今さらGW話マリホ版(02) | 明日へのまいにち

明日へのまいにち

写真とイラストにコメントしつつアメブロのお題に挑戦してみます。


入口の垂れ幕を見ると、タイトルに「おかしな名前の生き物たち」。妙な名前の魚や蛙などがイラスト付き。
 なぜそんな名前がついたのか、それは神秘のベールに包まれています。ホンモノが見たくなってきた。
 お魚たちは妙な名前をつけられて、迷惑だろうな。
「きゃー、ヒゲダイよ!」
 カイザルヒゲのついたタイというだけです。もっとひねりなさい。
 アンテナダイとかね!
 突っ込み入れつつおカネを払って館内に入ります。小さな水族館でした。妙な名前の生き物たちは、後で見られるようです。

 水族館を回覧。
 若いカワハギ。美味しそう。
 裏返ってるサカサクラゲ。笠が海底に敷かれ、足が上に向かってジタバタ。
 テッポウウオの一種が、口を尖らしています。
 一ミリ以下の幼いクラゲもいました。
 いっしょう懸命ふくらんだりしぼんだり、痛々しい。
 なぜかヘラクレスオオカブトもいました。
 青いクジラのカケラもない。そもそも水槽が狭すぎる。
 さらに進んで縦3m以上の巨大水槽前。
 銀の服を着た男が、マイクを持ってなにかしゃべってる。

 広い観客席には、親子連れがぎっしり。みんなスマホを持って水槽をうつしている。
 水槽のすぐ前では、銀の宇宙服を着た青年が、「ぼくは宇宙探査局の局員です」と自己紹介しました。
 背中に書かれた「MASA」の文字。
  NASAみたいな青い丸のロゴマークがついている。
 あんたは日本人だろっ! JAXAにしろっ! バラエティ番組のMCみたいな顔して、アメリカの回し者になるな! 
 青年は、水槽を眺めつつ、惑星マリーナに着いたから、調査しなければと言う。
 どうやら、水槽=惑星マリーナという設定らしい。
 恐怖のどん底に陥りました。
 ここは宇宙空間だったのか。
 鼻汁が出て息が苦しいのは、そのせいか?!
 ところが、青年もギャラリーも窒息していません。
 わたしの方は、クシャミが出ました。
 風邪だったのかー?
 宇宙空間なのに。どうやってうつったの。
 わたしがオタオタしている間に、水槽の中、真っ赤なカニの衣裳を着た潜水夫が現れます。
 ぎょろりとした水中眼鏡姿の彼は、「MASA」と書かれた箱を水底にセット。
 MASAって名前、日本人みたい。
 カニ服の潜水夫は、ベルとホイッスルを箱の中から取りだします。青年の指導のもと、ベルを水の中で鳴らしたり、ホイッスルを鳴らしたりで音の実験をはじめました。
 驚いた。
 水の中では、ベルの音は聞こえる。
 パコンパコンという鈍い音で、水でくぐもっているため、かろうじて聞こえる。
 でも。
 あら不思議、ホイッスルは聞こえない。
 息を吹きかけているのはブクブク噴き出す泡でわかるけど、なにも聞こえない。
 ええっ、なんで? ワザと?
 ちゃんとホイッスル、吹いてないんでしょう。
 何度見ても、同じ現象。
 これは、ホイッスルの穴が
 空気と触れていないからなのだそうです。
 びっくり!
(明日に続く)