あべのハルカス美術館で開催中のアリス展

アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー

を見て来ました

会場内は一部撮影可能なんだけど

1枚の写真には必ず3点以上の作品を入れて写すとか

撮影不可な作品が映り込まないようにするとか

なかなか難易度が高く

人も多かったのであまり写真は撮れませんでした


本展のコンセプトを一言で言うと

「不思議の国のアリスに纏わる文化史」ですね

会場内は第1章から第5章までにわかれてます


第1章 アリスの誕生

アリスの生みの親、ルイス・キャロルの本名は

数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン

知人の娘、アリス・リデゥルとその姉妹の為に

お話を創ってあげたのが不思議の国の始まりです


ドジソンが撮影したアリスの写真

リアルのアリスも可愛い

パンフレットの写真の方が

会場の実物を撮影した写真よりわかりやすいな


そして不思議の国のアリスと言えば

あの素敵な挿絵!

挿絵画家ジョン・テニエルの作品です

こちらの画像もパンフレットから


他にも渾天儀や時計、ドードー鳥の骨格標本など

当時のドジソンに影響を与え

アリスの物語の下地となった文化を感じられる

面白い物が沢山展示されてました


様々な作家の描いたアリスのイラストもありました

ヒグチユウコさんのアリスが可愛い過ぎて大好き!

でもほら、私の撮った写真だと

小さ過ぎて全然見えへんねんな

撮影の縛りがキツすぎる

と、ここまでが不思議の国のアリスの基本展示

ここから先は

世のアーティスト達がアリスの世界から

どのような影響を受けて

どんな作品を作ったかがメインになります


第2章 映画になったアリス

初期のサイレント映画が流れてる興味深いコーナー

映画は撮影禁止なので紹介できないけど

懐かしのディズニーアニメや

ティム・バートン監督の作品も

一部見る事ができました

ティム・バートン監督のアリスはSF映画みたいで

スピード感があって面白かったです

監督のスケッチが沢山見れたのも嬉しい

映画エリアに何故か突然フォトスポットが

流石に1人でここに入る度胸はなかった


第3章 新たなアリス像

不思議の国の奇妙な精神部分にインスパイアされた

アーティスト達の作品が展示されてました


中にはサルバドール・ダリの作品もあって

おお!と思ったり


ダリとアリスの不思議な雰囲気めっちゃ合う


その先には狂ったお茶会のテーブルが!

積み上げられた椅子に模様の変わるテーブル

面白〜い!

どんどん色や模様が変わるので

じっと見続けてしまう

元々の食器は白なんですよ

ライティングが凄くてワクワクするわ〜


第4章 舞台になったアリス

原作通りの作品から風刺を効かせた物語まで

アリスは様々な舞台にもなってます


こちらはバレエの公演の衣装

ハートの女王の衣装がインパクトあり過ぎて

どんな公演だったのかめちゃくちゃ気になる

ブロンドにヘアバンド、そして青い服を見るだけで

アリスだなって思うの、よく考えたら凄いな

それだけアリスのイメージが私達の中に

根付いてるって事ですよね

白ウサギの耳が固そうだな


第5章 アリスになる

デザイナーのイメージしたアリスは

素敵な服になりました

絵本から映画となって

その物語が広く知られるようになり

アーティストにインスピレーションを与えたアリス

遂には「私もアリスになりたい」と

人々に思わせるまでになりました

アリスの魅力は現代でも

私達を惹きつけて離さないのです

ロリータ可愛いけど

黒髪モデルだとアリス感薄れるね


こちらのコーナーには

写真家ティム・ウォーカーの作品が展示されていて

その作品が

全て黒人モデルの不思議の国のアリスだったんですよ

それがもう、最高にクールでカッコよくって!!

アリスのイメージを変えるアリスで大変良かった

残念ながら撮影禁止な作品だったので

是非皆さんにも見に行っていただきたいと思います


会場の最後にあったインスタレーション

涙が池

涙が溜まって池になるやつ


不思議の国のアリス展

よく知っている作品ですが

それを新しい切り口で整理して考えられて

とても面白かったです

アリスの影響は思ったよりも広くて

なるほどなぁと思いました


確かに不思議の国のアリスって

色々なところで普通に使われてるモチーフだよねぇ

今回の展示とは全く関係ないけど

以前食べたアリスのスイーツブュッフェを

思い出しました

あれも素晴らしく美しくて美味しかった

本当に本展とは全く関係ないケーキですみません

アリスがテーマだと

美しさの完成度が数段高くなる気がする

不思議の国のアリスって

アートとの親和性が高いんだろうなぁ