「オカーサン、Mからもらったショッピングカート、使った❓」
先の母の日、近くにいる次男が上の孫を伴ってやってきた。ショッピングカートを買って持ってきてくれた。母の日の贈り物で、長年、使っているカートが小さ過ぎるのをみていたのかどうか、しっかり大きめのを選んできてくれて、家内は望んでいたサイズのが手に入り大喜びしていた。
で、さっそく、、、、ところがあんなに喜んでいたのにどうもまだ、使った形跡がない。表座敷の窓際に得意のミシンで縫った明るいカバーをかぶって鎮座している。
「オカーサン、プレゼントされたショッピングカート使った❓」
「いやまだ、Kちゃんからもらった大切なショッピングカートだから、簡単に使いたくないのよ。いいタイミングの買い物する時、初使用したいからね」
「ということは、まだいい買い物に行ってない、いい買い物してないということやな。この前、美味しいもんたくさん買ってきたんじゃなかったかな」
「いやまだまだ」
いや、ほんとはその気持ちよくわかる。僕も子供や孫にもらうと、大切過ぎて気安く使えない、食べられないんやね。
息子からリーガルの皮靴もらった、カジュアルシューズもらった、ロレックスの時計もらった、店の10周年、20周年でTシャツやグッズをもらった、簡単に使えず、中には何十年、結局、飾り物になってしまい、僕の部屋に眠ってしまっているのがあれこれ。気前よくて浪費ぐせはなおらず、けっしてケチではないつもりなんですけどね。
もう使う機会がない。遺品として処分をお願いするしか。
でもなあ、オカーサンは僕ほどではないけどやっぱり古い人間やな、まあまあ、それでこそ信じられる相棒ということやね。





