キムチの健康効果 | lolopapa 81歳のブログ フィリピン移住で健康余生の願い

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キムチに含まれるカプサイシンはアドレナリンの分泌を促すは働きがあります。 アドレナリンが分泌されると、脂肪が燃焼しやすくなり、エネルギーを効率良く代謝させる効果、肥満を予防したりダイエットの効果が期待できます。腸に良い「キムチには健康に良いプロバイオティクス(体にいい働きをする生きた微生物)が豊富に含まれています」また、キムチは腸内細菌のバランスを整え、消化をスムーズにすることによって、腸をさらに健康にしてくれるという…。
 今回の健康塾は「発酵食品の健康効果」の謎解きです。

  


キムチの歴史は4000年ほど前からだと言われています。しかし、現在のように唐辛子を使用したキムチになったのは、16世紀に日本から唐辛子が伝わり、その後、本格的に食材として利用され始めた18世紀からだと言われています。
今では、韓国の日常の食事では、朝、昼、晩と必ずキムチが食べられています。
キムチは約800年前につくられた発酵食品。キムチの起源は紀元前までさかのぼります。 当時中国大陸の漬物には唐辛子等は使われておらず、いたってシンプルな塩漬けのものであったと言われています。 その後「キムチ」になったのは今から約800年ほど前、現在の韓国の高麗時代と言われています。 当時はお供え物として使われていたうえ、まだ唐辛子が使われていなかったようです。

発酵食品の代表としてキムチが発達した理由は、人々が農耕を生活の基本とし、野菜を好んで食べたこと、また水産物の塩蔵技術に優れ、薬味として幅広く利用していたこと、それとキムチに利用されている白菜が広く栽培、普及していたことなどが挙げられます。「野菜の塩漬」を意味する「沈菜(チムチェ)」が、「キムチ」に変化したとも言われています。
キムチは栄養面でも非常に優れた食品です。主材料の白菜、大根、唐辛子、にんにく、葱などには薬理作用があり、豊富なビタミンが含まれています。さらに、発酵することによってそれまでになかったビタミン類が生まれ、整腸作用を助け、消化を促進します。また、発酵は乳酸菌を増やし、防腐作用を助けるほか、食欲増進にもつながります。
このように、キムチの栄養価は大変高く、他に類をみないすばらしい健康食品であるといえます。
また、三方を海に囲まれた韓国は、魚や貝の種類が多く、四季を通じてたくさんの漁獲量があり、その豊富な材料でさまざまな塩辛が造られ、保存食として発達してきました。塩辛はキムチ造りには欠かせない材料で、アミの塩辛、タチウオの塩辛、カキの塩辛などそれぞれを好みで選んで漬け込み、キムチに旨味と風味をもたらします。

みずみずしい野菜の食感、そして酸味と辛味の絶妙な調和。今も昔も韓国人の食生活に欠かせないキムチは、世界的にも類を見ない野菜を利用した発酵食品です。今では1年中、季節を問わず食べられていますが、もともとは農作物が採れない冬場の栄養不足を補うための保存食でした。
「キムチ」の語源については諸説ありますが、「沈菜(チムチェ)」という言葉が音声変化してキムチになったという説が有力視されています。「沈菜」とは、野菜を塩漬けしておくと水分が発生し、野菜自体が塩水の中に漬かる様子から生まれた言葉。そのチムチェが朝鮮時代にティムチェ、ディムチェと変化し、さらに時を経てチムチへ、そして現在のキムチになったと言われています。

ビタミンや無機質、食物繊維が豊富で、冬の重要な栄養補給源だったキムチ。野菜を長期保存するには乾燥という手段もありますが、本来の味と栄養分が損なわれがちです。そこで、生野菜を塩や酢に漬けて保存する方法が生まれたと言います。こうした漬物類の歴史は古く、中国最古の詩集「詩経」(紀元前8~11世紀頃成立)には、「きゅうりで菹(チョ)を漬ける」という一節が登場。菹が漬物の一種であったことがうかがわれます。また、後漢末期の辞書「釈名」では、菹を「野菜を塩漬けにした乳酸発酵食品」と説明しており、キムチの原型とも言えるものがこの頃から食べられていたことが推測できます。キムチは漢代(紀元前3~3世紀)に朝鮮半島北部の楽浪郡を通じて韓国にもたらされたと見られていますが、これを決定づける資料はなく、未だ明らかになっていません。

韓国の文献上、キムチに関する記録が最初に登場するのは、高麗時代に著された李奎報(イ・ギュボ)の詩文集「東国李相国集」(1241)です。ここではキムチ漬けが「塩漬(ヨムジ)」という言葉で表現されていますが、当時は野菜を塩で漬けた白キムチ(ペッキムチ)や水分の多い水キムチ(ムルキムチ)でした。では、私たちがキムチと聞いて思い浮かぶ、唐辛子粉で漬けた真っ赤なキムチが誕生したのはいつでしょうか?それは唐辛子が韓国に伝来した時期、つまり16世紀末頃の朝鮮時代後期と見られています。
それまでも、辛い味を好む国民性からか、キムチに香辛料を加える習慣はあり、主ににんにくや山椒が用いられていました。しかし山椒の場合、木から実を採取して粉状にする加工過程に手間がかかるという難点がありました。それに比べ、唐辛子は栽培、加工ともに容易で、キムチの発酵を促したり、副材料として使われるようになった塩辛の生臭さを抑えるのにも役立ちます。そうした数々の利点から、キムチ作りに適した香辛料として唐辛子が本格的に使用されるようになりました。1766年に刊行された農業書「増補山林経済」には、キムチに初めて唐辛子が使用された例が紹介されています。

もう1つ興味深い事実があります。それは、キムチの中で最もポピュラーな白菜キムチは、意外にもその歴史が浅いということです。高麗時代までは白菜はあまり使用されず、茄子や大根、胡瓜などがキムチの主材料でした。その理由としては、「韓国在来種の白菜は葉に力がなく外開きだった」「当時韓国は白菜の生育に適した土地ではなかった」など様々な説が残っています。大型で丸く結球し、葉肉が厚い白菜が中国から伝来したのは、19世紀末から20世紀初頭のこと。みずみずしく歯ごたえの良い白菜キムチは、実は今から100年ほど前に誕生したに過ぎない、比較的新種のキムチなのです。

ヨーグルトよりも多い乳酸菌  ――→  キムチの材料と健康効果
とうがらし、代謝を高め内臓脂肪を燃焼、カプサイシンが豊富に含まれています。
カプサイシンには体温を上げ、血流を良くする効果があります。新陳代謝を高めたり、内臓脂肪を燃焼させるのに役立ちます。また抵抗力をアップさせるとも言われているので風邪の予防にも効果的です。

*カプサイシンは末梢血管まで血流を良くしてくれる働きがあるので、身体を温めることができ冷え性の改善が期待できます。 新陳代謝が活発になることで血行が促進され老廃物の排出を促すことにより、疲労回復効果も見込めます。 カプサイシンの持つ辛みは唾液や胃液の分泌を盛んにするため食欲を回復させる効果ももたらします。
特に、痛みを和らげる上で重要なタンパク質TRPV1など、がん抑制物質が相対的に不足した成人の場合、カプサイシンの大量摂取ががん発生を大きく促進しかねないこともわかった。 ただ、カプサイシンだけを調理した場合は、TRPV1遺伝子が存在するマウス、不足したマウスともがん発生を誘発しなかった。
唐辛子に含まれるカプサイシンが痛みの緩和(カプサイシンクリーム)や肺がん、乳がん、結腸直腸がんなどの特定の種類のがんに効果があることを示唆する研究もありますが、他の研究では、辛いもので作られた辛い食べ物を過剰に摂取することが示唆されていますカプサイシンが豊富な唐辛子は、特に胃や胆嚢には良くないかもしれません。 最近のメタアナリシスでは、カプサイシンが豊富な唐辛子を摂取すると、胃がんや胃がんのリスクが高まる可能性があることも明らかになりました。 これらの発見を確立するには、より明確な臨床研究が必要です。 ただし、カプサイシンが豊富な唐辛子を長期間過剰に摂取することは避け、胃がんの危険を避けるために少量から中程度の量で使用することをお勧めします。

にんにく
がん・動脈硬化の抑制効果
がんの抑制(特に消化器系)、動脈硬化の抑制、中性脂肪の抑制にも効果があるといわれる、世界最強の栄養食材です。滋養強壮、疲労回復にも効果的で殺菌効果も強く感染予防にも役立ちます。

