中国新聞ボツ原稿09 | 明日へのまいにち

明日へのまいにち

写真とイラストにコメントしつつアメブロのお題に挑戦してみます。

 


能登半島地震で感じたことがある。いままで人類が自然に対して行ってきた業の深さのあれこれだ。ここ数世紀にわたって人間は⾃然を破壊してきた。⼭や森を切り開いて⽥んぼを作り、川の流れを変えて ダムを建てるなど、⾃分たちの⽣活を便利にするためだけに⾃然を操ってきた。しかし、その結果、気候変動、絶滅危機種、環境汚染など、⾃分たちの住む星を⾃分たちの⼿で壊している。他の⽣き物も困っているし、⾃然を壊すことが本当に得策なのか疑問に思う。かと言って完全に⾃然に任せるのも問題がある。⾃然災害、能登半島地震のような地震、洪⽔、⽕⼭の爆発など、⼈間がどうしようもないこともあるからだ。被災者たちを放置するわけにもいかない。だから、ある程度⼈間の⼒で ⾃然をコントロールしようとするのは必要なことだと思う。
そのバランスが難しい。⾃然に任せすぎず、一方で⾃然を無理に操るのも避ける。この微妙なバランスを保つことが、これからの⼈類に求められている。