ヒマを見て進めていた日本刀の下地研磨ですが、やっと細名倉まで来ました。

 

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細名倉は日本刀の下地研磨の最終工程です。

中名倉で砥石目は消したので、比較的スムーズに進みます。

 

 

画像からは分かりませんが、ここまでくると薄っすら刃紋が見えてきます。

 

当方は人工砥石を使用しているのですが、天然の名倉を使うともっとキレイに刃紋が出ます。

 

 

 

 

砥石は、今回初めてナニワの細名倉を使用しました。

 

 

日刀保の研修時に、無鑑査の先生から「悪くはない」と教えて頂きました。

 

#2000なので、細名倉としては粗目なのですが研磨力があるので、現代刀や新々刀には良いかも知れません。

 

ただ、使いだしてすぐは目詰まりするので、小まめに水で流す必要があります。

 

 

 

日本刀の研磨というと天然砥石というイメージがありますが、下地研磨までは全て人工砥石で進める事ができます。

 

細名倉以外は1本5000円くらいなのでお財布にも優しいですね。

※細名倉は22000円でした。

 

 

自分でやってみると改めて感じるのですが、やはり日本刀の研磨というのは特殊ですね。

 

なんの指導も受けていない人が包丁研磨のつもりで研磨してしまうと大変な事になります。

 

 

現代刀職展のノミネート者のHPを調べて、HPから申し込むのがおススメです。

 

そのレベルの職人に頼めば「刀を壊される」なんて事はないですからね。

 
 

 

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当分、これしか売り物がありません・・・
 
陸軍受命刀工の丹羽兼久の刀です。
 
軍刀としては少し長めで、68cmもあります。
 
古研磨ですが、まだキレイなので、少し使用してから研磨に出すと良いかも知れません。