しょうが
血行促進・代謝を高める効果
ショウガの主成分であるシンゲーロール・ショウガオール・ジンゲロンには結構促進する作用や、体を温める働きがあります新陳代謝を活発にし、発汗を促します。香り成分のシネオールは、食欲増進、疲労回復・夏バテ解消に役立つのです。

その他の野菜に
豊富なビタミンB1、B2、B12
キムチに使う野菜には、基本火を通しません。つまり、野菜が持つ栄養価を壊すことなく摂取できるのです。白菜や大根、きゅうりといった淡色野菜に含まれるビタミンC2をはじめ、野菜が発酵する過程で作られるビタミンB1 B2 B12、ニコチン酸を豊富に含みます。糖をエネルギーに変える成分などが生まれるため疲労回復のほか、新陳代謝の向上にもつながるのです。

1日50gを目安に食べる
摂取量ですが、キムチは1日50gを目安に食べるのが良いそうです。美味しいのでたくさん食べられますが、塩分もあるので食べすぎには注意。50gは小皿一杯分くらいに相当します。

1日50グラムの「キムチ」を食べた方が良いワケ
秋バテの原因と対策
暑さが少しずつ和らいできたはずなのに、「なんとなくだるい」「食欲があまり沸かない」そんな秋バテの症状は、夏の冷えが原因かも。冷たいものの摂り過ぎや、冷房の当たりすぎにより、自律神経のバランスが乱れてしまうことで引き起こされます。
特に冷えに弱い女性に症状が出やすい秋バテ。放っておくと、抵抗力が低下しやすいので、少しでも症状に心当たりがあれば、早めの対策が大切です。
冷たいものを控え、身体を内臓から温めることが秋バテ解消に効果的。さらに規則正しい生活と、適度な運動を心がけることで、より効果が期待できます。

夜に食べる
キムチの整腸効果を最大限いかすためには、夜に食べるのがおすすめ。腸の動きが活発な昼間は、キムチの栄養分が消化管の中にとどまっている時間が短いからです。腸の動きが鈍くなる夜に摂ることで、乳酸菌の滞在時間が長くなり善玉菌が増える可能性が高くなります。
生のまま食べる
乳酸菌は加熱すると死んでしまいます。ですので、生のまま食べた方がより腸に高い効果を生むと言われています。ただ死んでしまった植物性乳酸菌もしっかり善玉菌のエサになるので、実はちゃんと役に立っています。

キムチは、植物性の乳酸菌を含む発酵食品です。この植物性の乳酸菌というものがとても優秀。ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌よりも丈夫で、より生きたまま腸に届きます。また、キムチの乳酸菌は、キムチ1gに8億個ほども存在し、この数はヨーグルトにも匹敵します。キムチは大変優れた発酵食品なのです。

ダイエット・美容に期待できる効果
◎代謝アップ!ダイエット効果も!?
キムチの辛み成分であるカプサイシンには、アドレナリンを分泌する働きがあります。このアドレナリンが、脂肪代謝などエネルギー代謝を促進して、発汗を促します。辛いものを食べると体がぽかぽかしてきますよね。これはまさに、代謝が上がっている証拠です。
◎豊富なビタミン
キムチには、発育・美容のビタミンともいわれる「ビタミンB2」を含むビタミンB群、また、ビタミンC、ビタミンAなどのビタミン類が含まれています。
ビタミンB2は、脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。 特に、脂質を分解しエネルギーに変えるため、ダイエットをしている人、脂っこい食事が多い人には重要な栄養素です。 また、抗酸化作用のある「βカロテン」も含まれているので、アンチエイジング効果も期待できます。毎日キムチを当たり前のように食べている韓国人の美肌の秘訣ひけつかもしれませんね。 
健康に期待できる効果
◎免疫力アップ
腸は、「第2の脳」だと言われています。免疫細胞の7割は腸に存在すると言われているので、腸内環境を整えることで免疫力アップに期待できます。
◎腸内環境改善!便秘解消に
キムチに含まれる乳酸菌は、「ラクトバチルス」という植物性の乳酸菌です。これは、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。さらにキムチに含まれる白菜などの食物繊維と乳酸菌の相乗効果で便秘改善にも期待ができます。
◎入眠がしやすくなる!?期待できる安眠効果
寝る2時間前までに摂取することで、安眠を促します。人間は、寝る前に1℃ほど体温が下がるようになっています。寝る前に入浴をするとぐっすり眠れるのは、この仕組みがあるためです。キムチを夕食で食べると、カプサイシンの働きで体温が上がり、その後体温が下がるので、より入眠しやすくなるといわれています。

キムチの効果的な摂り方
いくら、身体にいいと言われるキムチでも、食べすぎは禁物。キムチには塩分が多く含まれていますし、唐辛子が胃を荒らしてしまう恐れがあります。一日に食べる量は、だいたい50g(小皿1皿程度)までにとどめておきましょう。

キムチは、生でそのまま食べることはもちろん、炒め物やスープに加えるなどとそのアレンジは無限!辛いものが得意ではない方は、チーズや卵を加えると辛みを抑え、食べやすくなるでしょう。

乳酸菌は加熱すると死滅しますが、死滅した乳酸菌には悪玉菌を排出する効果があるので全く効果がなくなるわけではありません。さらに、ヨーグルトなどの生きた乳酸菌と合わせて摂るようにするとダイエット効果もあり、より効果的です。

スーパーに行くと、種類が多くて、どれにしようか迷ってしまうほどのたくさんのキムチが並んでいます。いろいろ試してみると、きっと自分好みのキムチが見つかるはず!毎日の食卓に無理なく取り入れて、夏に溜まった疲れを吹き飛ばして健康に過ごしていきたいですね。

●50gは小皿一杯分くらいに相当します。 キムチの整腸効果を最大限いかすためには、夜に食べるのがおすすめ。 腸の動きが活発な昼間は、キムチの栄養分が消化管の中にとどまっている時間が短いからです。 腸の動きが鈍くなる夜に摂ることで、乳酸菌の滞在時間が長くなり善玉菌が増える可能性が高くなります。

免疫力アップ!キムチの嬉しい栄養素・成分とは
まずはキムチにはどのような栄養素や成分があるのかを見てみましょう。その中身を分析してみると、キムチで免疫力がアップするといわれるのが納得できますよ。

乳酸菌
キムチは発酵食品で乳酸菌がたくさん含まれています。乳酸菌のなかでも生きたまま腸まで届くものには、有用菌を増やすという働きがあります。

腸内には有用菌のほかにも悪い影響を及ぼす菌と日和見菌とされる腸内細菌が生息していますが、悪い菌が増えると毒素が体内に溜まり、免疫力が低下してしまいます。そのため、悪い菌を増やさず、有用菌を増やすことが非常に大切なのです。

免疫細胞の6~7割は腸にあるといわれます。乳酸菌を摂取して有用菌を増やし、腸内環境を整えることは免疫力アップに非常に効果的なのです。

ビタミンA
ビタミンAには、皮膚や粘膜を強化する働きがあります。私たちの鼻やのどはつねに外気にさらされており、病原菌やウイルスが侵入しやすい状態にあります。ビタミンAを摂取して鼻やのどの粘膜を強化できれば、ウイルスなどの侵入を防ぐことができる、というわけです。
また、ビタミンAには白血球を増やす働きもあります。白血球には免疫細胞がたくさん含まれているので、この点からもビタミンAは免疫細胞の働きを高めることが期待できます。

ビタミンB
ビタミンBで注目したいのはB1とB6です。ビタミンB1には腸内で免疫細胞が集まる「パイエル板」を維持する働きがあります。パイエル板はビタミンB1が不足すると小さくなってしまうので、免疫細胞も減少してしまいます。
一方のビタミンB6には、たんぱく質を作る働きがあります。細胞はたんぱく質から作られているので、ビタミンB6が不足すると免疫細胞も減少し、免疫力が低下してしまいます。ビタミンB1とB6の両方を含むキムチは、まさに免疫細胞の味方といえる食品なのです。

カプサイシン
キムチにたくさん含まれるカプサイシンは辛味成分として知られていますが、それ以外にも、腸の蠕動運動を促し、便を排出し、腸内環境を整えるという作用があり、免疫細胞の活性化につながります。
また、カプサイシンは体温を上昇させる効果もあります。体温が上昇すると血行が促進されるので、免疫細胞を含む白血球が体中にいきわたり、免疫力を高めることができるのです。

