昨日、大阪・寝屋川の中一男女が同じ市内に住む45歳の男に連れ去られ、殺害、遺棄された事件について、二人が夜どおしまちを歩き回り疲れて休みたいなと思っているところへ男の誘いの声に簡単にのったのは容易に想像がつく。
問題は、脅しや暴力を受け、自由を奪われる段階で二人の内の一人が脅しを受けている間に一人が声を上げるなり、逃げて助けを求めるなりできたはずが、それもなく二人が簡単につかまっている。これは逃げられない場所に追い込まれ、男の子がまず女の子を縛り、次に男の子を犯人の男が縛って自由を奪ったか、もしくは「スタンガンのようなもので瞬時に二人の自由を奪ったのかも・・・」というような趣旨で書いたが、昨日のニュースで、男は盆前、東京で警察の職務質問を受け、持ち物検査でスタンガン、手錠、注射器が見つかり問い詰められたことが報じられていた。
スタンガンは護身用との説明で電池がなく使える状態ではなかったため返されたとのこと。それにしても手錠に注射器の所持。どうみたっておかしい。スタンガンは護身用としても手錠に注射器、それにスタンガンが結び付けばどう見たって「護身用」の説明は成り立たない。であれば警察は「一時預かる」くらいの手はなかったのだろうか。
断定はできないが二人の中学生の自由を容易に奪い、殺害した方法、手段に使われた可能性大といわざるを得ない。となると、今更だが、東京の警察で取り調べ後、返却していなかったらこんな悲劇は起こらなかったかも。親や家庭や社会の対応もさることながら警察の対応も、もっとシビアに考えていかなければならないような気がするね。