あーとあーきてくと -3ページ目

あーとあーきてくと

~ ヨーロッパで建築 ~

あーとあーきてくと-豊島


10:45高松発のフェリー
高速艇はやっぱり苦手…揺れる…

9時過ぎのフェリーは臨時便まで出ていたので、レンタサイクルは見事にすべて貸し出し中。
しかたがないのでバスで家浦港から唐櫃港へ移動。
そこからは徒歩で巡ることに。

まずは、唐櫃浜へ。

あーとあーきてくと-唐櫃浜

027 心臓音のアーカイブ
クリスチャン・ボルタンスキー
「世界中の人の心臓音が聴ける『図書館』」
真っ暗な部屋で鼓動に合わせて明滅する電球。

サンプリングしたリアルな心臓音のはずなのに、とってもアンリアルな世界に引き込まれます。
正直、もっと生々しいものかと思っていましたが、とってもクリアで、宇宙的。
一定でない固有のリズムが、私にとっては唯一”生命(その人が存在したと言うこと)”を感じる材料でした。
世界中のサンプルが視聴できる部屋は、眼前に海を望むつくり。
この日は天気もよく、とっても爽やかな気分♡

さて、ここから唐櫃岡方面へ引き返して行きます。

026 勝者はいない - マルチ・バスケットボール 
イオベット&ポンズ(スペイン)

あーとあーきてくと-マルチ・バスケットボール

ゴールがたくさんあって、いろんな遊び方ができちゃうバスケット。
想像力が試されます…

思わずはしゃいで早々に疲れてしまいましたが、はりきって歩きましょう!!!
やってきました、本日のメイン。

025 豊島美術館
内藤 礼 / 西沢 立衛

あーとあーきてくと-豊島美術館

作られた空間の中で、自然をこうも肌で感じることができるって…
いや、作られた空間だからこそだなぁ。
まず、アプローチがすばらしい。
そして、美術館の入り口に立ったときの光の誘導感が半端ない。
滑らかな曲線を帯びた真っ白な空間だけあって、柔らかな影の演出が大きな役割を担っているのか。
床から湧き出る水の粒は、生き物のようにその姿を変え、収束していく。
音・風を含むすべてが自然のようでありながら、リアリティーがない。
意識的に五感が働く。
怖いくらい地に足が付いた気がしませんでした。
この美術館は、天気、季節、来場者(他者)や自らのコンディションによってそのときにしか見れない表情をします。
そして、同じ場所で同じものを見ているようで、ひとはみな違ったものを見ているのだと実感しました。
次は、雨の日に来たいなぁ…

15:20 豊島美術館のカフェでCoffeeBreak。
豊島の見所、後半へ

虹島ノート
豊島:
滞在期間:2013年4月19日
滞在時間:約6時間
訪れた主なアート作品:
027 心臓音のアーカイブ
026 勝者はいない - マルチ・バスケットボール
025 豊島美術館
022 島キッチン
023 あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)
021 空の粒子/唐櫃
アクセス:高松ー豊島 高速旅客艇 片道¥1300

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5月3日、4日は丸亀城のお城祭りで大賑わいでした。
京極くんと骨付じゅうじゅうくんも参戦!!

あーとあーきてくと-丸亀城


一方丸亀駅前のMIMOCA丸亀市猪熊弦一郎美術館では…

あーとあーきてくと-MIMOCA

同じく3日に、親子で楽しめるワークショップが多数開催され、こちらも大賑わい。
と、そこに瀬戸内国際芸術祭ののぼり発見!!!

111 善根湯×版築プロジェクト

齊藤正×続・塩飽大工衆のみなさんが、本島での秋の開催に向けた一環としてワークショップを開いていました。
善根湯とは、もともと東日本大震災の際に発足した、「被災地にお風呂を届けよう」というプロジェクトです。

ZENKON湯

HPでは、設計図面の公開も行っています。
そして、瀬戸内海でかつて造船/建築にと優秀な技術を発揮してきた塩飽諸島出身の大工衆が塩飽大工衆。
でもその技術も今では瀕死状態!!
その復活を願い、活動を開始したのが続・塩飽大工衆のみなさんです。

あーとあーきてくと-111_たこ制作

この日は、版築壁の型枠に土を詰めて押し固める「たこ」という道具をこどもたちと一緒に作っていました。マイたこに自分の名前を墨入れし、大工衆の法被を来てたたずむこどもたちの姿はとっても誇らしげ。