食物繊維
食物繊維は排泄を促すので、腸内環境を整える効果があります。そもそも、なぜ便秘をすると免疫力が低下してしまうのでしょうか。その答えは免疫細胞にあります。
私たちの腸には全身の6~7割もの免疫細胞が集まっていますが、免疫細胞は善玉菌によって活性化されます。便秘をすると悪玉菌が増えて善玉菌が減ってしまうので、免疫細胞を活性化することが難しくなります。そのため、食物繊維を摂って腸内環境を整えておくことが、免疫力のアップにつながるのです。

キムチを食べる効果的なタイミング
夜に食べるキムチの整腸効果を最大限いかすためには、夜に食べるのがおすすめ。 腸の動きが活発な昼間は、キムチの栄養分が消化管の中にとどまっている時間が短いからです。 腸の動きが鈍くなる夜に摂ることで、乳酸菌の滞在時間が長くなり善玉菌が増える可能性が高くなります。
自然発酵するキムチには、植物性の乳酸菌が多く含まれ、身体に良い効果をもたらします。

そもそも、乳酸菌には「動物性」と「植物性」の2種類が存在します。
ヨーグルトやチーズに含まれる動物性乳酸菌は、牛乳などに含まれる豊富な糖をエサとして、菌が繁殖しやすい温かい環境で育ちます。
一方、キムチに含まれる植物性乳酸菌は、エサとなる糖が少ない野菜で育ちます。
これは菌にとっては過酷な環境であり、この厳しい環境で育った植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌と比べて強い生命力を持つと言われています。
自然発酵キムチに含まれる植物性乳酸菌は、胃酸や胆汁酸で死滅せずに生きたまま大腸まで届き、腸内をきれいにする効果があると言われています。
特にラクトバチルス属は代表的な乳酸菌で、キムチ1gに9600000個ほども存在すると言われ、腸内環境改善に効果的な乳酸菌と言われています。
腸内環境が整えば、便秘が解消されるほか、自律神経を整え、血行が良くなります。
血行が良くなることで、少し動くだけでも身体がポカポカし、脂肪を燃焼しやすい身体になります。
つまり、キムチに含まれる成分がダイエットに適した体づくりに効果的ということです。

健康にプラスの効果をもたらしダイエットにも効く発酵食品ですが、発酵食品を食べるオススメのタイミングはいつでしょうか。
ズバリ発酵食品は、朝食に食べるのがオススメです。
まずは朝食を食べる習慣を身につけられるということが挙げられます。朝食をしっかり食べておかないと、寝ている間は何も食べられないので脳のエネルギーが不足した状態で出かけることになります。これだと頭が働きません。
また朝食を食べないと体内時計がずれてしまい、せっかく発酵食品を食べても太る原因になります。
発酵食品を朝に食べるとよい理由として、朝は腸の中が比較的綺麗になっているからということも挙げられます。夜の間にある程度腸の中の栄養素は消化されているので、このタイミングで食べると腸内細菌のバランスを整えやすくなっています。

カプサイシンの働き
カプサイシンは末梢血管まで血流を良くしてくれる働きがあるので、身体を温めることができ冷え性の改善が期待できます。 新陳代謝が活発になることで血行が促進され老廃物の排出を促すことにより、疲労回復効果も見込めます。 カプサイシンの持つ辛みは唾液や胃液の分泌を盛んにするため食欲を回復させる効果ももたらします。
カプサイシンは、とうがらしに含まれる辛味成分です。
エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促進して、脂肪の燃焼を助ける働きを持ち、肥満を予防する効果があるとして注目されています。

   <カプサイシンの健康効果>
   ◎肥満を予防する効果
   ◎血流を改善する効果
   ◎高血圧を予防する効果
   ◎コレステロール値を下げる効果
   ◎冷え性を改善する効果
   ◎食欲を増進させる効果
   ◎疲労回復効果
   ◎便秘を解消する効果

   <カプサイシンを含む食品>
   ○とうがらし
   ○ししとう

とうがらしを食べた際に起こる様々な生理現象は、主にカプサイシンの働きによるものです。
体内にカプサイシンが入ると、血液によって全身に運ばれ、脳や脊髄などの中枢神経を刺激します。その刺激が、副腎皮質[※1]に伝わり、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
カプサイシンを摂取すると、体脂肪の分解を促進するアドレナリンがエネルギーの代謝を盛んにします。結果、効率良く脂肪を燃焼させます。
また、カプサイシンがエネルギーの代謝を活発にさせることによって、体温が上昇し、発汗が促進されます。
とうがらしを食べると、体が熱くなり汗をかきやすくなるのは、カプサイシンの働きによるものです。 

キムチの薬味である唐辛子の辛み成分、カプサイシンはアドレナリンを分泌する働きがあり、代謝を高め、内臓脂肪を燃やす効果が期待できます。
また、血流がよくなり体温が上がるため、体の感染症などに対して抵抗力が高くなることにより、免疫力が向上し風邪などを防ぐ効果も期待できます。

●唐辛子、カプサイシンおよび胃/胃がんのリスク
唐辛子に含まれるカプサイシンが痛みの緩和(カプサイシンクリーム)や肺がん、乳がん、結腸直腸がんなどの特定の種類のがんに効果があることを示唆する研究もありますが、他の研究では、辛いもので作られた辛い食べ物を過剰に摂取することが示唆されていますカプサイシンが豊富な唐辛子は、特に胃や胆嚢には良くないかもしれません。 最近のメタアナリシスでは、カプサイシンが豊富な唐辛子を摂取すると、胃がんや胃がんのリスクが高まる可能性があることも明らかになりました。 これらの発見を確立するには、より明確な臨床研究が必要です。 ただし、カプサイシンが豊富な唐辛子を長期間過剰に摂取することは避け、胃がんの危険を避けるために少量から中程度の量で使用することをお勧めします。

唐辛子に含まれる主な活性化合物は次のとおりです。
  ・カプサイシン
  ・ジヒドロカプサイシン
  ・リノレン酸
  ・オレイン酸
  ・p-クマル酸
  ・レチノール
  ・ビタミンC

カプサイシンは、痛みの信号を脳に伝達する神経伝達物質に影響を与えることにより、鎮痛剤として機能します。
しかし、唐辛子とカプサイシンは、癌のリスクへの影響に関する結果が相反するため、長年にわたって論争を呼んでいます。 唐辛子が肺がん、乳がん、結腸直腸がんなどの特定の種類のがんに効果があることを示唆する研究もありますが、カプサイシンが豊富な唐辛子で作られた辛い食べ物の過剰摂取は特に良くない可能性があることを示唆する研究もあります。胃と胆嚢のために。
最近、2020年に、唐辛子の消費と胃/胃がんのリスクとの関連を再度評価するメタアナリシスが発表されました。

調査の主な調査結果は次のとおりです。
中程度から高濃度の唐辛子の摂取は、胃がん/胃がんのリスクが1.96倍増加することに関連していました。
用量反応分析は、カプサイシン摂取と胃がんリスクの増加との間に有意な非線形の関連性を発見し、唐辛子の消費量が多いが中程度の唐辛子の消費量ではない人の胃/胃がんのリスクが有意に高いことを示唆しました。 
このメタアナリシスの結果は、カプサイシンを含む唐辛子の摂取量が多いと、胃がんまたは胃がんの発生率が高くなる可能性があることを示唆しています。 ただし、これらの調査結果を確認するには、より明確な調査が必要です。
研究では、唐辛子を摂取しなかった人と比較して、非常に大量の唐辛子を摂取した人は、胃がんのリスクが17.11%増加することがわかりました。 しかし、XNUMX日あたりの消費量に基づいて唐辛子の摂取量を測定したところ、消費者の間で有意な傾向は見られませんでした。
 メキシコの国立公衆衛生研究所が行った研究では、カプサイシンが豊富な唐辛子の摂取などのさまざまな要因、ヘリコバクターピロリなどの感染性要因、および胃/胃がんのリスクに関するIL1B-31遺伝子型などの遺伝的要因間の潜在的な相互作用を評価しました。 この研究では、カプサイシンを中程度から大量に摂取すると、IL1B-31C対立遺伝子キャリアであり、より毒性の高いヘリコバクターピロリ菌株に感染した遺伝的に感受性の高い個人の胃/胃がんのリスクが相乗的に増加することがわかりました。

