してしまいます。
あと5つは次回お伝えしていきます。