さぁて、秋には、いったいどのような善根湯を展開してくれるのでしょうか?
足湯なんかもあるみたいですよ。
これから秋に向け、みんなが共に作る過程から楽しめるようにこのようなワークショップを重ねていくのだそう。
今回作った”たこ”も、「本島に持ってきてね☆」とのこと。

楽しみだ><



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$あーとあーきてくと-沙弥島


さて、前編の続き…
瀬戸大橋が眺望できるナカンダ浜へとやってきました。

あーとあーきてくと-沙弥島


104 八人九脚
神戸芸術工科大学 藤本修三

あーとあーきてくと-八人九脚

彫刻作品だということですが、建築的要素も感じらて、とても好感が持てました。
海辺の隅での位置どりも素敵です。
ちびっこにも大人気♡
このカラーリングもかわいいですね。

こんな素敵な海辺のすぐ後ろには、廃校となった沙弥島小中学校校舎跡があるんです。
ここでも、ギャラリーとして神戸芸術工科大学によるアートが楽しめました。
102 塩の結晶 ~落ちた玉汗 砂が吸ふた~
102 カイソウ –shamijima-
102 名も知らぬ遠き島より
102 SHIRO

これは、各々が『三つの白』というテーマを持って取り組んだアートプロジェクトだそうです。
『三つの白』とは、讃岐の産物である「塩」「砂糖」「木綿」という三つの異なる白で構成された古くからの「讃岐三白」、そして現在の坂出市名産「塩」「うどん粉」「たいら貝」に由来します。(瀬戸内国際芸術祭2013 沙弥島アートプロジェクト by 神戸芸術工科大学 facebookページより)

そのような情報を持たずに鑑賞した私ですので、『三つの白』というのは意識できませんでしたが、どの作品も、とてもキラキラしたものを感じました。
視覚的にも、感覚的にも…
小学校という、とても懐かしいスケール感のなかで放たれる光は、自分の懐かしいキラキラした記憶ともリンクした模様。
全体的にちょっと、文化祭のような雰囲気が漂ってましたが…

虹島ノート
沙弥島:瀬戸大橋のたもとから
滞在期間:2013年3月25日
滞在時間:約2時間
訪れた主なアート作品:
100 階層・地層・層
101 西ノ浜の家
102 塩の結晶 ~落ちた玉汗 砂が吸ふた~
103 そらあみ
164 島スープ
104 八人九脚
102 カイソウ –shamijima-
102 名も知らぬ遠き島より
102 SHIRO
アクセス:高松ー沙弥島 車で約45分
春期会期中はJR坂出駅よりシャトルバス運行

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$あーとあーきてくと-沙弥島


大島と同日、午後からは沙弥島へ…
この沙弥島は今回から仲間入りした春期のみの参加です。

沙弥島は、島と言っても陸続きなのです。
というのも、かつては塩飽諸島のひとつであった沙弥島も、今ではまわりが埋め立てられた造成地。
周辺は工業地帯です。

谷口吉生さん設計の”香川県立東山魁夷せとうち美術館”といえば、そのロケーションから、どのあたりなのかわかる人もいるのでは?
瀬戸大橋がたもとから美しく見える絶景です。
こちらの美術館は、それだけでひと記事書けちゃうので、また次の機会といたしまして、沙弥島のアートをご紹介します。

100 階層・地層・層
ターニャ・プレミンガー(ロシア)

あーとあーきてくと-階層・地層・層_1

あーとあーきてくと-階層・地層・層_2

ただののぺーっとした広場に出現した丘。
これ、すっごくおもしろいんです。
ただの螺旋ではないんですよ。
頂上へ上るルートがいくつもあって、思いがけないところで友と出会ったり、すれ違ったり…
まわりの景色がくるくると変化していく。
私が訪れた頃のこの写真はまだ初期の段階です。
会期中盤には、緑の芝で覆われた春らしい景色となっていました。

後日(2013.05.04)再び訪れた会期後の様子↓

あーとあーきてくと-階層・地層・層_3

101 西ノ浜の家
藤山哲朗+冨井一級建築設計事務所
建築的には特にこれといった印象はありませんでしたが、会期後もそのまま残るようですし、夏の海水浴シーズンにはきっと大活躍ですね。
ここでは、春期会期中はこんなのもいただけました↓