免疫力を高めるためにはキムチをそのまま食べよう
より免疫力を高めるには、キムチの食べ方にもひと工夫しましょう。キムチは鍋に入れたり炒め物に入れたりと、さまざまな料理の食材としても便利です。しかし、キムチに含まれる乳酸菌は熱に弱く、加熱すると死んでしまいます。免疫力を活性化するには、キムチはなるべく調理せずそのままで食べたほうがいいのです。
なお、熱で死んでしまった乳酸菌は腸内で有用菌の餌になるので、加熱をしたから効果がゼロになるというわけではありません。
キムチを食べ過ぎると免疫力が下がることも!
美味しいキムチを食べて免疫力もアップできるなら、たくさん食べよう!と思うかもしれませんが、食べ過ぎには注意です。なぜならキムチに含まれるカプサイシンは刺激が強く、粘膜を傷つけて胃腸が荒れてしまうおそれがあるからです。
とくに腸は免疫細胞を活性化させる有用菌がたくさん住んでいるところです。環境を悪化させて悪い菌が増えないようにしたいものです。
また、キムチは塩分も多いので、高血圧をまねくおそれもあります。キムチは適度に食べて、免疫力のアップに役立てましょう。

唐辛子に含まれる主な活性化合物は次のとおりです。
  カプサイシン
  ジヒドロカプサイシン
  リノレン酸
  オレイン酸
  p-クマル酸
  レチノール
  ビタミンC

カプサイシンは唐辛子に含まれる辛味成分で、辛くなります。 唐辛子に含まれるカプサイシンの量は、その種類と栽培条件によって異なります。

他の自然の刺激物とは異なり、通常は灼熱感を刺激または作成するカプサイシンは、痛みの緩和に関連する特定の利点がある可能性があるため、クリームやパッチに使用されます。 これは、カプサイシンによって誘発された最初のニューロンの興奮の後に、以前に興奮したニューロンが広範囲の刺激にもはや反応しない長期の不応期が続くためです。 
したがって、カプサイシンは、痛みの信号を脳に伝達する神経伝達物質に影響を与えることにより、鎮痛剤として機能します。 カプサイシン含有クリームは長年使用されてきました。 さまざまな研究により、癌患者の術後神経障害性疼痛の軽減における局所カプサイシンクリームの適用の利点も示唆されました。
しかし、唐辛子とカプサイシンは、癌のリスクへの影響に関する結果が相反するため、長年にわたって論争を呼んでいます。 唐辛子が肺がん、乳がん、結腸直腸がんなどの特定の種類のがんに効果があることを示唆する研究もありますが、カプサイシンが豊富な唐辛子で作られた辛い食べ物の過剰摂取は特に良くない可能性があることを示唆する研究もあります。胃と胆嚢のために。

最近、2020年に、唐辛子の消費と胃/胃がんのリスクとの関連を再度評価するメタアナリシスが発表されました。
チリペッパーと胃/胃がんとの関連
中程度から高濃度の唐辛子の摂取は、胃がん/胃がんのリスクが1.96倍増加することに関連していました。
用量反応分析は、カプサイシン摂取と胃がんリスクの増加との間に有意な非線形の関連性を発見し、唐辛子の消費量が多いが中程度の唐辛子の消費量ではない人の胃/胃がんのリスクが有意に高いことを示唆しました。 
このメタアナリシスの結果は、カプサイシンを含む唐辛子の摂取量が多いと、胃がんまたは胃がんの発生率が高くなる可能性があることを示唆しています。 ただし、これらの調査結果を確認するには、より明確な調査が必要です。

この研究では、唐辛子を摂取しなかった人と比較して、非常に大量の唐辛子を摂取した人は、胃がんのリスクが17.11%増加することがわかりました。 しかし、XNUMX日あたりの消費量に基づいて唐辛子の摂取量を測定したところ、消費者の間で有意な傾向は見られませんでした。 
研究者らは、唐辛子の大量摂取が胃がん/胃がんの強力な危険因子である可能性があると結論付けました。 ただし、これらの調査結果を確立するには、さらに多くの研究が必要です。

メキシコの国立公衆衛生研究所が行った研究では、カプサイシンが豊富な唐辛子の摂取などのさまざまな要因、ヘリコバクターピロリなどの感染性要因、および胃/胃がんのリスクに関するIL1B-31遺伝子型などの遺伝的要因間の潜在的な相互作用を評価しました。 この研究では、カプサイシンを中程度から大量に摂取すると、IL1B-31C対立遺伝子キャリアであり、より毒性の高いヘリコバクターピロリ菌株に感染した遺伝的に感受性の高い個人の胃/胃がんのリスクが相乗的に増加することがわかりました。

キムチの驚くべき10の健康効果
1. 腸に良い
「キムチには健康に良いプロバイオティクス(体にいい働きをする生きた微生物)が豊富に含まれています」と栄養士のサマンサ・カセッティは説明する。また、同じく栄養士、アリッサ・ラムジーによれば、キムチは腸内細菌のバランスを整え、消化をスムーズにすることによって、腸をさらに健康にしてくれるという。

2. 免疫力アップ
栄養士のジェシカ・コーディングによると、免疫機能は大部分が腸に集中していることから、腸の細菌叢(マイクロバイオーム)が良好な状態にあれば、免疫系の機能が向上するとのこと。つまり、プロバイオティクスを含むキムチは、免疫機能にも有益だということになる。

3. コレステロール値を下げる
具体的にどの成分によるものかは解明されていないものの、日常的にキムチを食べている人は「悪玉コレステロール(LDL)値が低い傾向がある」ことが、過去の複数の研究結果で示されている。

4. 心臓の健康状態を改善
ショウガやトウガラシなどを使うキムチには、抗酸化物質が多く含まれている。そして、サマンサによれば、「ダメージを受けた細胞は病気の進行を加速させるが、抗酸化物質はそうした細胞の活動を安定化させるのに役立つ」とのこと。抗酸化物質を多く取れば、心臓病などの慢性疾患から身を守ることにつながる。

5. 炎症を抑える
プロバイオティクスには、腸内の炎症を抑える効果もあるとみられている。ある動物実験では、キムチに含まれる特定のプロバイオティクスが、腸内で確認された炎症のマーカーを減らしたとの結果が示されている。

6. 脳の健康をサポート
健康な腸が間接的にもたらすもうひとつの効果は、 脳の働きを向上させることだという。ジェシカは、「消化器系を健康に保つことは、脳にとっても重要なこと。それは、腸にある腸神経系が、脳とつながっているため」と説明している。

7. ダイエットにも効果的?
人が食べ過ぎてしまいがちなのは、「味気のない、あるいは退屈な食べ物」だというサマンサによれば、「風味豊かで低カロリー」なキムチは、健康的な量で満足感を得やすい食品だそう。もちろん、キムチを食べるだけで魔法のように体重が減るわけではないものの、健康的なライフスタイルに役立つツールになるという。

8. 眼の健康に良い
キムチは体内でビタミンAに変換される抗酸化物質のβカロテンを豊富に含んでいる。栄養士のミア・シンは、視力と目の健康に重要なこれらの栄養素は、加齢とともにさらにその重要性を増すものだと述べている。

9. イースト菌感染症を予防
「キムチに含まれるプロバイオティクスは、イースト菌感染症(カンジダ膣炎)の予防に役立つと考えられます」とミアは説明する。

複数の研究結果によれば、キムチに含まれる善玉菌にはこの感染症の原因菌に対する抗菌力を持つものがあり、それによって発症リスクが低減されるとみられるという。

10. 血糖値を改善
「糖尿病予備軍」と診断された人を対象に行った小規模な研究の結果、8週間以上キムチを食べた被験者の耐糖能(糖耐性)が、改善していたことが確認されたという。


発酵食品を食べるべき3つの理由
世の中には、キムチやコンブチャなどたくさんの発酵食品がある。ただの流行りで終わってしまったものもあれば、定着したものも。こんなにも発酵食品が人気なのは、その独特な味だけでなく、いわば「食べられる善玉菌」だから。しかも、発酵食品を食べることは、健康にも効果があるだけでなく、ムリなく続けられる。

「発酵というプロセスを経ることで、食物は事前消化が行われる。さらに発酵によって数週間、数ヶ月、場合によっては数年も長期保存ができる」とホリー・デービス。ホリー・デービスはIku Wholefoodの共同創業者であり、シェフでもあり教師。デービス氏は、著書「Ferment」の中で、この健康食品の流行となぜ身体が発酵食品を食べると喜ぶかについての考えを共有している。

