AI時代への移行期。 | 元気でいこう!人生春夏秋冬

元気でいこう!人生春夏秋冬

春夏秋冬に寄せての人生訓(小路小学校より出典)
人に接する時は、春のような温かい心。
仕事をする時は、夏のような燃える心。
物を考える時は、秋のような澄んだ心。
己を責める時は、冬のような厳しい心。

AI時代の到来はひたひたと進んでいくのであって、急に来るわけではありません。

 

シンギュラリティ、技術的特異点といって、人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念ですが、そういった世の中は静かにやってくるのです。

 

今は 

 

きたる AI時代への移行期。

「中抜きの時代」が 加速してゆく時代。 

 

と 僕は定義しています。

 

あるアイデアを思いついた時に、

はじめれば結果までの これまでの時代のような苦労はしなくても 達成できる時代への移行です。

 

たとえば 音楽的にとてもいいメロディを思いついたら

これまでは ピアノやギター、そしてアレンジなどの素養・スキルがないと結果がだせませんでした。

 

つまり

 

1.アイデアの発想

2.達成するための能力をみつけそれについて修練する(あるいはそれができる他に依頼する)

3.結果を出す

 

この手順が必ず必要で 2番に時間とお金がかかる のです。

せっかく良い思いついたことでも 実現するために

ピアノを習うギターを習うための物理的なことを含めたことを必要としました。

又 それを専門とする人に依頼をしないとできませんでした。

 

これを代わりにやってくれるのが いわゆるAI に なるかもしれません。

 

ピアノを弾けるというスキルは 今も才能! ですが、

いかにして ピアノを弾く指、身体的に精緻な動きを 目で楽譜を読んで、忠実正確に弾けるか 指を動かし足を動かして難解なピアノ曲を弾き奏でることができるか  脳に刻むか、これができたならプロに成れたのです。

その先の芸術表現の必須能力です。 でも 精緻に弾けるだけでは 純粋な芸術ではなく あくまで弾くという身体的才能であって、アイデアを表現するために 欠かせない技術=中間部だったといえます。 

これまでの ピアニストが得た知識や経験の感性はまず、正確にどんな速さでも弾けないと表現できないというネックがあったのです。

それをAIにいろんな条件を要求して 作曲し 楽譜を与えれば一流ピアノ奏者になって 代替してくれるとしたらどうでしょう。

 

そうなると何倍もの数のAIがとってかわる技術の一流ピアノストが出現し 芸術的につくれた音楽を創作する人があらわることでしょう。

もう 2番 は人が関与しなくても 直接3番に移行しピアノを媒介した 音楽芸術表現をするということだけに 専念できるでしょう。

もちろん ピアニストがいなくなるわけではありませんが。 

 

 

ところで 今もネットのインスタグラムの中に 無尽蔵な写真が全世界から秒速で蓄積されています。

 

撮影したものを容易に表現するということは

ひと昔前までは 考えられませんでした。

 

1.いいなあと思い 被写体の写真を撮ろうと カメラで撮影します。

2.撮影したフイルムを写真屋さんにもっていき、現像して プリントします。

  写真の趣味の人は多くの機材設備と現像技術を習得しなければなりません。

3.出来た写真を展示したり記録としてアルバムに残します。

 

どうでしょう、現代、もう2番は大衆化し一般的になっていて、ほとんどの人はスマホやパソコンで管理し、必要な写真だけ自宅のプリンターなどでも印刷できます。スマホにカメラ機能が備わっています。もちろんフィルム写真を撮る人はいます。

 

これも 2番が抜かれた 1=>3 という流れになってしまいました その結果、だれもがカメラマンになったのです。

つまり 2番は ごく少数の人だけでいいというこになります。

従来のカメラの仕事がすくなくなり 撮影の仕方を教えることにカメラマンはシフトすることになります。

 

歌手も今でこそ生身の歌い手が人に届けますが、初音ミク などは 歌を歌っているのは コンピュータアプリケーションなのです。

歌をつくり、歌い方を学び修練し、人に届けますが、歌をつくり以外は全部やってくれることが現実化しています。

これもAIの応用分野としてますます発展するのです。

 

このように AIに任せ 人間はアイデアを具体化し現実化するというスキルをみがける時代なのです。

 

アイデアをすぐに具現化しやすい時代。

世の中にないものを創造したり発見し 具現化するということが人生の中の多くを占めるような時代になってゆくでしょう。

 

現代は これまでの時代からの 移行期だと思うのです。