ゴルフの素晴らしさ、今からでもチャレンジを… | 明日通信

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 ぜんカントリークラブでプレーするのは4カ月ぶり、僕がクラブを握るのは3カ月ぶり。

顔を合わせるなり運営委員会の委員、クラブの人たちから「もう大丈夫ですか。少し細くなった感じ。でも変わらずお元気そうで病気をされた感じではないですね」と声をかけられた。

エッー、みなさん知っている!「いえ、病気というほどのものではないんですよ。長年の不摂生から少し不整脈が出て、検査が続き、その中でちょっとばかり故障している部分をついでに治療した程度です。ただ、その間、ゴルフはダメ出しをされていました。」

「ただ、ゴルフがしたくて、したくて、夢にまで見ていました。やっと今日できる。昨夜は、50年余り前、ゴルフを始めた時のように眠れませんでしたよ。でもね、この歳に3カ月も休んで急にコースに出る。まともにプレーできるのかな、皆さんに迷惑かけないよう気をつけます。体力的にまだダメと思ったらすぐリタイアさせてもらいますね」

理事委員長はじめ運営委員会7名にクラブのI支配人を入れ合わせ8名。二組に分かれて8時半過ぎ、アウトからスタート。僕は支配人たちと二組目。

まずは年齢順で、僕からティーショット。「ナイスショット。まっすぐ。ホントに病明けのお人とは思えない」とお褒めの声。手ごたえは悪くなかった。他の三人が決していいショットではなかっただけにちょっぴりハナ高。でもフェアウェイから少し外れたラフにボールが。ここからクラブを振っていた人たちと休養していた僕と差が出た。他の三人はパー、ボギー、ボギー。僕は深いバンカーにつかまり結局7。

2番ミドル、またナイスショット。距離も出ている。池越え、9番ウッドを短くグリップしてピン奥4mにツーオンでパー。他はボギー、ボギー、ダボ。3番もナイスショット。「無理せず、力が抜けている分、まっすぐのいいショットになっているんですね」と支配人。ところが買い替えた新しいアイアン。飛び具合がまだ把握できず、アプローチで失敗。パターも昨日、入れ替え初めて使用するもの。ラインはつかんでいるのに10㎝、20㎝届かない。結局、ハーフを上がってみると僕は50。支配人は37。副委員長のGさん、シングルだが40を越えた。女性委員のKさん、クラブ対抗に代表で出場した“猛者?”だが40半ばのラウンド。僕は久しぶりだがよくできたし、迷惑もかけなかった。ひとまずホッと。

体力を心配したが、曇天で凌ぎよく、繰り返し水分補給していたので十分後半も行ける。

アウト9番のショート、グリーンを外し、二打でオンさせたが下り9mほど残してしまった。ところがうまくラインに乗ってパー。インスタートもオナー。ナイスショットが続く。あとはアプローチ、が、もう一つしっくり来ず、ボギー、ダボ。ついに13番ミドル、深いラフにつかまり2、3、4打失敗でこの日初の8。次と次の2ホール、持ち直したが、残り3ホール、日差しが出てきて急速に体力を奪われる。途端にティーショットがフックして乱れはじめロング8、ショート5、ミドル7、イン53。トータル103、やっぱり100を超えた。でも、ワンラウンドできた。それもクラブを存分振り、歩き、仲間とよもやま話で怒ったり笑ったり盛り上がり、気分爽快。しあわせを味わうことができた。

 プレー後、入浴で汗を流して委員会を開催。クラブ側からの報告やクラブ運営にかかわるテーマについてディスカッション。終わって食事をしながら談笑。その中で、僕が久しぶりのゴルフについて話したことから、熟年、高齢者の健康とスポーツの話になり、ウオーキングやランニングなど様々あるが、ゴルフは青々とした芝生、まわりの樹木、花や木々の実、鳥の声、季節ごとの日差しや風を感じながらボールを豪快に飛ばし、グリーンでは小さな穴にカップインさせる繊細なヨミとワザが求められる。アンチエイジング(歳をとらない)に最適なスポーツといえるのでは、との話で盛り上がった。

 それに最近はルールもやさしく、なじみやすくなる方向にあり、何にも増してプレー費用が安くなった。まちでちょっと一杯ほどの費用で「一日、いい子して遊べる。もっと真剣に呼びかけ、仲間を増やす必要があるね」と。そうなんですよね。一緒にプレーした女性委員のKさん。「レディースやシニアで昼食付4000円ほどの金額も珍しくなくなってきました」と。

僕なんか、70歳を超えているから利用税は不要、一日、ゴルフしている方が健康に利して安く過ごせると思っています。まちへちょっと出て半日でも過ごそうものなら片手ぐらいのカネ覚悟しなければならないのだから…。

 ご年配の、ご同輩、今からでも遅くないです、仲間として集い一緒にゴルフしましょう。PRではなく、純粋な気持ちでお誘いしたいですネ。