発酵は、ピクルスや酢漬けと言われることはあるが、必ずしもピクルスや酢を使ったものが自然に発酵しているわけではない、とデービス。市販のものを買うときは、発酵と書かれているものを探すようにして、殺菌されていないものを選ぶようにとアドバイスする。

1. 発酵食品は体重にも効果がある
現在の研究では、体内の常在菌の遺伝子は体重のコントロール、免疫システムの調整、呼吸器系、消化器系などにも影響するだけでなく、食べた物の栄養素の吸収にも関係している。
2. 発酵食品はビタミンの吸収を助ける

腸内の善玉菌はビタミンB3、B5、B6、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12、ミネラルの吸収を助けるビタミンKの生成を促してくれる。さらに、病気の予防や、消化を助けたり、薬を代謝したり、新陳代謝に影響を与えたりする。

どんな食品でも発酵させることはできるが、発酵に適していないものもある。たとえば、生のジャガイモやルバーブの葉には毒がある。それからブロッコリー、キャベツ、ケール、芽キャベツなどのアブラナ科のものも甲状腺腫を誘発する作用がある。甲状腺機能を抑えてしまう効果は発酵させてもそれは変わらないので発酵には向かない食材、とデービスは説明する。

3. 発酵食品はおいしい
食事の面でも、消化の面でも発酵食品を取り入れるのはよいこと。たとえば、飲み物や調味料として少量を使ってみても。

■キムチダイエットで健康的に痩せる方法
体にいい発酵食品で、健康に効果的な成分がたっぷりと含まれていることで知られています。そんなキムチを使ったダイエットが痩せると評判ですが、具体的にはどんなやり方で毎日の食卓に取り入れたら本当に痩せるのか、よくわからないこともあります。そこで、キムチの痩せる成分、ダイエットを成功させるためのタイミングや量、おすすめの食べ方の目安や効果的なダイエットのやり方などをご紹介。があります。

キムチは、製品にもよりますが、100gで20~46kcalとかなり低カロリーの食品です。糖質も2~5gなので、糖質制限ダイエットをされてらっしゃる方でも心配なく食べることができます。1回に食べる量は、好みにも寄りますが、50~100gほどと考えると、ダイエット食としてはかなり優秀だといえます。ただ、キムチには塩分もわりと量が多く含まれているため、キムチの量を食べ過ぎてしまうと、塩分の摂りすぎにもなってしまいますので、注意が必要です。

植物素材を発酵させる乳酸菌である植物性乳酸菌は、腸内環境をきれいにし、その結果、肌荒れなどの症状も改善し、腸内が正常になることから、基礎代謝もアップし、ダイエットに適した痩せやすい体となると考えられています。

キムチを作る際に使われる唐辛子には、辛味線分のカプサイシンが多く含まれています。このカプサイシン、粘膜や中枢神経を刺激することで、食べたものの消化や吸収を促し、アドレナリンが分泌されることでエネルギーの代謝が活発となります。ダイエットに効果的な有酸素運動を組み合わせることで、さらに減量に成功する可能性が高いと言えます。
キムチの素材として使われる白菜やニンニクに含まれるビタミンB群は、エネルギーの代謝を補う補酵素として働きます。このビタミンB群は、発酵されることで増えることがわかっているほか、加熱しないキムチは、こうした野菜の栄養素が壊されないため、野菜本来の栄養を吸収することができます。つまり、ビタミンBによって新陳代謝が活発となり、血行がよくなり、見た目にも健康的で美肌が実現されていくのです。

●キムチダイエットを取り入れるためのタイミング
栄養成分が豊富なキムチには、食べるタイミングや時間帯によって、期待できる効果が異なります。キムチを食べる際には、この効果の違いを考えて摂り入れると、より期待した効果が得られる可能性が高くなります。

朝のタイミングのキムチは健康にいい
キムチを食べる時間帯として朝のタイミングの場合、いくつかの嬉しい効果が期待できます。たとえば、唐辛子に含まれるβカロテンは、細胞を活性化させる働きがあるため、体内の老廃物を排出し、新陳代謝が活性化され、体内でビタミンAに変化することで粘膜を強化する働きもあることから、風邪予防などにも働きます。朝からキムチの臭いが気になる方は、脱臭の働きがある緑茶などと組み合わせるのもおすすめ。朝の時間から元気になる朝食として、キムチを取り入れてみてはいかが?

昼食時間のキムチで疲労回復効果も期待できる
昼食時間のタイミングでキムチを食べるのも、ダイエット効果のほか、体にいい効果が期待できます。カプサイシンの働きで、エネルギー代謝が活発になるため、仕事中の昼食をはじめ、体を動かす前の昼食などで摂り入れることで、ダイエット効果が期待できるほか、疲れた体の疲労を回復する効果も期待できます。昼食時間のタイミングでキムチを摂り入れる際は、目的に応じて食事の組み合わせも考えながらメニューを考えましょう。

キムチは夜が効果的といわれる理由
キムチを摂るおすすめの時間帯として、夜のタイミングに食べると効果的だと言われています。その理由は、夜の時間帯にキムチを食べると、キムチの優れた成分のひとつである植物性の乳酸菌が、善玉菌として腸内で増える可能性が高くなるからだと言われています。つまり、夜の時間帯のタイミングにキムチを食べた後、寝ている間に腸内に植物性の乳酸菌がとどまるため、朝、目が覚めると腸内環境がよくなる可能性が高くなるというわけです。キムチを食べるタイミングや時間帯は、毎日、食べたいと思ったときがおすすめのタイミングであり時間帯であるといえそうです。

●辛子の効能、死亡リスクを下げるって本当?
唐辛子の効果は死亡リスクを下げる。中国発の論文だからといって、質が悪いなんて思う人はかなり時代遅れです。中国の研究者は積極的に海外の医学専門誌に投稿を行っていますし、海外留学で医学の研究を行っている人も日本人よりはるかに多いのです。
今回の論文はBMJ (British Medical Journal イギリスの医師会雑誌でかなりクオリティが高いものです)に掲載されていますので、それなりの評価を受けたものであることは間違いありません。
論文の内容、
  ○辛い料理を一週間に一回も食べない人より、2日程度は辛い料理を食べた人の方が死亡リスクが10%低下
  ○週に3回以上辛い辛い料理を食べる人は辛い料理を食べない人より14%死亡リスクが低下
  ○辛い香辛料は唐辛子がもっとも摂取されていた
  ○これらのデータは男女で差はなかった
  ○アルコールを飲まない方が辛いものと死亡リスクの低下は強く関連していた

つまり唐辛子系の辛い食事をアルコール抜きで週3回以上食べれば死亡リスクが低下するという話になりますよね。

唐辛子には目がなくて、鍋物はむろん、煮付け、漬物に至るまで唐辛子を大量にふりかけてしまう人も少なくない。唐辛子は、中南米および西インド諸島原産のナス科の植物であり、数千年前から食用として栽培されてきた。世界中に広めたのは、1493年に新大陸を発見したコロンブスである。現地で偶然に発見した唐辛子(先住民のインディオは痙攣(けいれん)や下痢の治療にも利用していた)をスペインに持ち帰ったのである。わが国に伝わったのは16世紀後半である。さて、この唐辛子に含まれるカプサイシンにはさまざまな効能がある。体温上昇ならびに発汗、脂肪の燃焼、胃粘膜の刺激による食欲増進、辛味によって塩分が少なくても薄味と感じさせない、などなどである。まず、カプサイシンは肝臓に蓄積されているグリコーゲンのグルコースへの分解を助ける。そして、このグルコースと遊離脂肪酸が燃焼することで体温の上昇や発汗をもたらすのである。
 また、カプサイシンによる脂肪の燃焼効果によって、腹部の脂肪が減少したとする報告がある。これはカプサイシンによって副腎が刺激され、アドレナリン(副腎から分泌されるホルモン)の分泌が高まった結果、脂肪組織で脂肪から遊離脂肪酸への分解が促進されたことによると考えられる。

