9月に兵庫津へ行って来ました!
今回のツアーはコレ!
【兵庫津】造船所連なる海運の要衝へ!御崎ビル&巨大冷蔵倉庫へ特別潜入
~産業遺産探検家といく、日本最大級の兵庫運河から船舶ドッグまで~
兵庫津って全然知らないので興味津々です!
集合場所は神戸市営地下鉄「中央市場前」
初めて降りる駅やわぁ!
神戸中央冷蔵本社
神戸中央卸売市場の生鮮食品の流通を支える
巨大冷蔵倉庫です
この建物の大半が巨大な冷蔵庫なのスゴイ!
第一倉庫と第二倉庫が並んでおります
中もめちゃくちゃ広いねん!
フォークリフトやパレットが沢山並んでました
市場の方の利用が終わってる時間帯だったので
動いてるフォークリフトは少なめだったけど
朝は大賑わいなんだろうなという印象
てっぺんに光る神戸市のマーク
神戸の港は兵庫と神戸の2つの港が
扇を並べた様に並んでいるので
「扇港」と呼ばれていたそうです
その港の形と、神戸の旧かな遣いのカウベのカを
図案化したものがこのマーク
神戸市にとって港は大変重要なポイントです
この港へ届く食品がこちらの冷蔵庫にやってくるって訳ですね
今回は第一倉庫の見学をさせて貰いました
早速エレベーターに乗って最上階の5階へ移動
大量の商品をリフトで運ぶので
エレベーターも当然でっかい
これが冷蔵庫の扉
中の写真は公開禁止です
各階はそれぞれ温度が違う冷蔵庫になっていて
5階は冷凍食品を扱う為マイナス25度の冷凍庫
下の階へいくと扱う品が変わる為温度も変わり
1階は5度の冷蔵庫になっていました
野菜と果物は匂いがうつらないように
別の階を使用するなど工夫がされてます
マイナス25度はめっちゃ寒かったけど
外がめちゃくちゃ暑い日だったので丁度良かった
昭和の倉庫独特の寂れた雰囲気大好きです♪
巨大冷蔵倉庫と言う未体験ゾーンも楽しめました
この冷蔵倉庫、老朽化が進み数年後には建て壊して移転するとの事
なのでここを見学できるのも後数年だそうですよ
兵庫津は古くから天然の良港として知られ
日宋貿易の拠点ともなり
明治時代には神戸経済を支える重要な地として
造船業などの近代化も進みました
写真だと分かりづらいけど
港には大企業のデカい工場が立ち並んでます
内側には小さな船が沢山係留されてました
兵庫津の周りを散策します
防波堤には魚のイラストが描かれていて
防波堤水族館になってました
小学生の作品から
有名イラストレーターの方の作品まで
結構作品数がありました
子どものイラストって和むよね〜
おほわだはし
私の背が低くて届かなかったのですが
親柱の右上にちょろっと見える物体はカタツムリ
…なんだけど全然わからないな
この橋は戦争の時に焼夷弾で焼け焦げ
阪神大震災では一部が崩落したそうで
カタツムリはそんな大輪田橋の
戦禍・震災モニュメントの一部なのだそうです
3連アーチが素敵です
橋の形は美しいですが
戦争時にはここで大勢の方が亡くなられたそうで
当時あった橋の横の通路は埋められていました
港を離れ、やって来たのは御崎ビル
大変気になる外観をしとりますが
実は歴史ある建物でも文化財でもありません
どうやら元々は焼肉屋(?)だったとか
でもなかなかに素敵な建物だと思いませんか?
大量に並んだインターホン
焼肉屋の後に寮か何かとして使われたらしく
その痕跡がこうして残ってます
味があっていいぞ!
中の階段が素敵!
ステンドグラスはプラスチックのニセモノです笑
そこはほら、元焼肉屋だから
でも私はこういうのとても好きです
2階の階段めっちゃいい!
無理矢理寮にしたが為
階段の雰囲気とは全く違う
仕切られた小部屋が並んでいます
部屋の中はほぼ物置きになってました
奥の広間
窓が素敵です
こちらの御崎ビルは
今回の案内人である産業遺産探検家の前畑さんが
オフィスとして使用されるとの事で現在改装中!
