名前は変わらないのです。
その朱や黄色やピンクの
あどけない姿を失ってもなお。
燈(ともしび)は、
傍目には一旦尽きていて、でも
その中心に沸る(たぎる)のは
花としての誇り。
花である事の誇り。
いつものように
名前を忘れてしまって
調べました。
ランタナ。
5月から11月が花期。
本来は多年草。
暖かい国の花で、寒さには弱い。
でも、そこには
戸外の冬を咲いたまんまで
七変化(色が変化)しながら
過ごしきれた事に
満足しているように見える花が
広がっていた。
冬には成長を止めるそうだから
その省エネ戦略が
近年の暖冬の助けも借りて
功を成したのかな。
・・・なんちゃって。
一冬を咲いたまんまで。
枯れるエネルギーさえ
省いたのかも。
(こちらはこれから咲きそう。
その力は残ってる?)
枯れるタイミングを逃して。
いや、葉はもうぼろぼろ。
枯れているのだろうけど・・。
どのような姿でも
私は私のまま。
名前は変わらない。