七つの味に込められた力
うどんや蕎麦にひとふり、みそ汁にひとふり、牛丼にひとふり・・・
 食卓にさりげなく登場する「七味唐辛子」は、ぴりっとするアクセントを与え、食欲を増す香りが広がります。ところで、七味唐辛子に入っているものをご存知ですか?唐辛子をはじめ、陳皮(ちんぴ)、ケシの実、胡麻、山椒、麻の実、青じそ、青海苔、しょうが、菜種…これらのスパイスがバランスよく調合されています。お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、七味唐辛子は必ずしも7つの香辛料からできているとは限りません。
 七味唐辛子は江戸時代に“からしや徳右衛門さん”が病気を治す薬(当時は漢方薬)を食事に取り入れることはできないかと考えたのがはじまりです。昔は、材料を個々に置いておき、お客さんのリクエストに応じて調合しながら、材料ひとつひとつを説明してくれるサービス特典付きで、自分だけのオリジナル七味唐辛子が出来上がるスタイルになっていました。
 江戸の薬研堀で生まれた七味唐辛子は関西にも広がり、関東では蕎麦(そば)に、関西ではうどんに合うように異なる調合で流行しました。蕎麦はうどんに比べつゆが濃い味なので、関東の七味唐辛子はより辛く、関西は辛味とともに香りも楽しんでいたようです。

  
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七味唐辛子に使われている食材にどんな効果があるかというと…
・唐辛子
辛味成分カプサイシンが胃液の分泌を促し、消化吸収を助け、食欲増進効果があります。また、血行促進作用もあるので、体を温め、肥満防止効果も期待できます。さらに、赤色はカロテンなので抗酸化作用もあります。
・陳皮
みかんの皮を乾燥させたもので、中国の香辛料のひとつ。みかんの皮には、毛細血管を強くするビタミンPが多く含まれています。動脈硬化予防にはうってつけの一品。
・ケシの実
アンパンの上によくかかっているのをよく見かけます。未熟な果実はアヘンやモルヒネの原料にもなるため、麻薬取締法で一般栽培は禁止されています。脂肪分を多く含み、カルシウムなどのミネラルも豊富です。精神安定や鎮痛効果が期待されます。
・胡麻
良質なたん白質を含み、ビタミン、ミネラル類も豊富な栄養品。話題になったセサミンは、抗酸化作用に優れ、動脈硬化予防や肝機能の改善にも効果があります。
・山椒
うなぎの蒲焼の薬味としてしばし登場する香辛料。辛み成分のサンショオールは、胃腸の働きを活発にしてくれ、食欲増進作用があります。
・麻の実
七味唐辛子の中で一番大きい粒が麻の実です。がんもどきやいなりずしに入っていることもあります。さわやかの香りとかすかな辛みにプチプチとした食感が特徴的。しかし、若い葉は大麻取締法によって一般の栽培は禁止されています。亜鉛が入っているので、皮膚炎の予防になります。
・しそ
ビタミン・ミネラルが多い香味野菜のひとつ。とくにカロテンが多く積極的にとりたい野菜です。香り成分のペリルアルデヒドは、抗酸化作用と防腐作用があります。
・のり
EPAを含むため、血流促進作用があります。
・しょうが
辛味成分のジンゲロールは血流を促進してくれるので、身体をあたためてくれる作用があります。抗菌作用があるので風邪予防に効果的です。また抗酸化作用もあるのでガン予防が期待されます。
・菜種
オレイン酸やリノレン酸という脂肪分が多く含まれています。この脂肪分は血中コレステロールの上昇が少なく、酸化しにくいため健康によい脂肪分とされています。
 ひとつひとつの食材のもつ効果が複数組み合わさって、食欲を増す香りとともに病気を予防してくれる魔法の粉なのです。といっても、少量ずつの摂取になると、全ての効果が得られるとは限りません。食材の組み合わせにもよりますが、代表的な組み合わせによる七味唐辛子の効果は、肥満予防・風邪予防、抗酸化作用が期待されます。
ただし、香辛料というのは料理の美味しさを引き立たせるものであって、あくまで多量に食べるものではありません。辛いものを食べ過ぎると味覚がマヒすることもあるので、脳が辛味を感じ、香りを認識できる程度にふりかけることが大切です。
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 七つの味に込められた健康を願う思いは現代まで受け継がれ、七味唐辛子は日本の代表的な香辛料になったのです。

■キムチで免疫力を高めよう
キムチに含まれている乳酸菌は生きて腸まで届き、腸内の善玉菌を増やします。 そして腸内の善玉菌が増えることで、腸の環境改善へとつながります。 また、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中しています。 そのため、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるのです。



韓国人に低い大腸がん
韓国を代表する伝統発酵食品・キムチ。整腸作用による便秘予防、さらに大腸がん予防効果が期待できるなど、韓国人の健康維持に大いなる助けとなっているという。キムチの栄養、機能性および抗がん効果について
釜山大学食品栄養学科・キムチ研究所当研究所ではキムチの機能性に対して多くの研究をしてきました。キムチは二一世紀の健康機能性食品として台頭してきています。これは緑汁(緑黄色野菜汁)ががんを予防して免疫を増強させ、老化を抑制し便秘を予防するなど多くの機能性を持つことに起因します。

しかもキムチはこの緑黄色野菜としての機能だけではない。乳酸菌数がヨーグルトと同等かそれ以上あります。それらの乳酸菌や有機酸・食物繊維などの働きで整腸作用を促し、便秘・大腸がんおよび高血圧・糖尿病などの予防に大いに作用します。キムチの整腸作用に関して私たちの行った研究では、「キムチの摂取によって人体に有益なキムチ乳酸菌の数が留意に増加し、逆に有害酵素などが減少する」という結果を得ました。韓国人のキムチ摂取と低い大腸がん発生頻度の関係を示唆する結果といえます。

また、キムチは血清コレステロールの量を減少させ動脈硬化を予防します。ビタミンC・βカロチン・クロロフィルなど抗酸化物質を多く含み、老化抑制・美容増進にも効果が期待されます。

そうしたキムチの材料を分解して見ていきましょう。

主材料は野菜。韓国で採れる大部分の野菜を使いますが、中でも最も多く食べられているのが白菜キムチです。そのほか、若大根・キュウリ・ネギ・高菜・ゴマの葉・桔梗・ニラ・ゴボウ・青唐辛子・ケール・海産物・カボチャなども使われています。キムチの主材料は、熱量が非常に低く、ビタミンおよびミネラルなど生理的調節作用を示す物質の含有量が多いのが特徴です。

副材料は、トウガラシ粉・ショウガ・ニンニク・塩辛および牡蛎(カキ)など。

それぞれ見ていくと、トウガラシの辛い成分であるカプサイシンは、胃液の分泌を促進させるだけでなく殺菌作用もあり、適当な量が使われるときは抗がん効果および免疫細胞の活性を増進させることが知られています。最近ではダイエット、持久力増進などの効果も分かってきました。ダイエット効果は、キムチに使用され適当に熟した時に、特に大きくなります。

ショウガに含まれるジンジャーロールは、血液循環によい効果があり、発汗作用と抗菌作用もあります。

ニンニクには強力な殺菌効果、活力増進および神経安定効果があります。またニンニク中のアリシンと硫黄物質にはがん予防および抗がん効果があることが報告されています。

塩辛は、魚介類の肉・骨・内臓・卵などを塩蔵し酵素により分解熟成させたもの。キムチによく使われるエビ塩辛はカルシウム含有量が多く低脂肪で淡泊な味が特徴です。しらす塩辛は熱量・脂肪分が高く、必須アミノ酸・カルシウムを多く含んでいます。

牡蛎は海の牛乳といわれるほど栄養価が高く、タンパク質・糖質・ビタミンB群の含有量に優れています。

キムチは副材料の添加によって機能強調が自由にできます。ビタミンC強化、食物繊維強化などで、「抗老化キムチ」「美容増進キムチ」、また抗がん活性が大きい物質を強化して「がん予防キムチ」などを開発することができるわけです。

キムチにはヘルシーフードとして大きな可能性があり、今後は世界的な食品に発展していくものと考えています。

余命3カ月のガンを克服!驚くべき「食の力」
食生活を変えたら余命3カ月のガンが消えた
31歳の時に余命3カ月のガンを宣告された私は、人生の最期を楽しみたいと、車椅子を使い飛行機でパリへと旅立ちました。印象派の画家、クロード・モネが愛した「ジヴェルニーの庭園」とモネの絵をもう一度見ておきたいと思ったからです。

奇跡のような出来事が起きたのは、モネの庭園を訪れた帰り道のことでした。抗ガン剤の副作用で口の中がカラカラに乾いていた私は、水の代わりにモンマルトルのマルシェ(市場)で購入した、大嫌いなトマトをかじるはめになったのです。しかし、その瞬間、砂漠のように乾いていた口内が唾液で潤い、味覚障害だったはずの舌が甘酸っぱさを感じました。このとき、生まれて初めて、食べることは生きることだと気づいたのでした。