164 島スープ
EAT&ARTTARO
島の特色を活かした地域特有のスープを考案。
夏期は伊吹島で、秋期は本島で、各島の味を楽しめます。

103 そらあみ
五十嵐靖晃

あーとあーきてくと-そらあみ

彩られた漁網は、角度や距離によって色味が変化。
風に揺られ、瀬戸内の景色にフィルターをかけます。
公式HPには『浜辺で漁網を編むワークショップを開催』とあったので、みんなのとりどりの気持ちも詰まっているのかしら♡


後半へ続く…



虹島ノート
沙弥島:瀬戸大橋のたもとから
滞在期間:2013年3月25日
滞在時間:約2時間
訪れた主なアート作品:
100 階層・地層・層
101 西ノ浜の家
102 塩の結晶 ~落ちた玉汗 砂が吸ふた~
103 そらあみ
164 島スープ
104 八人九脚
102 カイソウ –shamijima-
102 名も知らぬ遠き島より
102 SHIRO
アクセス:高松ー沙弥島 車で約45分
春期会期中はJR坂出駅よりシャトルバス運行

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あーとあーきてくと-春の大島


大島についての知識は、実は全くありませんでした。
ガイドブックなんかもあまり目を通してませんでしたし…
まぁ、いつものことですが。

なんで、こえび隊のガイドは衝撃的でした。
この大島は、ハンセン病患者さんたちが強制隔離された島だったのです。
現在では、治療法も確立し、感染の心配もないとのことですが、今でも、後遺症の残る方や、ご高齢で介護が必要な方などが暮らしておられます。

こえび隊が語るかつての差別や劣悪な環境とはうってかわって、島はとても心地よい風が吹き、穏やかで緩やかな時間を刻んでいました。
ラジオで春の選抜中継を流しながらカートを押してお散歩するおじいちゃん。
視覚障害者の道しるべとなるよう街角にはスピーカーからやさしい音楽が流れてくる。

家族や親戚と縁を切って来られた方も多い。帰るふるさともない。訪問者もない。
そんな話を聞くと、ご霊廟の背後に広がる美しい景色が、ちょっと寂しげにも見えてきますが…


そんな島でのアート作品は4つ。
まずはこえび隊が案内してくれます。
9:35に到着した参加者は、5名。

087{つながりの家}カフェ・シヨル
私が上陸した日は、平日でしたのでカフェはお休みでしたが、玄関からちょこっと中を覗かせていただきました。
とっても素朴であったかい雰囲気。
カフェ・シヨルの”しよる”とは、「~している」の方言からきているのだとか。
島におけるカフェはホントに重要。

088{つながりの家}資料展示室
089{つながりの家}海のこだま
入所者がかつて居住していた部屋を利用し、空間構成しています。
海のこだまでは入所者の方がお手製の自助具を用いて撮った写真をそれと共に展示。
はじめ、島を歩いているときは、とても静かであまり生活感を感じることがなく、まちは風景として目に入っていたように思うのですが、写真や資料を通して確かにそこにあった人たちの息づかいを感じることができ、帰る頃には、その風景の中から、今もなお住まう方たちの生活の一端を見出すことができるようになっていました。

090 青空水族館
まさに、絵本の中に迷い込んだかのような世界観。
夏期・秋期と公開範囲が広がって行く。

アートって、やっぱり、見る者の心によって様々な見られ方をするものだと思います。
アートをアートとして受け入れるには、心の器に少しでも余裕がないと難しい。
瀬戸芸の中でも、大島は島おこしを願う他の島とはちょっと心境が違うでしょう。
国立療養所大島青松園なのですから。
たぶん、瀬戸芸がなければ訪れることもなかった島。
だけど、アートを通して交流ができるって、素敵なことだなぁ…

ややのんきな感想になってしまいましたが、瀬戸芸初の島巡りが、しょっぱな大島でとってもよかったです。
現在、香川県住まいの私は、瀬戸芸なんて人の多いときにわざわざ島巡りすることないよね~どうせなら着飾っていない通常の島を巡りたい…なんて思っていたのですから。
でも、瀬戸芸だからこその島や町や人や景色に出会える予感がしてきました。


最後に、こえび隊のHPを紹介して終わります。
瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊
1日からでも参加できる寮完備のボランティアです。

虹島ノート
大島:国立療養所大島青松園
滞在期間:2013年3月25日
滞在時間:約1時間
訪れた主なアート作品:
087{つながりの家}カフェ・シヨル
088{つながりの家}資料展示室
089{つながりの家}海のこだま
090 青空水族館
アクセス:高松(高松港)ー大島(大島港)高速旅客船25分 無料
会期中は高松港総合インフォメーションセンターで乗船券を発行。

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