始末。
断ち切る、とか
終わらせる事、の意味
で使う事が多いけれど
（断ち切る、の代表格は捨てる。）
読んで字の如く、
始まりから終わりまで、
の意味もあり
使い始めた
布の命を全うさせるよう
心がける事も始末。
私は今年
布の始末、進められていて
余り布の命にようやく
火が灯る様子
目の当たりにしてる。
（昨年作った黒もあるんだけど。）
写真は
そもそも買う時から
始末の事を考えていた布の
余り等（赤いのは着物）で
試行錯誤しながら、
でも簡単に、
今年作った
プルオーバー達。
（最初の数枚はスムーズ。
だけど後半分は反物の幅
足りなかったり、で工夫。）
（その後・・・
記録したのはこの時の
ピンクのが最後だけど
この後更に
９月下旬には白も。）
断ち切る
という言葉に合わせて
切る、事の
重さと責任についても。
自分が本当に着たい
形の服作る為に
型紙使用して
絶対にそれも使い切ると
決めて裁断し、生まれた
無数の小さな端切れを
２０２２年
昨年、縫い繋いで
ワイドパンツにした。
（ワイドパンツ
現行版は２種有り、袴みたいに
太いのと反物の幅ので、共に
型紙無しで作る直線断ちの。
中でこれは太い方。）
色んな形で、数も多くて
大仕事だったから
やはり
私はこの先
型紙無しで
なるべく布目に沿った鋏しか
入れたく無いな、と
改めて
鋏を入れる事の責任
実感したし
これは
ひとつずつ作る内に
心が固まった結果、
なのだけど
顔周りはスッキリ
無地が良い私は今年
まだ大きく残る生地では
まずは上半身用の服を作り
そこで出た
端切れはやっと自由に
使えるじゃない？と
プルオーバー作りに
精を出す事に。
（無地、は最優先ね。）
シンプルな作りのおかげで
着るとラインに張りが出て
肌との間に隙間出来る服は
真夏でもなんと数日着られ
洗濯の回数は多く無いけど、
する際には他の色物同様に
液体石鹸（合成洗剤でなく
石鹸を液体にした物。）で。
最新作の白は
まだ着てないけど
他の白物と同様に洗浄力
強い粉石鹸で洗う。
どちらにしても
家の他の洗濯物と同様に
全て石鹸で洗う。
で、ここからは
洗濯を石鹸でする事と
私の生地選びがマッチ
していて嬉しい、
という話へ。
この繊維たちは全て
生き物の細胞の集まりだから
合成洗剤の宣伝文句
にある
たん○く質分解酵素、は
人体由来の汚れも落とすけど
大事な繊維を構成する細胞の
大部分を占めるタンパク質も
壊してしまうではないの？と。
（赤はウール。他は麻か綿麻。
畳んであるのを開くとおおよそ
正方形で、着ると角等がパリッ。
それで肌との間に隙間出来る。）
（白以外は全てセットアップに。
なぜってワイドパンツの余り布で
作っているわけだから。で、
白の話は今度。成り立ちが驚きよ。）
（９月２９日追記）
（この本の２２ページ。マイワイド
パンツ２種に合わせ丈を少し短く作る。
本では木綿・・・手拭いなので写真の
ようにストンと落ちるデザインになる
けど、私が作ったのは張りがあるのと
モデルさんより小さいので雰囲気異なる。（
ちなみに
今日の他の写真は
６月２１日の余り。
始末、では
潔さも大事だろうけど
ちょっとは頑張りたい私。
大事に
最良の使い道探った
肌触りの良い生地が
良い形でその命を全う
出来ますように。
細胞が壊れてしまう事を
永遠に避ける事は叶わない
所に布の美しさあるにせよ
見事に朽ちる、為の
手伝いはしたい気持ちが
始末、かな。