この出来事がきっかけとなり、その後、フランスでフレンチを、中国で薬膳を学び、気づけば余命3カ月のガン告知を受けてから17年が経っていました。現在は鎌倉でオーガニック薬膳の料理教室を主宰しています。

人間の体はいろいろな部品でできていて、それを操作するのは食材の力です。体にいいものを食べていれば、どの部品も正常な働きをしてくれるため、めったに故障は起きません。

白湯を飲んで胃腸を目覚めさせよう
私の料理教室の生徒さんには、「朝にはまず、白湯を飲みましょう」と話しています。白湯とはいったん沸かしてから湯冷まししたもので、温度は60~80度が適温です。

冬は熱めにし、夏はぬるめにすると飲みやすいでしょう。ぬるま湯程度の人間の体温に近い温度の白湯は、ゆっくりと胃腸を目覚めさせ、全身の血流を促してくれます。そうして、朝の食べ物を受け入れる準備をするのです。

また、お肉などの動物性たんぱく質や脂質を取るときには、ほんの少しだけ工夫をします。酸化した脂質を体に残しておくとさまざまな病気の引き金になってしまうので、その日のうちに掃除しておくことが肝心です。

お肉を食べたときは、締めに生野菜のサラダをたくさん食べます。焼肉を食べるときには、まずキムチを食べます。乳酸発酵食品のキムチには、腸の働きをよくしてくれる働きがあるからです。特に、大根キムチのアミラーゼと白菜キムチのグルタミン酸をお腹に入れてからお肉を食べると、消化がぐっとよくなります。

焼肉をいただいたあとは、ヨーグルトと白湯を摂ります。お肉をいただいた夜は、白湯をたくさん飲んで寝ます。こうすると翌朝はスッキリと目覚めることができるのです。

体はそのときどきの調子に合わせて食材を欲しているものです。たとえば、紅茶のアールグレイの香りづけに使用されているベルガモット。今から500年以上も前、コロンブスがカナリア諸島で原木を発見し、スペインやイタリアに広めたといわれています。ベルガモットの香りは鎮静作用と高揚作用の両方をあわせ持ち、精神のバランスを取って安定させる働きがあります。

キムチ対ガン細胞
キムチの成分にはあらゆるガンに効く
強力な抗がん作用があることが判明
キムチは今やアメリカや、ヨーロッパでも自然食品、健康食として人気を集めている。
そのアメリカで、韓国の国立釜山大学の朴健栄教授(食品栄養学科)が、専門雑誌にキムチに関する論文を発表、この中でキムチに抗がん作用があることがガン細胞を使った実験で判明した事実を明らかにし、そのことがテレビでも報道されたいへんな評判になった。

熟成3週間が最高の効能乳酸菌が各種ガンに効く
この実験で使われたキムチは塩分濃度が3%、温度5度、各段階に熟成させた白菜キムチだった。
また発ガン性物質はがん細胞が突然変異でできるとされることから、人体の発ガンに
85%の相関関係を持つといわれる突然変異誘発実験系がもちいられた。
実験の結果、キムチの抽出物質に発ガン性物質による細胞の突然変異の誘発を抑える効果が見られたのである。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は突然変異性、抗がん性、病原体に対する免疫性を
高めることが分かっているが、キムチに大量に含まれている乳酸菌にも同様な効果があり、結腸がん、白血病の細胞に対する抗がん作用もあることが認められた。
もっとも抗がん効果の高いキムチの熟成度は、熟成3週間が最高で、あとは徐々に落ちていく。

薬味のトウガラシとニンニクにも強い抗がん効果
キムチに欠かせない刺激の強いトウガラシは胃がんなどを誘発すると疑われたこともあるが、この実験ではトウガラシの量に関係なく、突然変異の誘発性は認められず、
むしろ発ガン物質に対しては、細胞の突然変異を抑える効果があることがわかった。
またキムチ作りに大量に使われるニンニクだが、こちらの方はすでに抗がん効果のあることは知られている。
この実験でもキムチづくりに2%のニンニクを使った場合、発ガン性物質による突然変異の誘発を60%抑えることが分かり、ニンニクから取り出した有効成分、リノール酸の一種であるメチールリノレートが突然変異に対して強い働きを示すことも判明した。
この物質には大腸がん、胃がん、骨肉ガンの細胞の成長を抑える効果も認められた。
ニンニクのもう一つの有効成分であるアリシンにはネズミの腫瘍が大きくなるのを阻止する作用があることも判明した。
本格的なキムチにはイワシやアミ、カキなどの魚介類の塩辛がふんだんに使われるが、この実験では塩辛を使ったキムチとそうでないキムチとの差は見られなかったという。
人間の体にキムチが良いことは、この実験からも良く分かるが、キムチのそのものに抗がん効果が高いのは、あくまでも十分に発酵、熟成したキムチに限られる。
これらのキムチを利用した各種料理はすでに多いが、キムチそのものでなくても、キムチに使われているトウガラシやニンニクなどの薬味に抗がん作用があるので、キムチはやはり抗がん食品といえよう。

「キムチ」の優秀性が改めて確認された。韓国の白菜で漬けたキムチが日本の白菜で漬けたキムチに比べてはるかにおいしいだけでなく、抗がん効果も優れているという研究結果が出てきた。

釜山(プサン)大食品栄養学科のパク・ゴンヨン教授研究チームは韓国の代表的な全南(チョンナム)・海南(ヘナム)産の白菜、日本の代表的な茨城・愛知産の白菜を比較した「韓国および日本の白菜を利用したキムチの品質特性およびがん予防効果」という研究論文を26日に発表した。

この論文によると、韓国産の白菜で漬けた後4週間熟成させたキムチの弾力性は53.5%で、日本産(41.4%)を大きく上回った。また、熟成した韓国産白菜キムチの総菌数は日本産より少ないものの、酸味と炭酸の味を出す乳酸菌数は日本産より多く検出された。

特にAGS人体胃がん細胞を利用した実験では、6週間熟成させた韓国産白菜キムチのがん細胞成長抑制率が57-77%と測定されたが、同じ期間熟成させた日本産白菜キムチは40-60%にとどまった。HT-29人体結腸がん細胞を利用した実験でも、韓国産白菜キムチのがん細胞抑制率は62-73%、日本産は52-63%と、韓国産白菜キムチの優れた抗がん効果が立証された。

パク・ゴンヨン教授は「韓国産の白菜は日本産より水分が少ない半面、栄養分は多く含有しているため、こうした結果が出たようだ」とし「韓国がキムチ宗主国になるしかない理由を再確認した」と語った。

韓国料理は欧米に比べ大腸がん発症を60%下げる
野菜、魚、大豆などが多く含まれる韓国人の伝統的な食事が、大腸がんにかかるリスクを60%ほど低下させる研究結果が発表された。

 国立がんセンターがん疫学予防研究部のキム・ジョンソン博士チームが、大腸がん患者923人と一般人1846人を対象に、日頃の食事習慣と大腸がんの発症リスクの関連性を分析し、4日に発表した内容によると、韓国の伝統食や健康食を多く摂取した集団は、そうでない集団に比べ、大腸がんにかかるリスクが60%以上減少した。今回の研究では韓国の伝統食は野菜、ジャガイモのような根菜、キノコ、豆、魚や、味噌、醤油、コチュジャンなどの調味料が多く含まれている料理であり、健康食は果物や野菜、牛乳、乳製品が多い献立だ。これ比べ、欧米食は赤身肉や加工肉、炭水化物などが多く含まれる特徴を持つ。

 研究チームは、今回の研究で、参加者に普段食べる食材106を選ぶようにして、この食材を栄養源によって再び33の食品群に分類した後、食物の摂取の程度に応じて韓国伝統食、西欧食、健康食などに、食事の類型を区分した。その結果、韓国伝統食と健康食を多く摂取した上位33.3%は、少なく摂取した下位33.3%に比べ、大腸がんの発症リスクが60%以上も減少した。

 研究チームは、「大腸がんの発症リスクを高める西欧食には、簡単に食べられるハンバーガーやピザ、パンなど、高炭水化物類と加工肉のような特定の食品が多く含まれている。韓国伝統食と健康食が大腸がんの発症リスクを低下させる理由については、さらなる研究が必要だが、二つの類型共に大腸がんのリスクを下げることから、様々な食品群をまんべんなく食べることが大腸がんの予防に重要と思われる」と分析した。今回の研究結果は、国際学術誌の「医学」最新号に掲載された。