こんな素敵な場所で働けるのいいなぁ♪
屋上からの眺め
目の前にはJR和田岬線の線路が走っています
なんとこれ、兵庫駅から和田岬駅へ向かう
一駅だけの路線なんだって
和田岬線は黒字路線なのですが
神戸市から「船舶や歩行者の回遊ルートを阻害している」と廃止を求められているそうです
えええ?勿体ない!
踏み切りの右側にはかつて
鐘紡前という駅があったそう
戦前に鐘淵紡績兵庫工場という大きな工場があり
通勤駅として利用されていたそうですが
工場は空襲を受けて閉鎖されてしまい
その後駅も廃止されたようです
線路の左側、この先が終点の和田岬駅
近くにはノエビアスタジアム神戸もあります
朝夕の通勤時間には大勢の人が利用されてますが
日中や土日はほとんど電車の運行はなく
ノエビアスタジアムへ行くにも試合時間には運行が無いので非推奨との事
なんか面白い線やなぁ
乗ってみたいけど乗れる時間に電車がなさそう笑
旧岡方倶楽部
兵庫商人の社交の場として建てられたレトロ建築
残念ながら改修工事中で入れませんでした
江戸時代、兵庫津の管轄は
南浜、岡方、北浜の3つに分かれていたそうです
ここは岡方の社交場だったんですね
外観からもう素敵です♪
改修工事が終わったら是非見に来たい!!
再び港へ向かいます
今度は先程より北側の港へやってきました
さっきの港よりも大きな船が並んでます
廣瀬造船さんの浮ドックを見学させて貰いました
ドックの中を見せてもらえるなんてレア体験!
ありがとうございます!
この部分を海に沈めて船を入れてから浮き上がり
乾いたドックの上で船の検査や修理をするのです
へー!ドックの中ってこんな風になってるんだ!
面白い〜!
向こうに見えるのは川崎重工No.3ドック
勿論ここには入れないから遠くから見るだけ
ネットがかかってますが
よく見るとその向こうには潜水艦が!
ここで潜水艦が見れるとは…!
この巨大浮ドック、色も黒くてカッコ良かったです
港の側に建つ旧加藤海運本社ビル
壁と窓のアール部分がめちゃくちゃイイ!!
現在は使用されてなくて中には入れませんが
映画のロケ地として使われる事があるそうです
ええな〜!めっちゃ中に入りたい!
こちらは少し離れた場所にあるレトロ建築
石川ビル
歩道が近過ぎて全体が撮れなかった!笑
辰野金吾と共にジョサイア・コンドルに学んだ
曾禰達蔵の設計
神戸市景観形成重要建築物に指定されています
赤レンガが素敵♪
今回のツアーで
兵庫津ミュージアムのチケットを頂いたので
帰りに行って来ました
兵庫津について色々と学べます
ここも面白かったけど長くなるから割愛
写真はないけど万博展示コーナーもありましたよ
個人的には隣にある初代県庁館が良かった
初代県庁舎は四ヶ月しか機能しなかった
幻の県庁舎なのだそうです
復元された県庁舎は広くて綺麗
廊下が雁行
伊藤博文の知事執務室
狭いけど豪華!
急に洋風でびっくりした
隣全部和室やのに無理矢理過ぎない??
仮牢
木の牢が二重になっていて
裁きを受ける人はここに入れられて待ったそう
冬場はめちゃ寒いらしい
中に入る事もできます!
そしてここが裁きを受けるお白洲です
なんか筵がないとお白洲感半減じゃない?
筵敷いて欲しい!
なんと県庁舎にはお風呂もあるのだ
敷地内には県庁勤めの同心達の屋敷があるんで
皆帰る前にここでひとっ風呂浴びて帰ってたん?
お白洲が埃っぽいから?
兵庫津街歩きツアー
全く知らなかった兵庫津の魅力を知れて
大変楽しかったです♪
初めて行く場所ってホンマ面白いわぁ!
9月の冷蔵倉庫は涼しくてアトラクションだったし
川崎重工のNo.3ドックはカッコ良かった!
岡方倶楽部には是非見学に行きたいですね〜
兵庫津って意外と見どころ多いな!
初代県庁舎に展示されてた東インド会社の大砲
人ん家の庭にあったモノらしい
うちの庭にあったのでと寄贈されたそうだが
何故庭にそんな物があったのかは謎だそうです
歴史のかけらがそこここにある場所って凄いな!