キムチの中のヤンニョム野菜が抗がん効果を高める
韓国農村振興庁は、キムジャン(キムチの漬け込み)の季節を迎え、世界の5大健康食品の一つとされるキムチに関する新しい研究結果として、キムチの材料であるニンニク、ショウガ、トウガラシ粉、ネギがキムチの発酵菌によって発酵され、抗がん効果を一層高めることがわかったと発表した。

農村振興庁の研究チームによると、キムチの主要発酵菌であるLeu.mesenteroidesを使用して、ニンニク、ショウガ、トウガラシ粉、ネギ(以下「ヤンニョム野菜」)をキムチの適熟状態(約pH4.2)で発酵させた後、胃がん細胞(MKN45)に添加したところ、発酵しなかった場合に比べ、約4~10%のがん細胞の成長抑制効果があったという。

キムチは韓国を代表する発酵食品であり、キムチに関する研究も活発に行われ、キムチの抗酸化効果や抗がん効果、老化防止などキムチの優秀性に関する多くの結果が発表されているが、キムチの主材料であるヤンニョム野菜に関する研究はあまり行われていなかった。キムチの優秀性はハクサイと様々な材料との相互作用に起因するため、農村振興庁の研究チームはキムチの中でヤンニョム野菜が発酵した時、抗がん効果にどのような影響を及ぼすのか研究・調査した。

抗がん剤として知られるCis-platinと生のヤンニョム野菜、発酵したヤンニョム野菜を胃がん細胞に添加してみたところ、Cis-platinは79%のがん細胞の成長抑制率を示した。また、ニンニクは発酵前の47%から発酵後は51%に、ショウガは29%から38%に、ネギは38%から48%に、トウガラシ粉は46%から56%へと、がん細胞の成長抑制率が高まり、ヤンニョム野菜がキムチの材料として発酵されると、抗がん効果がさらに高まることがわかった。

また農村振興庁は、他の研究で、白菜キムチの発酵期間によって、がん細胞の成長抑制効果が異なり、特に、適熟期(約pH4.2)の白菜キムチで最も高いがん細胞の成長抑制効果があることが明らかになり、従って、キムチを適熟期まで発酵させればキムチの材料が相互に作用して抗がん効果を最も高めることがわかった。

農村振興庁は、韓国を代表する健康発酵食品であるキムチに関する体系的かつ科学的な研究を今後も強化するとともに、キムチの優秀性を立証して世界に広く伝え、韓国におけるキムチ研究の中心となるよう取り組んでいく考えを明らかにした。 

韓国農村振興庁は、キムジャン(キムチの漬け込み)の季節を迎え、世界の5大健康食品の一つとされるキムチに関する新しい研究結果として、キムチの材料であるニンニク、ショウガ、トウガラシ粉、ネギがキムチの発酵菌によって発酵され、抗がん効果を一層高めることがわかったと発表した。

農村振興庁の研究チームによると、キムチの主要発酵菌であるLeu.mesenteroidesを使用して、ニンニク、ショウガ、トウガラシ粉、ネギ(以下「ヤンニョム野菜」)をキムチの適熟状態(約pH4.2)で発酵させた後、胃がん細胞(MKN45)に添加したところ、発酵しなかった場合に比べ、約4~10%のがん細胞の成長抑制効果があったという。

日本では、年間5万人近くが死亡している胃がん。一方韓国では国の予防医療が成功
日本人の胃がん発症率は欧米諸国の約5倍にものぼり、今も年間4万9千人の方々が命を落としています。
胃がんの原因の99%を占めているのはピロリ菌で、胃の中に存在する細菌です。これは日本人にも、欧米人の胃の中にも発生しますが、両者ではピロリ菌の特性が全然違うんです。
欧米人の胃の中にピロリ菌がいたとしても、起こす病気は十二指腸潰瘍が多いので、潰瘍になってから除菌しても遅くないんです。それに対して、日本人と韓国人の胃の中にピロリ菌がいる場合は、高い確率で胃がんを作るんです。

東南アジアも、胃がんが発生することはあるのですが、確率としては低いですね。残念ながら、ここまで胃がんの発生率が高いのは、日本と韓国に偏っている。
でも日本の中でも、発生率がものすごく低い場所があるんです。
沖縄です。下のグラフは胃がんの死亡者数を都道府県別に比べたものですが、ダントツで少ないでしょう。

  

かつては「沖縄は塩分摂取が少ないし、ストレスも感じにくいから…」なんて言われていたんですけど、違うんです。沖縄の方々の胃の中にいるピロリ菌は、胃がん発生の毒性が少ない、欧米型などのピロリ菌が多かったんです。

ピロリ菌は人の胃にしか感染しない細菌です。ですから、胃がんリスクの高い菌が多く感染している地域で感染した人は、胃がんリスクが高くなってしまうんです。

元をたどると、朝鮮半島を渡って日本に住み着いた人たちの胃の中にいるピロリ菌が、一番悪いんです。世界的に見ても、樺太あたりの東シベリアと、朝鮮半島、中国の東側、そして日本。そのあたりで胃がんの発生率が、ものすごく高い。
朝鮮半島からの移動とピロリ菌の分布は、ぴったりと合うんですよ。ですが、今はみんな飛行機で世界中を移動していますし、世界規模での交流、定住がある。そこで、どんどん混ざってきてしまっています。

「早く、日本人の胃の中にいるピロリ菌を全滅させてくれ!」「何をやってるんだ日本は!」と。あくまで冗談交じりでですがね。これだけ胃がん発生のリスクが高いピロリ菌感染を撲滅しないで何しているんだ、という彼らの思いは、話をする度に伝わってきます。

がん予防のために何か心がけていることはありますか? 
“笑う”と免疫力が上がるというお医者さんの話を聞いたことがあり、笑顔を
心がけています。実際に笑顔でいると、元気になり、免疫力アップの効果があると感じ
ています。
またがん予防のためには食生活が大切と考え、塩分を控えています。塩分を控えると、素材の味を感じや
すくなり、食の教育にとっても大事だと思います。

子宮がんの予防には
食生活から・・
・免疫力を高める食べ物が有効です。発酵食品(納豆、キムチ、チーズ、ヨーグルト等)が良いとされています。
活性酵素を取り除くベータカロチンを含む人参、抗酸化作用のあるトマト、ペプチドががん予防に有効と言われている大豆製品、辛味成分が有効な大根なども良い食品です。
・高カロリーな食事を改め、食物繊維を多くとる事も有効で、ゴボウやキャベツも良いとされます。

子宮頸がんの予防法として、ヒトパピローマウィルスの予防接種があります。(定期接種の対象は中学生となっています)
子宮体がんは、ホルモンのバランスが関係しているため、食事の工夫やストレスをためないことが大切です

がんは予防できるのです
①早寝早起き・・・充分な睡眠をとる ②野菜多く食べる ③たばこ吸わない ④お酒を飲まない
早寝早起きは何でいいの?
寝ると成長ホルモン出る午後10時から午前2時に一番多く出る
 からだをつくる
  *身体の成長
  *細胞の損傷を修復
  *疲労回復

野菜をたっぷりとること
塩からいもの・こげ・カビはひかえよう。
野菜  ――→  1日350グラム 

睡眠
「睡眠時間がスポーツのパフォーマンスにどう影響するか」という調査によると、毎日睡眠時間をしっかりとることによって反応課題に対する時間が短縮し、気分が改善しやる気がでたという結果がでたそうです。水泳選手では、自己ベストを更新。テニス選手は短距離ダッシュの成績が向上し、ショットの正確性が改善される結果がでました。また、バスケット選手ではスタートダッシュのスピードがどんどん速くなり試合への集中力は格段にアップ、フリースローもたくさん入るようになったとの記録がのこっています。錦織選手は「アスリートにとっては寝ることも仕事のひとつです」と体調管理に睡眠は欠かせな
いと話しています。
スポーツをがんばりたいあなた。あなたの睡眠時間は?
夜の時間、テレビやゲームなどをして過ごしている時間があるのなら、その時間を削って睡眠時間を多くとるだけで競技力をより伸ばせる可能性があります。
目覚めをうながし、午前中のエネルギーになる  ――→  朝ごはん